受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「18年10月号」より転載/18年9月公開)

母校再訪

大宮開成中学・高等学校

横田 拓紀さん(2018年卒業)
長久 優里さん(2018年卒業)

4技能をバランス良く鍛える英語教育や
きめ細かいサポートで希望の進路を実現

 校訓「愛・知・和」の下、21世紀を担う国際感覚豊かなリーダーの育成をめざす大宮開成中学・高等学校。生徒一人ひとりを大切にするきめ細かい指導で、東大をはじめとする国公立大学や難関私立大学など、多様な進路への対応力を着実に育む学校として注目されています。同校を今春卒業し、希望の進路をかなえた2人に、大宮開成で学んだ6年間を振り返ってもらいました。

アットホームな雰囲気
団結力の強さが自慢
横田 拓紀さん 慶應義塾大学文学部1年

横田 拓紀さん慶應義塾大学文学部1年好きな日本史を探究するべく、慶應義塾大学文学部に進学。趣味は鉄道だったが、大宮開成には鉄道研究部がなかったため、部活は写真部に入部。鉄道の写真を撮るうちにカメラの魅力にもはまって、大学でも写真部に所属。

―大宮開成に入学してみて、どんな印象を持ちましたか。

横田 1クラスの人数が20名程度と少ないこともあり、クラスの団結力の強さが印象に残っています。同じ学年の仲間は6年間変わらないので、一貫校ならではの居心地の良さを感じました。

長久 プライベートでは、お互いに程良い距離感を保ちつつ、学校行事などのときには、役割分担しながら協力できる雰囲気が自然と養われていた気がします。高2の文化祭で実行委員をやることになったときも、友だちが支えてくれたので、思い詰めることなくできました。当日はピザの模擬店を出したのですが、それが大繁盛。来場者投票で優勝できたことが良い思い出になっています。

横田 ぼくは高3の体育祭で応援団に立候補しました。応援合戦のエールやダンスを考えて下級生に指導するのですが、ここでもクラスメートの協力は不可欠です。みんなのおかげで、最後の体育祭を勝利で飾ることができました。

長久 先生と生徒の距離が近いところも魅力だと思います。連絡や学習計画を書く「自己管理ノート」というものがあるのですが、日々の出来事や趣味について書いても、ていねいなコメントを頂けることに感激しました。そこから話題が膨らんでいくことも多く、親や友だちよりも先生に話を聞いてもらえることで、学校生活がより楽しくなりました。

横田さんの思い出の場所は「木造の古い校舎にあったころも懐かしいのですが」という写真部の部室。作品の編集作業で足繁く通いました

横田 ぼくも部活や趣味など、勉強以外の話もよく聞いてもらっていました。休み時間や放課後はいつも職員室がにぎやかだった印象があります。

長久 「先生に聞いてもらいたい」と思う気持ちが今も強くて、卒業後もついつい母校に足を運んでしまいます(笑)。

毎日の小テストで基礎力を養成
英語4技能は〝使って〟鍛える
長久 優里さん
早稲田大学スポーツ科学部1年

長久 優里さん早稲田大学スポーツ科学部1年練習場でプロの演技を見たことをきっかけに、高校時代は勉強とフリースタイルスケートボードの両立に励んだ。「競技人口が少ないので」というものの、ガールズ部門では全国3位入賞の経験もある腕前。

―学習面はどうでしたか。

横田 数学と英語は、毎日小テストがあり、合格レベルに達しないと再テストや課題があります。翌日の小テストに向けた勉強のほかにペナルティー分の勉強もしなくてはならず、不合格が重なると大変なことになりましたね(笑)。ぼくは英語ができないことが多く、何回も単語を書かされたりしましたが、そのおかげで基礎力がつきました。

長久 英語をがんばりたいと思って大宮開成に入学したのですが、毎日の課題や小テストに合格するための勉強は、やはり大変でした。当時は、「どうしてこんなことしなきゃいけないの」とも思いましたが、大学での勉強につながる部分もたくさんあったので、今は基礎をしっかりと身につけてもらえたことに感謝しています。

