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最新中学入試情報
進学校 ▶ 武蔵中学校
勉強は家族みんなで和気あいあいと
M.Iさん ●お子さんの名前 Rくん
サピックス入室時、母親としては中学受験を始めることに迷いがありました。息子本人は、もともと計算やパズルが好きな、遊び感覚で勉強を楽しむ子だったので、「受験競争に参加することで、勉強の純粋な楽しさを忘れてしまうかも」と心配したためです。
しかし、4年生の夏から入室した息子は、それまでやったことのない問題を前にしても興味を示し、こつこつと勉強を続けていきました。そのころは、課題を全部こなすことよりも、基礎を固めることに重きを置いて進めていました。長時間の勉強は集中力が続かなかったため、一日2~3時間程度と決め、その時間のみ集中して一気に問題を解いていました。
勉強を見守るときに大事にしていたのは、本人が「楽しい」と感じる余白を残して終わらせるようにしていたことです。苦しい努力よりも、楽しくて夢中になる経験をさせてあげたいと考えていました。
算数はもともと得意だったこともあり、すぐ自分から難問に手を出すようになりました。計算に関してはしっかり量を解きましたが、すでに解ける問題が多いため、算数にはなるべく時間を割かず、代わりに空いた時間で、苦手意識のあった国語の記述問題を毎日1問ずつ解くようにしていました。
理科・社会の知識分野は遊び感覚で取り組みました。国語に関しても、耳慣れない熟語やことわざ・慣用句に関してはカードを作り、弟や妹とみんなでカルタ遊びのようにして吸収しました。
6年生になってからも、学校のお友だちと遊んだり、ゲームをしたりする自由時間は、上限を決め、しっかり取っていました。本人の意向で、学校にも第一志望校の受験日前日まで通い、日常生活を大切にしていました。
息子に関しては、そうしたほうが、めりはりがついて勉強のやる気が出るようでしたし、何より、こちらがあれこれと口出しをして制限しないことが、親子の信頼関係につながっていたように思います。
主人も私も、クラス昇降に関しては、家庭学習のやり方を振り返る指標にしてはいましたが、執着したことはありません。合否に関しても、結果より過程を重視するようにしていました。
やらされる勉強は続かないと考えていたので、とにかく勉強の楽しさを忘れないこと。親子、家族の絆が深まることを最大の目的として、受験に取り組んでいました。
結果的に第一志望の学校に合格できましたが、本人が「受験が楽しかった」と言ってくれたことが、何よりもうれしいです。
勉強は一生続けていくものですが、親子でここまで一緒に何かをがんばれる機会は今後ないかもしれないと思うと、本当に貴重な経験ができ、いまでは中学受験にチャレンジしてみてよかったと思っています。
ほかのやり方をまねせず、自分の子どもをよく知って、その子に最も適した方法を考え、見つけてあげることが大切だと感じます。
2022年度中学入試 受験体験記 |
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