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最新中学入試情報
進学校 ▶ 逗子開成中学校
長くて一瞬のような中学受験
Y.Kさん ●お子さんの名前 Hくん
2月5日の最後の入試を終えて、息子が初めて満面の笑みで試験会場から出てきたとき、私もやっと安堵の胸をなでおろしました。覚悟していたとはいえ、第一志望校には合格できず、前日に家族で涙したばかり。最後は会心の出来で受験を終えることができ、明るい気持ちに戻れました。
息子がサピックスに入室したのは新4年生準備講座からでした。父親は単身赴任、母親も正社員として毎日忙しく働く家庭で、ほとんど勉強のサポートをしてあげられず、修了時までほぼ中位クラスに留まっていた息子でしたがサピックスの授業を楽しみ、コロナ禍でも受験前の最後まで対面で授業に参加しました。
6年生の夏前までは「第一志望校は大丈夫でしょう」と先生から言われて安心していたのですが、みんながギアを上げてくる夏から息子は失速、勉強するふりをして、ゲームにふけていることに私はしばらく気づきませんでした。成績は下降の一途、先生からのことばも、どんどん厳しくなっていきました。ゲームのことがばれて、親に「もう隠れてゲームはしません」と言ってはまた繰り返すなど、本人もスランプでもがいていたようです。
冬が近づいたころ、第一志望校や受験を予定していた何校かを訪れ、キャンパスを歩くなどしたことで、ようやく息子は迷いを捨て、エンジン全開とすることができました。この学校に入りたい、という気持ちを強くし、12月のサピックス最後のマンスリーテストでクラスを戻し、冬期講習・正月特訓では、怒濤の快進撃を見せました。受験前日の先生からの激励電話では「やっと受験生の顔になったね」と、ことばをかけていただきました。
結果は第一志望校の合格には届きませんでしたが、1月の受験では特待合格、2月本番では第二志望としていた学校にも合格し、他校も合わせて5勝2敗となりました。
もう少し早く息子が目を覚ましていたら、第一志望校も合格できたかもしれません。親も忙しいとはいえ、もう少し息子に寄り添えなかったのかと悔やみました。それでも、6年生夏以降の成績不振から試験直前に立ち直り、第一志望校を受験するレベルまで最後は学力を戻し、がんばったと先生からたたえていただきました。紆余曲折はありましたが、最後まであきらめずがんばり切ったことは、きっと6年後に生きてくると思います。
進学先は第二志望校の攻玉社中と最後に合格を頂いた逗子開成中とで迷いましたが、最終的に本人が決めました。長くて大変だった中学受験の勉強も、入試が始まってしまえば一瞬で過ぎてしまったように感じています。サピックスに通った時間は一生の力になるでしょう。先生方、受付や警備員の方、本当にありがとうございました! 最後に、試験会場に先生方が応援に来てくださると受験生は心強いので、新型コロナが落ち着くことをお祈りしています。
2022年度中学入試 受験体験記 |
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