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進学校 ▶ 筑波大学附属駒場中学校
大願成就への道のり ~ピンチは最大のチャンス~
S.Iさん ●お子さんの名前 Yくん
去る2月5日、熱望校である筑波大附駒場中より合格を頂き、わが家の中学受験は大団円を迎えました。体験記という貴重な場をお借りして、大願成就への道のりを少し振り返ってみたいと思います。
息子は幼いころから野球が好きで、自然な流れでチームにも入団しました。サピックスへは3年生の春に入室しましたが、4年生までは野球が生活の中心であったように記憶しています。そのため成績は上位のこともありましたが、お世辞にも安定しているとは言い難い状態でした。
そんな息子にとって最大のターニングポイントとなったのは、5年生の春です。すべてがお休みになるという未曽有のピンチでしたが、野球のために勉強時間が不足気味だった息子にとっては、最大のチャンスでもありました。友だちに会えない、好きな野球もできない、というストレスフルな日々のなかでもひたむきに努力を続けた成果は如実に表れ、夏以降は上位をキープできるようになりました。私が「この子は、筑駒を狙える」という確かな手応えを感じたのも、このときです。成績が安定しているから野球も続けられるという好循環が生まれ、結局、最後の組分けテスト直前までプレーできました。
息子は、サピックスが大好きでした。確かな指導力を持ちつつ個性的で親しみやすい先生方、長年の実績に裏打ちされた質の高い教材、切磋琢磨しながら同じ目標に向かって歩む仲間…すべてが、息子を大きく成長させてくれたと思います。特に国語の先生には、連日質問教室で遅くまでご指導いただき、感謝してもしきれません。厳しいことばが並ぶ過去問添削には、密かに私が心を折られましたが(苦笑)。このような環境は願って得られるものではなく、本当に恵まれていました。
瞬く間に時は流れて、2022年。ここで再びCOVID–19オミクロン株の急拡大という試練が訪れます。感染リスクを考えると、対面授業への参加は断念せざるを得ませんでした。しかし、5年生春の厳しい状況を乗り越えてきたせいか、ほとんど不安はありませんでした。あの時期がすべての布石であった…というのは考え過ぎでしょうか。
2月3日、試験を終えて出てきた息子の表情は、実に晴れやかでした。やるべきことはすべてやった、という充実感でいっぱいだったのでしょう。その表情を見たとき、一丸となって取り組んできたわが家の中学受験への道は間違っていなかったと、胸が熱くなりました。
そして迎えた合格発表のとき。筑駒の発表は息子自身が最初に見ると、家族で決めていました。待ちに待った午後3時、パソコンに合格者一覧が表示された直後に「あった!!」と大きな歓喜の声。息子の長い長い旅路が、終わりました。
最後になりましたが、サピックスの先生方をはじめとして、息子の中学受験を支えてくださったすべての方に深い感謝の意を示したいと思います。皆さまのお力添えのおかげで、今日ここに1人の筑駒生が誕生しました。
2022年度中学入試 受験体験記 |
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