受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 筑波大学附属駒場中学校

大好きなサピックス

Y.Oさん お子さんの名前 Iくん

 サピックスに入室したのは新6年生の春期講習からと、かなり遅れてのスタートでした。新型コロナウイルス感染症の流行拡大による小学校の休校やサッカーチームの活動停止でできた空き時間で始めた通信教育がきっかけとなり、中学受験に興味を持ち始め、5年生の冬に本人の希望・意思で中学受験をめざすことを決定したのです。サピックスという塾がどういう塾かも知らずに、GS特訓を受講するために受けた入室テストに合格したので入った、という感じです。
 入室時、理科と社会の偏差値は30台で、真ん中より少し上のクラスでのスタートでした。それでも、サピックスの教材や授業、システムが息子にはぴったり合ったようで、マンスリーテストでは毎回、上限のクラスアップをめざして取り組んでいました。6月からはサッカーチームも休会して勉強に専念し、5月に初めて上位クラス入り、6月には最上位クラスになることができました。夏休み中から入試直前まで、12歳の子がここまで勉強できるのか、というくらい勉強していました。家庭学習のスケジュール管理やテキストの保管などもすべて自分1人でやっていました。親としては本番まで体力が持つのか心配でしたが、ただただ見守っていました。
 入室時から算数の成績は良かったのですが、10月以降、テストでのミスが目立つようになりました。保護者個別面談では、苦手な国語の話題になると思っていましたが、先生方からはいちばん得意な算数でのミスを指摘され、先生方はよく見てくださっているな、と感じました。「基礎力トレーニング」を毎日時間を計ってミスなく解くように、それを入試の前日まで続けるように、とのアドバイスを頂き、それを実践しました。次第にミスは減り、安定して得点できるようになりました。
 SS特訓は特に楽しみにしていて、毎回友だちと点数を競い合って、今日は○○くんが1位だった、ということを楽しそうに話してくれました。親としてはSS特訓は長時間であるし、席次が替わるのも精神的に参ってしまうのではないか、と心配していました。ところが始まってみればとても楽しそうで、正月特訓では「1月1日はなぜサピックスが休みなんだ」と怒っていました(笑)。そのくらい楽しかったようです。子どもに対して固定観念を押しつけてはいけないなと、あらためて思いました。
 息子はサピックスが大好きで、直前期は感染予防のためオンラインでの受講を勧めましたがどうしても嫌だというので、最終日まで対面で授業を受けました。仲間と一緒に楽しく、そして競い合って勉強できたこと、そのうえで「合格」を勝ち取れたことに感謝しています。最後に、サピックスの偏差値はうそをつかない!!と断言したいです。入試直前はやはり入試当日に何かあったら、と不安に思いました。しかし、終わってみれば全勝。偏差値はうそをつかないと実感しました。スタートが遅くても、十分に巻き返しは可能です。サピックスでの学習を信じて、自信を持って挑戦してください。楽しい中学受験生活をありがとうございました。

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