「あ、あった!!」
　２月３日午後３時５分、少し遅れて出た第一志望校の合格発表。結果は予想どおり、合格だった。それは、解放感であったと同時に、派手な麻布中で過ごすことへの期待でもあった。
　ぼくが麻布をめざしたきっかけは、４年生のころに行った文化祭だった。塾では割とおとなしかったぼくだったが、小学校ではものすごくうるさいほうだった。髪を染めてうぇいうぇいやっている麻布生が楽しそうに見えたのだ。
『麻布合格の鉄則』

①麻布は字が汚いと×にされる学校なので、相手に伝わるようにていねいに字を書くこと。

②ＳＳ特訓の席順は、意外と合否にかかわるので、しっかり気にすること。

③麻布中の学校別サピックスオープンは本番より難しく作られているものなので、結果がどうであっても落ち込まず、最後まであきらめないこと。（ちなみにぼくは合格可能性40％と60％だった）

④ぼくは本番で理科の五大栄養素をカルシウムと答えてしまいましたが、麻布は案外Ａタイプで差がつく学校です。しっかり「コアプラス」をやり、また土曜志望校別特訓と平常授業も大切にすること。（友だちもカルシウムにしたらしい）

⑤弱点克服をできるだけ早めに。６年生の前半（まだ時間がたっぷりある）までに過去のテキストを復習すること。

⑥得意科目でケアレスミスをしないように、ふだんから心がける。

⑦過去問の直しは算数と理科を復習する。また社会はＳＳ特訓の授業の考え方をしっかり覚え、国語は主題をつかみ、最初のほうの記述はしっかり点数を取る。

⑧本番は、緊張しても問題に入り込む。

⑨諸君よ、がんばれ!!