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進学校 ▶ 聖光学院中学校
ゲームもYouTubeもやめられないあなたへ
A.Oさん ●お子さんの名前 Sくん
「全部落ちたら、YouTube見るのはいっさいやめてね!」
試験前日、母は叫んでいた。6年生になったらゲームとYouTubeをやめるという宣言も虚しく、最後までそれらの合間に勉強をしているのではないかと疑うほど、どちらにも時間を費やしていました。
合格できたのはひとえに彼のサピックスへの愛のおかげでしょう。3年生の夏に入室してすぐに授業に夢中になり、土曜志望校別特訓やSS特訓が始まってからは、ますます楽しみにしていました。「行ってきます」の代わりに「無双してくるね」と言って出発するなど、ゲームと同じぐらい真剣に授業に取り組んでいました。席替え制度も気に入って、大好きなライバルと隣になることを目標に一戦入魂していたようです。家で遊んでしまうなら、授業でできるだけ詰め込んでしまえばよいのです。入室したら、乗せ上手な先生に乗っかって授業を満喫すること。受験校決定も、大好きな先生の口車に乗っかり、大好きな友だちと「全員でグランドスラム決める約束をした」と楽しそうに報告し、迷う間もなく偏差値を気にするでもなく流れに乗りました。
勉強は苦行ではなく、受験期間は修行ではないのです。何でも楽しんだ者勝ちだと、子どもから学びました。そして何をやめるかではなく、何をするかが肝心なのでしょう。
そんな彼の家庭学習算数編。授業で解いた問題の復習は、解き方を理解するまで見続ける。目で解く算数。SS特訓が始まってからは開成中の対策プリントを1週間で3回は繰り返し解き、8割取ることをめざしていたようです。算数をしている間はゲームと同じくらい静かだったので、算数はよくさせていました。その甲斐があって、偏差値も安定していました。
国語は俗にいう酷語でした。読解も、「どこを読み違えれば、この答えになるのだろう?」という珍解答もしばしば。そんななか、サピックスに電話で相談するたびに、どこか良いところをほめてくださいました。そのおかげで本人は苦手意識もなく取り組め、いつの間にかいちばん好きな教科だと豪語するようになりました。
理科と社会は、保護者会で先生がおっしゃっていた、テストで間違ったところをまとめたノートを作り、直前まで何度も見直しました。間違った理由、どうすれば正解が出せたのか、作問者の意図は何だったのか。あこがれの学校の校長先生のことばどおり、「誤答は宝」ノートです。
振り返ってみると、どの教科もサピックスの授業の問題と指示された課題、言われたことのみを、できるだけこなしてきた3年間でした。
最後に、いちばんの僥倖はサピックスで学友と切磋琢磨するなかで心が大きく育っていったことです。学力だけではなく、探究心や社会性も身についたように思います。そして、親よりも息子を信じてくれていた先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
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