受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

動じないぼくと、うるさい弟とサピックス

M.Tくん

 新5年生の3月に初めて受けた入室テスト。サピックスで配られた「驚異の合格実績!」のチラシを見ながらの帰り道、「サクラカゲってなんかよさそうだね」と言うぼくの隣で、双子の弟は「マフもいいんじゃない?」と言っていた。名門校の名前も知らずに受けたテストは社会が35点で偏差値37、4科目では偏差値52。ここがぼくのスタート地点である。
 5年生の4月からサピックスに通い始めたぼくだが、授業を2回受けただけで、新型コロナのため、対面授業は休止、配信動画での勉強となった。
 当時、小学校も休校、サッカーやピアノ、書道教室など、ほかの習い事もすべて休みとなり、ぼくの目の前には、サピックスから送られてくる大量の教材だけがあった。読書をしても数ページで眠くなってしまうぼくだが、カラー写真も多く取り入れられているとはいえ、あれほど膨大なテキストにどう取り組んだのか、正直言って、記憶にない。ただただ、サピックス生に追いつこうと必死だった。
 クラスが上がったあとも、5年生のころは成績がなかなか安定せず、クラス落ちしそうなぼくに、母はいつもはらはらしていた。6年生になり、少しずつ学んだことが定着してきて、成績も安定しそうに見えたが、そのころにはまた次の試練が待っていた。
 9月以降、過去問演習や模試が続き、家庭学習のペースも一段上げなくてはならなかったのだ。同じ日の午前と午後に学校別と合格力判定の二つの模試があったときは、決まってどちらか一方の結果が悪かった。しかし、不安になるような模試の結果を見ても、ぼくはあまり動じなかった。その自信か鈍感力が功を奏したのか、受験はあまり緊張せずに臨むことができた。
 一喜一憂する親の姿に惑わされず、自分を信じて最後まで全力投球しよう。その努力が報われる日が訪れることを願って。

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