受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「17年9月号」より転載/17年8月公開)

玉川学園中学部・高等部

世界で活躍できる力をつける
多彩な教育プログラムが充実

 広大な敷地に幼稚園から大学・大学院、研究施設までがそろう玉川学園。中学部・高等部は「全人教育」「探究型学習」「世界標準の教育」を教育の3本柱とし、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定校、国際バカロレア(IB)ワールドスクール(MYP・DP)認定校として、多彩な教育プログラムを展開しています。恵まれた教育環境のなかで伸び伸びと学校生活を送ることができたという卒業生の2人に、中高時代を振り返ってもらいました。

先生のサポートで
希望の進路を実現
西澤 紀保さん
東京大学 教養学部 文科一類2年

―進学先の大学では今、どんな勉強をしていますか。

西澤 東京大学の文科一類に進学し、法学部を志望しています。1年のころは一般教養の授業が中心でしたが、2年になって法律の授業が少しずつ入ってきました。当初は外交官になりたいと思っていましたが、現在は国際弁護士にも興味があります。将来の職業についてはこれから幅広く考えていくつもりです。

土居 カナダのトロント大学に進学し、商学部で学んでいます。今は経済学やビジネスマネジメントといった授業が中心。授業自体は1日3コマ程度ですが、予習や課題などやるべきことが多く、空いた時間のほとんどを自習に充てていて、かなり忙しい毎日を送っています。

―クラブやサークルには入っていますか。

西澤 国際法研究会という団体に所属しています。主な活動は、年に5回程度ある国際法模擬裁判大会に出場すること。国連人権高等弁務官事務所や赤十字国際委員会が主催する大会です。ふだんはそのための準備として、国際法の和訳を読み込むといった研究活動をしています。

土居 ジャパニーズソサエティークラブという団体に入りました。外国人に日本語や日本の文化を教える活動をしています。

―それぞれの大学を志望したきっかけと理由を教えてください。

「中学・高校とバドミントン部で活動する一方、練習の合間を縫って模擬国連の活動とも両立。上下関係や礼儀も学べたと思います」西澤 東大に行こうと決めたのは中3のとき。両親と東大の五月祭に出掛けて、「こんなキャンパスで勉強したい」と思ったのがきっかけです。高等部に進んでからは東大受験を何度もあきらめかけましたが、そのたびに先生方が背中を押してくれました。わたしが所属していたコースは、外部受験を積極的にサポートしています。先生には放課後や休日にも数え切れないほど補習をしてもらったり、質問に対応してもらったりしました。感謝してもし切れない手厚いサポートをしていただいたおかげで、東大に入学することができました。

土居 ぼくが所属していた国際バカロレア(IB)クラスは、海外の大学はもちろん、国内の大学にも進学できるクラスです。国内の大学は、ほぼ全員がAO入試で受験します。ぼくは国内の大学進学を考えていましたが、不意に「このまま日本にいていいのか」と思い始めました。高3の夏のことです。考えた末に海外の大学に進学することを決意。入試方法が日本の大学とは全然違うので、海外の入試に詳しい先生にサポートしてもらい、カナダとアメリカの大学に出願しました。最終的にトロント大学を選んだのは、ビジネスについて英語で学べる環境が、将来起業したいという夢を実現するのにいちばん合っていると思ったからです。合否はIBDPの成績、ボランティア活動や部活動の評価、TOEFLのスコアなどで決まります。

中高時代に身につけた
タイムマネジメント力
土居 輝誉彦さん  トロント大学 商学部1年

―中学・高校時代はどんなことに力を注ぎましたか。

土居 小6になってIBクラスの受験を決めたのですが、帰国生ではないので、入学当初は英語で苦労しました。授業は国語、体育、音楽以外の授業はすべて英語で行われるので、最初は先生が何を言っているのかがまったくわかりませんでした。そこから英語を猛勉強して、何とか授業内容を理解できるようになったのは中2の夏ごろです。より高度な英語力を身につけるために、中学・高校の6年間で5回海外留学もしました。短いもので1か月、長いもので6か月。単位互換制度を利用したので、無理なく留学できました。

