受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開成中学校

わが家の受験

N.Kさん お子さんの名前 Nくん

 息子は、新4年生の2月よりサピックスにお世話になりました。勉強すること自体は嫌がりませんでしたが、何をするにもスローで、入室時から入試直前まで課題をこなすのに精いっぱいでした。ですから、サピックスの教材以外の問題集などには、とても手が出ませんでした。
 4年生のときは、ゲームに熱中することもあり、親子の衝突もありましたが、5年生のころから次第に主体的な学習になっていきました。テストの結果に一喜一憂しないようにと何度も保護者会で言われていましたが、なかなかできないことでした。6年生になって息子は受験を意識したためか、マンスリーテストなどで極度に緊張し、手が震えるようになりました。そんな息子を見ているうちに、一喜一憂しなくなりました。思うような点数が取れないときは、本人がいちばん落ち込みますので、どう励まそうかと考えるようになりました。
 いちばん大変だったのは、6年生の秋にSS特訓が始まり、過去問を解くようになったころでした。やるべきことが山ほどあり、優先順位がつけられず、先生に学習の仕方を教えていただきました。10月には学校行事もあり、睡眠時間が7時間を切る日も多くありました。すると、合格力判定サピックスオープンで、今までしたことのない類いのミスが多発しました。睡眠時間は大切と、親子で反省し、特に入試直前期は8時間以上確保するように心がけました。
 息子は暗記があまり得意ではなく、漢字でも苦戦しました。社会の歴史では漢字練習をしているにもかかわらず、テストで書けないこともしばしばありました。先生にご相談すると「くさらずにがんばって練習すると、いずれ結果が出るようになります」と言われ、入試まで練習し続ける覚悟ができました。
 過去問を解いて提出すると、先生方が熱心に添削してくださいました。国語は問題のとらえ方、書き方など、多くのことを教えていただきました。入室当時は苦手だった国語が最後に得点源になったのは、先生方のご指導のおかげです。
 保護者会では、時に応じて大切なアドバイスを頂きました。受験直前は「これからの最重要課題は、体調管理です」と言われました。私は受験とは過酷なものと思っていましたが、冬期講習終了後は、穏やかに過ごしました。適量を食べ、十分に睡眠をとり、お風呂などでリラックスしました。みずから勉強するようになり、精神的にも成長してきた息子が、本番でやってきたことを発揮できれば、それで良しと思いました。
 結果、受験校すべてに合格を頂きました。サピックスの先生方、本当にありがとうございました。校舎の受付の方々は、先生への質問などを正確に取り次いでくださり、助かりました。サピックスで学んだことを親子ともども大切にし、充実した中学生活を送りたいと思います。

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