受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

合格までのデコボコ道

J.Mくん

 ぼくは、2月3日に麻布中の合格発表を家で待っていました。午後3時、自分の番号を合格者一覧に見つけて合格を知り、感無量の喜びを味わい、家族で抱き合いました。
 ぼくが合格するまでの道のりは、デコボコしかありませんでした。5年生で麻布中の自由な校風にあこがれ、麻布を意識し始めましたが、サピックスオープンでは5年生・6年生ともに合格可能性30%という絶望的な記録を打ち立てて、心のエンジンに火が灯りました。
 夏期講習では死ぬ気でがんばり、問題を解いて復習することを繰り返し、塾が終わってのろのろ帰宅せずに急いだり、寝る前にその日の復習をしたりして、勉強時間を増やしました。すると、夏期講習が終わって少しすると成績が上昇し始め、理科・社会だけではなく、算数も大きな「戦力」になり、国語も上昇しました。そして2回目の学校別サピックスオープンでは麻布中の合格可能性が80%になり、第2回合格力判定サピックスオープンでは偏差値が67を超え、絶好調でした。
 しかし、成績の良いテスト結果が続いたため、完全に油断をし、勉強に臨む姿勢がゆるくなりました。
 そのため、最後のマンスリーテストでは、偏差値が53で、麻布と9も離れてしまいました。しかし、そこで立ち直れたのは室長や担当の先生のことばがあったからでした。テストの結果発表後、すぐに校舎に電話をすると、そのときもその後も、室長や担当の先生に厳しいことばや励ましのことばをそれぞれもらいました。
 ぼくはそのことばを受け止め、その後、本番までの期間の勉強を精いっぱいがんばりました。初歩的な間違いはメモして二度としないようにし、1月は毎日のデューティーを作り、全教科の授業の復習を怠りませんでした。
 最後まであきらめない努力によって、受験校のすべてから合格を勝ち取ることができました。
 先生方や家族、ぼくの受験にかかわってくれた方に感謝の思いを伝えたいです。本当にありがとうございました。
 後輩の皆さんもがんばってください。

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