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- 2022年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡
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最新中学入試情報
進学校 ▶ 甲陽学院中学校
親の学び、子の自立
W.Yさん ●お子さんの名前 Kくん
「わぁ、受かってる? 受かってる! 番号間違ってない?」
併願校受験からの帰路の電車内で、夫からの連絡に思わず声を上げた息子。簡単な受験などないと思いますが、わが家にも紆余曲折がありました。
両親共働きで、家庭学習といえども親がかかわることが難しい家庭環境。それでも親としては思わず口を出さずにはいられない、それがわが家のつまずきでした。
幸いなことに、本人は最初からサピックス大好きで、親のほうも同年代より精神的に未熟なわが子に目をかけてもらいやすいサピックスに全幅の信頼を置いていました。
通塾期間でいちばんペースを乱したのは3年生から新4年生に移る時期でした。3年生の間だけ他校舎に移ったのですが、元の校舎に戻るタイミングで、友だちや先生が変わったことや学習内容にも少し抽象的なものが増えてきたことが重なり、本人もどうしていいかわからない状況だったようです。このときだけは親がじっくりかかわって、一緒に内容を確認しました。半年ほど補助をしましたが、自然と学習ペースは取り戻せたようでした。
一方、5年生でスランプになったときには、違う対応が求められました。親のほうで対応しようにも、答案の書き方など気になる点が多すぎて、けんかが増えただけでした。そのころ、親が気づいていなかった本人の成長を先生から教えていただき、一度サピックスのやり方に任せてほしいと連絡を頂きました。中学入学後は自立が求められることを見据え、親のほうも疲弊していたのでお任せすることにしました。その後、生き生きと自分から勉強に取り組み始めた姿には本当に驚かされました。
家庭学習は大切ですし、とにかく関西の中学受験では詰め込んで子どもを鍛えるようなことがよいとされがちです。でも、子どもの発達段階と同じように親のほうも成長を求められることを痛感しました。また、そのことをきちんと指摘してくださったサピックスの先生方には本当に感謝しています。受験生活でのつまずきを通じて、子どもの自立する姿を感じられましたし、子どもの育ちには本人の描く志が最高の栄養になるのだな、と思いました。
2022年度中学入試 受験体験記 |
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