受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「19年9月号」より転載/19年8月公開)

母校再訪

八王子学園八王子
中学校・高等学校

水野 ゆりさん(2019年卒業)
中村 慎太郎さん(2019年卒業)

自由な校風のなか可能性を伸ばし、
仲間と共に学び、楽しく過ごした6年間

 1928(昭和3)年に設立された「多摩勤労中学」(現・八王子高等学校)を前身とし、90年の歴史を持つ八王子学園。2012年に中学校が開校し、中高一貫校として新たな歴史を刻んでいます。2016年には学校改革「八学イノベーション」がスタート。一人ひとりの興味・関心に応じた独自の学びを追究できる「探究ゼミ」が開講されたほか、アクティブ・ラーニングやICT教育を積極的に取り入れ、主体的に学べる環境がますます充実しました。同校に中高一貫2期生として入学し、今春卒業した2人に、中高時代の思い出や学園の魅力を伺いました。

学校全体が一体になる 楽しい行事がいっぱい
水野 ゆりさん
東京大学理科一類1年

水野 ゆりさん東京大学理科一類1年中学に特待生として入学後、クラブ活動や学校行事を楽しみながら、受験勉強にも精いっぱい取り組みました。「さりげない励ましで自信をつけてくださった先生方に、心から感謝しています」

―まず、八王子中を志望した理由を教えてください。

水野 わたしは小6のとき、友だちにつき添って学園祭に来たのが最初の接点です。「元気ですてきだな」と思ったことを今でも鮮明に覚えています。実は、両親が薦める学校が別にあり、その学校にも合格したのですが、学園祭でのきらきらした光景が頭から離れなくて、最終的にわたしの意思でこの学校を選びました。

中村 ぼくは単純に家から近かったからですが、実際に入学してみると、想像以上の居心地の良さに驚きました。とにかくみんな仲が良くて、男女の壁もありません。今振り返って、本当にこの学校で学べてよかったと思っています。

―クラブ活動や行事にまつわる思い出はありますか。

水野 中学は演劇部、高校は写真部と食文化研究会に所属していました。演劇部では、大勢のお客さんに見ていただけたことがとても印象に残っています。高校生の先輩から演技指導をしてもらったり、悩みを聞いてもらったり…。先生も脚本作りや舞台作りなど、かなり熱心に手伝ってくださいました。

中村 中学・高校ともバレーボール部でした。練習はハードでしたが、仲間と絆を深め合えました。委員会活動では、中3のときに応援団に入って、体育祭を盛り上げたのが良い思い出です。

職員室には頻繁に通って、たくさん質問や相談をしました

―勉強面はどうですか。かなり厳しいのでしょうか。

水野 中学までは手取り足取りていねいに指導してくれて、高校生になると手を離して大らかに見守ってくれるというイメージです。

―現在、ICT教育やアクティブ・ラーニングを取り入れた「八学イノベーション」も進んでいますね。

中村 タブレットが導入されたのは、現在の高1生からですが、ぼくたちの在学中にも、全教室に電子黒板が導入されたりしたので、新しいものを取り入れていこうという空気は感じていました。

―在学中に塾や予備校には通いましたか。

水野 通っていません。

中村 ぼくは通っていましたが、受験勉強で頼りにしていたのは、学校の先生のほうでした。家では集中できないタイプだったので、塾は学校の自習室が閉まった後の勉強場所として主に活用していました。

水野 クラスのみんなががんばっていたから、その姿を見ると「自分だけさぼれないな」と引っ張られたところもありましたね。友だち同士で、互いに得意な科目を教え合ったりもしました。

中村 学校に来てくれる大学生チューターにもお世話になりました。年が近いので、受験についての具体的なアドバイスを聞いたり、先生に言えない悩みを相談したり。その感謝を込めて、ぼくも今、チューターとして後輩の面倒を見ています。

先生の手厚いフォローが
志望校合格の原動力に
中村 慎太郎さん
早稲田大学教育学部1年

中村 慎太郎さん早稲田大学教育学部1年中高時代に興味を持った社会科学の学びを大学で追究中。「趣味の音楽関係のサークルを掛け持ちして、キャンパスライフも楽しんでいます」。現在は、チューターとして活躍しています。

