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最新中学入試情報
進学校 ▶ 筑波大学附属駒場中学校
最後まであきらめなかった自分へのご褒美
K.Hさん ●お子さんの名前 Rくん
息子がサピックスに入室したのは、1年生の終わりからでした。当時、兄が6年生で室長から、「兄弟で一緒に通える貴重な1年」ということばに共感し、通塾することになりました。低学年時は通塾負担も低く、ほかの習い事を続けながら楽しく通っていました。その間に、将来志望校になりそうな学校の文化祭や体育祭を巡っていました。
息子は算数好きで、国語はほとんど本を読まないために苦手でした。それでも低学年では国語の問題も解きやすく、テストではメダルを頂いていました。次第にサピックスの算数男子らしく、自然と開成中、筑波大附駒場中をめざすようになっていきました。
5年生の歴史が始まるまでは成績も安定していたのですが、次第に覚えるべきことも増え、国語も難しくなってきて、4教科の成績がそろわなくなってきました。それでも算数は好調なため、最上位クラスはキープしていました。
6年生になり、理科と社会の暗記が不十分で、国語は成績が乱高下するようになりました。6年生1学期には、筑駒をめざすには難しい順位となりました。他方、算数は『中学への算数』で灘中の問題を目にするたびに、チャレンジしてみたいという気持ちを募らせていたようです。
夏を乗り切り、2学期から過去問を開始、あわせて各種サピックスオープンを毎週のように受験していました。合格力判定や学校別のサピックスオープンでも、算数で点数を取っており、国語は乱高下、理科・社会も点数が取り切れない状態が続いていました。何より第一志望の筑駒の試験とは相性が悪く、2回とも合格可能性は50%を割り込み、志望校を再考する必要があるような状態でしたが、子どもは絶対に受けるといって聞きませんでした。
12月になり、子どもの決意が固いことを確認したので、それならば、ということで、点数の取れない筑駒の理科・社会・国語を中心に解き直しを進めました。また、算数少年の本望として灘を受けたいとのことだったので、さまざまなリスクを考慮したうえで、冬休みに入ってからは自宅学習時間の大半を灘の算数と理科の過去問対策にあてました。
本来であればバランスよく4科の成績を取りに行くべきなのですが、わが子にそうした器用なことはできないと思ったので、潔く算数一本勝負、あとは受験者平均をめざすという戦略で試験に臨みました。結果、灘に合格し、その弾みで渋幕も乗り切りました。2月の東京の受験校では通用しないのではとの一抹の不安がありましたが、それもなんとか乗り切れました。そして最後の本命、筑駒では、これまで点数が出なくて苦労した理科・社会で点数をほぼ取り切ることができて、合格を勝ち取ることができました。受けもせずにあきらめるより、自分の決意を曲げずに貫き通したわが子は強かったです。そして、その自分を信じる気持ちが運を開き、最後に大きなご褒美を頂いたのだと思います。
ここまでわが子を引き上げていただいたサピックスの先生方に、感謝申し上げます。
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