受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 本郷中学校

二刀流での挑戦

K.Tくん

 ぼくは、都立中等教育学校と私立の両方を受験すると決めてがんばってきました。都立と私立とではまったく試験の内容が違うため、サピックスの先生には「『二兎を追うものは一兎をも得ず』になってしまうかもしれないよ」と言われました。
 しかし、ぼくは将来の夢や中学でやりたいことを考えたときに、どちらも行きたい学校だったので、大変かもしれないけれど「二刀流でがんばる!」と決めました。サピックス生のなかではレアケースかもしれませんが、どんな学習に取り組んだのかを紹介したいと思います。
 まずがんばったのは、国語の授業を通して、作文力を磨きました。都立は適性検査といって、国語も算数も社会も理科もすべての要素が詰まった問題に記述で答えます。その複合的な内容に文章で答えなくてはいけません。サピックスの国語の授業だけでなく、適性検査対策テキストに夏休みから取り組み、添削をしてもらいました。
 そして、算数の要素が大きい問題については、割合計算や桁数の多い計算、また長い文章の複雑な問題を解いてきたことが役に立ちました。理科の要素や時事的要素が入った問題も、サピックスの算数で鍛えられた力が役に立ちました。
 そこまでして、二刀流でがんばってきましたが、都立の試験結果は不合格でした。
 でも、ここで身につけた記述力や思考力は、中学生になっても社会人になっても絶対に役立つと思っています。
 ぼくは、本郷中に入学します。勉強も今までのように続けたいけれど、運動はもっともっとしたいです。そんなぼくには、雨でも体育をやる!という文武両道を掲げる本郷中は、とてもぴったりなのではないかと思っていて、学校生活が楽しみです。
 ちなみに、見学に行ったときも、生徒たちが部活でがんがんボールを蹴ったり投げたりしていて、とても楽しそうでした。そんな中学校生活がいいなと思う受験生には本郷中をお勧めします。ぼくの大好きな立派なグラウンドで待っています。

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