―英語教育は、4技能をバランス良く鍛えることが特徴とのことですね。

横田 毎週土曜日がネイティブの先生による英会話の授業なのですが、ゲームや歌など〝話さざるを得ない〟状況になるように工夫がなされていて、楽しみながら学ぶことができました。

「思い出の場所はやはり教室ですね」と話す長久さん。授業を集中して聞く、真面目な生徒だったそうです

長久 ふだんの授業でも、不規則動詞の活用をみんなで声を出して読むといったように、音で覚える機会が多かったように思います。中3の夏休みに約2週間、アメリカ・カリフォルニア州での短期ホームステイ(希望者対象)に参加しましたが、学んだ英語を実際に使った体験が自信につながり、高1で英検®2級に合格することもできました。

横田 全員参加のオーストラリア海外研修旅行(高1)では、ホームステイをするだけでなく、現地大学での授業や、オーストラリアの歴史や先住民族の文化を知る体験プログラムなどにも参加します。初めて海外に行く生徒も多いのですが、その前にネイティブの先生を招いての「国内留学プログラム」(中1)や、外国人スタッフと英語だけで合宿する「国際交流キャンプ」(中3)など、英語を使う行事が豊富に用意されているので、「なんとか英語で伝えよう」という度胸はついていました。最近は日本を訪れる外国人も増えているので、道を訪ねられたりする機会も多くなりましたが、そんなとき臆することなく会話できるのも、大宮開成で鍛えてもらえたからだと実感しています。

先生方のサポートが
目標に向かうモチベーションに

お世話になった担任の石坂豪先生(英語科)と。「先生に鍛えていただいたおかげで、外国人とのコミュニケーションにも困らない英語力が身につきました」

―進路を決めたきっかけと、将来の夢を聞かせてください。

横田 広島へ旅行したことを契機に日本の近現代史に興味を持ち、史学を専攻したいと考えるようになりました。当初は国公立大学も候補に挙げていたのですが、父の出身校だった慶應に決めました。大学1年次は一般教養科目が中心なので、いろいろな分野を履修して見聞を広めてから専攻を決めたいと考えています。

長久 中3から始めたフリースタイルスケートボードがきっかけとなり、運動選手の身体能力を伸ばしたり、医学的なサポートをしたりする職業に就きたいと考えるようになりました。現在は、一般教養科目の履修で週1回早稲田キャンパスに行く以外は、学部のある所沢キャンパスで専門科目を学んでいます。また、早大OBが創設した社会人ラグビークラブで、学生トレーナーとして実務経験を積んでいます。スケートボードも続けているので、大学で学んだことを競技者としても役立てるという夢があります。目下の目標は、アスレティック・トレーナーの資格を取得することです。

―最後に、受験生に向けてのメッセージをお願いします。

長久 大宮開成は、生徒に対する先生方のサポート力がとても強い学校です。先生が親身になって励ましてくれたからこそ、目標に向かうモチベーションが維持できたのだと実感しています。こつこつと努力を重ねることは、必ず自分の力になると思います。

横田 受験勉強を続けていると、成績が思うように伸びず、スランプに陥ることもあると思います。ぼくも第一志望の大学は、模試で何度もD判定を取っていました。それでもあきらめなかったから今があります。「ほかの道は、だめだったときに考えればいい」くらいの気持ちで、今やるべきことをがんばってください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

《学校のプロフィール》

大宮開成中学・高等学校

所在地 〒330-8567 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町1-615

     JR各線・東武野田線「大宮」駅東口より徒歩19分、または「大宮」駅よりバス7分「天沼町(大宮開成中学・高等学校前)」下車

電 話 048-641-7161(代)
H P http://www.omiyakaisei.jp 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会
各回10:00 ~
10月  6日(土)、11月13日(火)、
12月  8日(土)
2019年2月16日(土) ※4・5年生対象
入試対策会(要予約)
11月23日(金・祝)9:00 ~
開成祭(文化祭)
10月27日(土)・28日(日)
10:00 ~ 15:00
※学校説明会を以下の時間帯で同日開催
10月27日(土)13:00 ~
10月28日(日)11:00 ~

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