受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

ぼくの3日間戦争

M.Yくん

 2月3日、この日、第一志望校に向かうぼくの足取りはとても軽やかで、自信に満ちあふれたものだった。
 2日前、ぼくは第一志望校である麻布中を受けた。この学校の問題は何が出るのか予想しづらく、会場に着くまで不安や緊張で心がいっぱいだった。しかし、本番ではいつも以上の力を発揮して問題を解くことができた。翌日2月2日、同じく第一志望校である神奈川県の学校に自信を持って臨んだ。しかし算数の問題が「ハ? コレナニイッテンノ?」と試験中に思ってしまうほど超難しく、手応えは初日のときほど…とはいえなかった。そしてこの日の午前、ぼくは第二志望校を受けた。激励電話の際、算数の先生に「前に受けた学校のことは考えない。これから受ける試験に集中しろ」と言われたとおり、今までのことは考えずに校舎へ向かった。正直、前日と前々日にBタイプ(応用・発展)の問題を解いてきたのでAタイプであるその学校は授業での演習のように受けることができた。その後、ぼくは某中華料理店で午後2時に出る2日に受けた学校の結果を見た。スマートフォンの画面に現れたのは見たくない3文字だった。親には「まだ麻布があるから」と落ち込んでなさそうに振る舞ったが、結果に落ち込むとともに、内心では受かっているのか本当に心配だった。合格発表は1時間後で、合格者は合格証書をもらわなければならないため、学校へ電車で移動した。午後3時が近づいてきたので一度電車を降りて合否を確認することにした。「あった!!」。インターネットの合格発表掲示板にぼくの受験番号があった。念願の学校に合格でき、ぼくの3日間の戦争は「勝利」という形で幕を下ろした。
 ぼくを「合格」まで導いてくださったサピックスの先生方、サポートをしてくれた家族のみんな、今まで本当にありがとうございました。受験生の皆さん、最後まであきらめずに自分とたたかって合格を勝ち取ってきてください!
 ―祈☆合格―

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