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最新中学入試情報
進学校 ▶ 慶應義塾普通部
不屈の精神でつかんだ土壇場からの大逆転勝利
K.Hさん ●お子さんの名前 Rくん
わが家の受験は、息子自身の最後までやり抜く強い意志と努力、そして全力で応援した家族みんなの力が結集し、全勝という最高の形で幕を閉じました。
3年生の秋に力試し目的の模試でかろうじて切符を得て、本人が貫徹すると誓ったうえで決めたサピックス入室。従前のリビング学習から、自室で集中したいとの本人の希望で遊び部屋を改修し、祖母と親で机とベッドを購入し、環境を整えました。
みずから情報収集のうえ「慶應に行く」と自分で決めた4年生の終盤。ただ、客観的に慶應は夢のレベルで勉強法のてこ入れが必要でした。家族で相談し「6年生までに成績が今のままなら、父と本格的に家庭学習をする」と約束しました。
5年生まではサッカーがメインで、学校と地域の代表チームのかけ持ちでした。4年生は最低限の課題を流す程度で、5年生で少し勉強量は増えましたが、成績は中~下で低迷。それでも塾は続けたいとの意志は強く、授業は集中して臨んでいました。これがその後の学力の土台となりました。
あと1年となっても成績は不変で、常に私が寄り添いました。本人の意思でサッカーもお休みし受験一筋の生活です。教材整理から始め、年間学習法を参考に時期ごとの優先順位を確認。苦手分野や失点の原因分析を行い、先生にも相談しつつ弱点克服に努めました。それらをもとに授業の復習を軸に毎週予定表を作成しました。濃密な計画でしたが、息子はこつこつと愚直に取り組みました。
わが家は、親による直接指導はほぼしていません。その分、先生の指示を忠実にこなすため補佐役に徹しました。また、家族で大学に行き、写真を撮ったりグッズを買ったりと、息抜きも心がけました。慶應のみならず、受験生の親向けの文献も読みあさりました。
成果は徐々に表れましたが、模試の結果に家族で一喜一憂し、本当にいろいろと議論(衝突!?)しました。ただ、本人の慶應への意志は一貫して固く、冬期講習のころにはみずから主体的に優先順位を考えて勉強するようになり、成長を強く実感しました。
迎えた1月校本番の前日、深刻な試練が訪れました。感染症ではない珍しい病に侵され、3週間も寝たきりになりました。親は受験どころではなく、早く元気になることだけが願いでした。一方、本人はもうろうとしたなかでもけっしてあきらめず、2月初めは慶應を受験する旨、入院先の医師に直談判していました。
1月末。幸いにもなんとか病を克服し、土壇場での退院。ただ、3週間も床に伏せていたため激痩せして別人のようでした。慶應は筆記に加え面接と体育実技があります。体調がとても心配ななか送り出しましたが、受験できただけ幸せなことと心底思いました。
結果は慶應W合格。退院翌日の1月校の追試含め全受験校合格を勝ち取った息子を、心から誇らしく思います。息子には、受験生活や受験期に経験したあらゆることを胸に刻み、今後も飛躍していってほしいと思います。
最後になりますが、この場を借りてすべてのお世話になった方々に心より御礼申し上げます。
2022年度中学入試 受験体験記 |
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