―進路が固まったのはどれぐらいのタイミングでしたか。

水野 大学受験を意識し始めたのは中3のときです。担任の先生との三者面談の際、大学の研究室の話などを聞いて、「わたしも大学生になるんだなあ」とイメージが広がりました。といっても、どの学部を受ければいいかわからなかったし、「東大に行きたい」とも思っていませんでした。高2のときに先生に、「もっと上をめざしてみたら」と薦められて。気がついたら東大を受験していました(笑)。

中村 ぼくは中学時代、あまり真面目に勉強していなくて、中3時のコース分けで上位クラスに入れませんでした。それで「このままではいけない」と受験を意識して勉強するようになったのです。もともと経済・政治・国際などの分野に興味があったので、志望大学は学部から絞り込みました。受験勉強に真剣に取り組むようになってからは、苦手な数学を中心に、頻繁に先生に質問しに行きました。

水野 先生のバックアップは本当に手厚く、心強かったです。わたしも模試の判定が悪かったとき、泣きながら職員室に相談に行ったことがあります。すると、「現役なんだからこれぐらいが普通。大丈夫、大丈夫」って、たくさんの先生に励まされました。生徒のことをきちんと見て、理解したうえで背中を押してくださるのです。東大に合格できたのは、この学校だからこそだと思っています。

現在は進路指導室で後輩の指導に当たっています

―将来の夢を教えてください。

中村 今、教育学部のなかでも、多角的に社会科学を学べる「公共市民学」を専修しています。将来はまだ具体的にイメージできていませんが、趣味の音楽と、好きな学問ジャンルである政治・経済を結びつけた研究をしてみたいと思っているところです。

水野 東大は学部に分かれるのは3年生からで、理科一類の場合は主に工学部か理学部に進みます。今は、将来も見据えつつ、どの学部に進むかをじっくり考えているところです。

高校3年間の担任で、とてもお世話になった笹川裕子先生と

―最後に、中学受験を控えた小学生に、メッセージをお願いします。

中村 八王子学園は、勉強面はもちろん、学校生活の面でも先生のバックアップがとても充実しています。行事もとても楽しくて、学校全体で一致団結する機会がとても多いと思います。野球部やバスケットボール部などの強いクラブも多いので、その応援で感動を味わうこともできます。いろいろな楽しい経験ができる学校です。

水野 自分が積極的になればなるほど得られるものが多い学校なので、学校をどんどん活用して、自分を伸ばしてほしいと思います。

《学校のプロフィール》

八王子学園八王子中学校・高等学校

所在地 〒193-0931 東京都八王子市台町4-35-1

     JR中央線「西八王子」駅南口より徒歩5分

電 話 042-623-3461
H P www.hachioji.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会(要予約)
各回10:00 ~
  9月  6日(金)、  9月28日(土)、
10月10日(木)、10月12日(土)、
11月14日(木)、11月16日(土)、
12月  2日(月)、12月15日(日)、
12月22日(日)
夏期学校見学会(要予約)
  8月24日(土)10:00~
ナイト説明会(要予約)
各回18:00 ~
10月  2日(水)、11月13日(水)、12月  4日(水)
全学授業公開(予約不要)
10月12日(土)8:45~12:35
授業見学会(要予約)
10月12日(土)10:00~
「探究ゼミ」見学&説明会(要予約)
11月13日(水)10:00~
入試問題ガイダンス(要予約)
11月16日(土)10:00~
入試模擬問題体験(要予約)
・2科4科型
 12月15日(日)10:00 ~
・適性検査型
 12月22日(日)10:00 ~
冬期学校見学会(要予約)
  1月  4日(土)10:00~
入試直前対策説明会(要予約)
  1月11日(土)10:00~
保護者対象直前説明会(要予約)
各回16:00 ~
  1月  9日(木)、  1月14日(火)、
  1月20日(月)、  1月22日(水)
八学祭(ツアー)&説明会(要予約) 小学生対象
  9月28日(土)10:00〜
八学祭(学園祭)
各日9:00 ~15:00
  9月28日(土)、29日(日)

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