受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 慶應義塾中等部

最後の最後の大逆転

R.Oさん お子さんの名前 Kくん

 2月6日の午後3時、慶應義塾中等部二次試験の合格発表がホームページ上にアップされました。
 「息子の番号はある?」
 気ばかり焦っていて、よくわからなかった私は、思わず大きな声で妻のほうに向かって叫びました。
 「ある!」
 大きな声で妻が叫び返しました。長く大変だった中学受験が最後の最後に大逆転で終わった瞬間でした。息子の勉強にずっと伴走してきた父の私は、さまざまな想いが込み上げ、思わず泣いてしまいました。ちなみに、その場に息子は不在でした。その日から学校に復帰していたため、まだ学校から帰ってきていませんでした(笑)。
 息子がサピックスに入室したのは、新3年生の2月でした。それなりに入室試験の対策を練って受けたつもりですが、合格はしたものの、下から2番目のクラスでした。
 しかし、この少し早い入室はとてもよかったと思います。勉強が本格化する4年生までにサピックスに慣れることができたからです。サピックスのアクティブラーニングは楽しかったようで、息子は順調にクラスを上げていき、6年生のときは上位クラスにほぼ常駐することができました。こつこつと努力をする性格が勉強には向いていたようです。
 ただ、本番の入試に挑むには不安もありました。いちばんの不安は科目ごとの成績が安定しないことです。模試やマンスリーテストでは国語が良ければ算数が悪く、社会が良ければ理科が悪いというように、4科がそろって安定するということはありませんでした。「本当に大丈夫なのか?」という思いが最後まで拭えませんでした。
 わが家は共学校志望だったので、第一志望を渋谷渋谷中に絞りました。その対策のためにSS特訓は麻布向けのコースに在籍し、思考系記述問題に対する力を養いました。
 それらの対策が功を奏し、秋から解き始めた過去問もしっかり合格点が取れましたが、過去問も科目ごとに安定することはありませんでした。この弱点が2月の本番に出てしまいます。
 2月1日受験では算数がやられ、2日受験では理科・社会がやられてしまいます。3日は追い込まれたなかで、慶應中等部を受けに行かねばなりませんでした。しかし、この慶應中等部の一次試験で、息子は初めて4科そろって自分の実力を発揮しました。一次試験を突破し、5日の体育実技と面接の二次試験に臨みました。体育は野球をやっていたこともあり、ある程度の自信はありましたが、面接は秋に面接模試を1回受けただけで、中等部のような親子面接ではなく、とても不安がありました。
 しかし、息子はそんな私の不安を一掃し、面接会場で先生方を爆笑の渦に巻き込み、面接は大成功でした。そして、翌6日に合格! 第一志望校は残念でしたが、最後の最後の大逆転がすべてを吹き飛ばしてしまいました。
 最後になりましたが、支えてくださったサピックスの先生方、受付の皆さん、警備の方々、本当にありがとうございました。

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