受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 海城中学校

サピックスとの一生の思い出

T.Oくん

 2月4日、学校から帰ってくると、海城中に合格したことがわかった。喜びのあまり立ち尽くしていた。信じられないと感じ、受験番号を間違えているのではないかと、何度も疑ったほどだ。
 ぼくがサピックスに入室したのは4年生の冬期講習からだ。周りの子と比べれば遅い入室だった。その遅れた分を取り戻そうとするも、その差に失望し、勉強に身が入らず、初めは60近くあった偏差値が50近くにまで落ちてしまった。しかし、6年生の夏期講習になり、このままではまずいと感じ、特に苦手だった理系科目はサピックスで解いた問題を何度も解き直した。また、理科の「コアプラス」確認テストで、とてつもなく低い点数を取り、先生に注意を受けてからは、どの教科でも基礎が大切なことに気づき、それからは基礎にていねいに取り組んだ。
 直前期は、算数は新たな過去問を解くよりも、入試問題の最初に出やすい基礎問題や、小問でも大問でも問われることのある立体切断の問題を重点的に解いた。国語は問題を解くところまではいかなくても、一日に一つは文章を読み、文章に慣れるようにした。理科は「知識の20題と50題」「知識の総完成」を何度も見直して、知識を定着させた。社会は得意科目だったので、理科と同様に知識の定着に重点を置いた。
 そして、迎えた2月1日の海城入試。千葉の学校に多数合格していたため、気持ちを落ち着かせて受けられたが、結果は不合格。2月3日は1日より偏差値が高く、あきらめかけたが、海城に入りたいという強い気持ちを持つことで合格できた。
 すばらしい授業をしていただき、質問にたくさん答えてくださったサピックスの先生方には、とても感謝しています。本当にありがとうございました。皆さんも合格できるよう、あきらめずに歩み続けてください。

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