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最新中学入試情報
進学校 ▶ 開成中学校
勉強の仕方は人それぞれ
R.Sさん ●お子さんの名前 Mくん
次男がサピックスに入ったのは新4年生の最初から。二つ上の兄も同じ時期から通っていたため、入室はごく自然な流れでした。次男は好奇心のかたまりで、好きなことには想像を絶するほどのめり込む一方で、関心のないことには頭を使いたがらない性格です。3年生のころからプログラミングや情報処理にはまって難しい資格を取得し、高学年になるとパソコン上での作曲という新しい趣味まで加わり、私の理解をはるかに超えた生活をしていました。ただ私には、こうした能力を伸ばしてほしいという強い思いがありましたので、兄のサポートは妻に任せっきりでしたが、弟は趣味と勉強の両立を基本方針とし、私がサポートを担当しました。
得意な算数と理科は、最後まで本人任せ。算数は「基礎力トレーニング」を、理科は「デイリーステップ」と「コアプラス」を毎日やること以外は、ほとんど口を出しませんでした。サピックスの授業にもきっと集中していたと思います。一方、社会と国語はまったく続きません。気がつくと、パソコンやスマートフォンを見ています。そのため、私の役割は「限りある集中力を何に使うか」を考えることであり、国語は「デイリーチェック」の漢字、社会はテキストの復習、「コアプラス」「アトラス」、歴史年表、「知識の総完成」(土曜志望校別特訓)、歴史の「ステップアップカード」、「データバンク」(夏期講習)、重要人物・地名のまとめ(6年生後期)などからやることを書き出し、会社から帰宅後に、やったかどうかだけをチェックする毎日でした。社会は最後まで覚えられないことがたくさん残りましたが、「ほかの子も努力しているなかで、真ん中くらいを維持できるのはすごいこと」と励ましながら、何とかモチベーションを保ち、多少は自信がついた状態で本番を迎えることができました。
家庭での勉強時間は本当に少なかったと思います。それでも何とかなったのは、サピックスの授業とテキスト以外に一切手を出さなかったからだと思います。繰り返し学べる「らせん状」のカリキュラムは、その日に学んだことを復習できっちり定着させることが苦手な次男にぴったりでした。ほかに目移りする理由はまったくなく、本当にサピックスを信頼しきっていました。私の与える毎日の課題は、日によってはあっという間に終わってしまうときもありましたが、次から次に与えてもきりがないと割り切り、早く終わったからといって別の課題を追加でやらせることは基本的にしませんでした。本人が稼いだ時間は、本人が使えるようにしたかったということもあります。「やらされること」を極度に嫌う性格の子には、ある程度、このような腹のくくり方も必要かなと思います。
趣味を貫き、受験を乗り切った次男は、今、自分の時間をさらに充実させています。中学でも好奇心を大切に、好きなことにもっともっと、のめり込んでいってほしいと思います。
2022年度中学入試 受験体験記 |
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