受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2022年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 逗子開成中学校

どんな状態でもあきらめるな

H.Kくん

 「どうだった?」
 急きょ受験した中学校の入試が終わり、母と会ってすぐに昨日の第一志望校の合否を聞いた。母は小さく首を横に振った。昨日の出来は良くなかったから、覚悟はしていた。でも、涙があふれてきた。家で母と半日泣き合った。ようやく気持ちを切り替えて、翌日の逗子開成中の第3回入試に向けて勉強を始めた。夜には今日の入試の合格がわかった。最後の最後に流れに乗り、翌日の入試は最高の出来栄えとなった。逗子開成「合格」を見て、とてもうれしかった。そして、「ここに行く」と決めた。
 ぼくがサピックスに入室したのは3年生の12月だった。初めは下から3番目のコースだったが、4年生の半ばには中の上のコースにほぼ定着した。ところが、新型コロナでオンライン授業となった5年生の初めに、けじめがつかなくなり、勉強するふりをして遊ぶようになってしまった。夏には下から2番目のコースに落ちた。まずいと思ってさすがに奮起し、6年生の夏前には第一志望校の合格可能性が見えてきた。そこで浮かれて、また隠れて遊ぶようになってしまった。成績は下がってきたが、大事な夏になっても危機に向き合わず遊んでいた。その結果、秋のサピックスオープンでは第一志望校だけでなく、併願校の合格可能性もガタ落ちした。今思うと、夏にがんばっていたら道は変わっていたのに、と悔やまれる。夏は鍵だった。
 崖っぷちの12月にやっと目覚めて、猛勉強を開始した。苦手だった社会を得意にし、算数でも解く力が伸びた。そして最終的には先生から、「ようやく受験生の顔になった。第一志望校に挑戦できるまで、1か月でよく持ち直したよ」とのことばを頂くことができた。
 最後に、新6年生の皆さんへ。「基礎力トレーニング」は本当に大切。ぼくはやらずに後悔している。それから絶対あきらめないで。最後まで伸びるはずだと自分を信じて、合格を勝ち取ってね。

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