西澤 わたしの所属していたコースは、理系に特化していたので、必然的にSSHの活動に力を注ぐことになりました。たとえば、伊豆大島で植生や環境について学んだり、オーストラリアの提携校で2週間の環境保護プログラムに参加したりしました。一方で、SGHの活動の一環である模擬国連の活動にも力を入れました。実際の国連と同じように各国の大使として他校生と英語で議論し、自国の国益と世界全体の利益のバランスを考えて交渉するという取り組みです。

「吹奏楽部に6年間所属し、チューバを担当。ウィーンの国際音楽コンクールにも出場し、金賞を受賞するなど貴重な経験をさせてもらいました」 ―卒業した今、中高6年間でどんな力が身についたと思いますか。

土居 IBクラスは課題が多いので、そのなかで何を優先すべきかを常に考える必要がありました。それを積み重ねることで、タイムマネジメントがしっかりできるようになったと思います。大学ではそれ以上に課題が多く、優先順位を考えて効率的に行動しなければなりませんが、そうした力を中高時代に養えたと思います。また、トロント大学には世界各地から学生が来ています。異文化を理解する力やコミュニケーション能力が必要ですが、そこもやはり中高時代に伸び伸びと学んだ経験が役立っています。

西澤 勉強はもちろん、課外活動や部活動もがんばっていたので、中学・高校の6年間はかなり忙しく過ごしていました。そうしたなかで、どうやってタイムマネジメントやマルチタスクをこなすかということを学ぶことができたと思います。大学入学後も役立っています。

できないことがない
チャンスにあふれる学校

―卒業してあらためて感じる玉川学園の魅力を教えてください。

西澤 やりたいことが何でもできる学校だと思います。勉強だけでなく、たとえば、絵画や音楽といった芸術からスポーツまで、何でもがんばることができますし、先生方も応援してくれるのがいちばんの魅力です。

土居 いろいろなチャンスが用意されている学校です。SGHやSSH、国際的な私立学校連盟「ラウンドスクエア」の活動もそうですし、部活動もそうです。できないことがないといえるほど自分の可能性を広げられる、日本にはあまりないタイプの学校だと思います。進学先も国内にとどまることなく、幅広く選ぶことができます。

西澤 入学時の自分と全然違う自分になって卒業できる学校でもあると思います。チャンスが多い分、どのチャンスをつかむかを楽しみながら選んでほしいと思います。

高学年校舎のシンボル、ラファエロ「アテネの学堂」の前で高等部長の長谷部啓先生と―最後に、受験生へのメッセージをお願いします。

西澤 自分の頭をどう動かすか。集中力を高めるには、自分をどういう環境に置いたらよいか。受験勉強は知識を増やすだけでなく、自分自身を知るきっかけになると思います。がんばってください。

土居 玉川学園では歌も大事にしていて、礼拝で讃美歌を歌ったり、教室で毎朝校歌を歌ったりしています。とにかく楽しいことがいっぱいあります。

《学校のプロフィール》

玉川学園中学部・高等部

所在地 〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
     小田急線「玉川学園前」駅より徒歩約15分、
     東急田園都市線「青葉台」駅よりバス17分、下車後、徒歩約10分
TEL 042-739-8931
H P http://www.tamagawa.jp/academy 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会(要web予約)
  9月22日(金)19:00〜
10月24日(火)10:00〜(IBクラス対象)
10月28日(土)10:00〜
11月  9日(木)19:00〜(一般クラス対象)
11月24日(金)19:00〜(IBクラス対象)
  1月17日(水)10:00〜(一般クラス対象)
入試問題チャレンジ会(要web予約)
11月18日(土)10:00〜
入試問題説明会(要web予約)
12月  2日(土)10:00〜
オープンスクール(要web予約)
10月  1日(日)10:00〜
体育祭
10月14日(土)  9:30〜14:30

※入試相談コーナー 10:00〜14:30

ページトップ このページTopへ