受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「19年10月号」より転載/19年9月公開)

母校再訪

実践女子学園中学校高等学校

二木 柚葉さん(2019年卒業)
新牧 萌さん (2019年卒業)

仲間と協働する体験を積み重ね
みずから考え行動できる女性に成長

 女子教育の先覚者である下田歌子によって1899(明治32)年に設立された実践女子学園は、「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」を教育目標とする女子伝統校です。日本の伝統文化を大切にする一方、設立当初から国際教育にも力を注ぎ、社会へ、世界へとつながる学びの機会があふれています。今回は、この春に高校を卒業した2人に、中高時代の思い出や、卒業して感じる学園の魅力について語ってもらいました。

明るい雰囲気にあふれた
生徒主体の学園生活

二木 柚葉さん法政大学生命科学部
環境応用化学科1年
バドミントン部に所属しながら、中2から高3まで整美委員としても活動。「大学の授業ではプレゼンの機会が多いのですが、中高で経験した探究型授業のおかげで苦になりません」

―実践女子学園に入学して、どんな印象を持ちましたか。

二木 女子校であることと、制服がセーラー服であることが実践女子学園を志望した理由の一つなのですが、学校見学に来たときに感じたとおり、明るい雰囲気の学校だなと思いました。誰にでも気兼ねなく話し掛けることができる居心地の良さがあり、それでいて、学校行事など、ここぞというときには1学年約250人がしっかり団結する頼もしさもあるのです。

新牧 勉強・運動・芸術など、どの分野でも活躍できる環境があり、本当に一人ひとりが個性を生かせる学校だと思いました。都心にありながらも、キャンパスは広々としていて過ごしやすく、小学生のころにときわ祭(文化祭)を見学した際には、在校生を見ているだけでも気持ちが明るくなったのを覚えています。そのときのイメージのままです。

―6年間、特に力を入れていたことはありますか。

新牧 中高6年間所属していた吹奏楽部での活動です。年5回ほど大きな発表の場があるのですが、運営はすべて生徒主体で行います。発表の後には必ず部員だけで反省会をしました。新しいものを自分たちで作り上げ、経験を重ねていくのは本当に楽しかったですね。縦・横のつながりが強く、時間のあるときに顔を出して指導してくれる卒業生もたくさんいるんですよ。

バドミントン部の活動の場は創立120周年記念体育館の多目的アリーナ。「施設・設備が充実していて、伸び伸びと練習に励めました」

二木 わたしは中2から高3まで続けた整美委員会での活動です。実践女子学園には「風儀」「規律」「整美」「保健」「図書」の5大委員会というのがあって、整美委員会は校内を美しく保つための組織です。掃除の時間には、かっぽう着と三角巾を着ける決まりがあるのですが、それを守らない生徒もいて、高2で整美委員長になったとき、みんなの意見を募って意識改革に取り組みました。改善できたときは本当にうれしかったですね。卒業式の前に高3全員が校内の大掃除をする機会があったのですが、そのときには全員がかっぽう着と三角巾を着けて、楽しみながら掃除をしてくれて、整美委員をしていてよかったと感じました。

新牧 実践女子学園では、生徒主体で活動する場面がたくさんあります。わたしたちが高1のときまでは、ときわ祭への参加はクラブ単位だったのですが、クラス単位でも参加できるように変更しました。このように、学校全体をより良く変えようという生徒の動きも活発です。

理解が深まった探究型の授業
将来を見据えて進路を決定

新牧 萌さん早稲田大学教育学部
国語国文学科1年
中高6年間にわたって吹奏楽部に所属し、テナーサックスを担当。大学のサークルでも続けています。「大学では留学を通じて自分の視野を広げ、将来は世界で活躍できたらいいなと思っています」

―学習面はいかがですか。

二木 高校での探究型の授業が印象に残っています。たとえば、4人のグループに分かれて大学入試の難問を解くという数学の授業では、グループごとに考えた解法をみんなの前で発表し、その後に質疑応答を行うのですが、ほかのグループがどんな解き方をしたのか知ることができて、理解が深まりました。

新牧 全教室にプロジェクターが設置されるなど、ICT環境が整っていたから、このような授業もスムーズにできたのだと思います。アメリカ大統領のスピーチ映像からネイティブの発音を学んだり、生徒がパワーポイントでまとめた資料を映像で示したり、視覚的にもよく理解できました。

―高2で文系と理系にクラスが分かれますが、進路はどのようにして決めたのですか。

二木 もともと化粧品や石けんなど女性の身の回りの商品に興味がありました。化学の先生に相談すると、「理系の学部・学科で美容関係のことを学ぶという選択肢もあるよ」とアドバイスを頂いたこともあり、理系クラスを選びました。志望大学と学部も、将来を見据えて決めました。

新牧 わたしは中学のころから数学が苦手ということもあり、早くから文系に進むことを決めていました。将来の目標はまだ決まっていなくても、たくさんの選択肢を持っていたいと考えて、志望大学と学部を選びました。

―実践女子学園はグローバル教育にも力を入れていますね。

新牧 中3のときにハワイのマウイ島での語学研修に参加したのですが、現地の生徒と交流するなかで実感したのは、生の英語に触れないと、世界で通じる語学力は身につかないということです。この経験から、大学在学中に留学することも考えています。

二木 海外研修に参加しなくても、実践では交換留学生を積極的に受け入れているので、学内で触れ合うこともできます。休み時間に話したりできるほか、留学生が自分の国の紹介をしてくれる機会もあって、よく話を聞きに行きました。また、帰国生が多いことから、6年間を通じて英語に触れる機会は多かったと思います。

吹奏楽部での思い出が詰まった音楽室で。「週5〜6日の全体練習のほか、朝練と昼練もあったので、ほぼ毎日活動していました」

―卒業して思う、実践女子学園の良さはどんなところですか。

新牧 先生と生徒との距離の近さでしょうか。休み時間などは用事がないのに先生のところに行く生徒がたくさんいて、大学受験の際も、わからないことは何でも先生に質問して教えてもらうという形で勉強を進めました。先生方はそばで生徒を温かく見守ってくれる、心強い存在でした。

二木 1学年の人数が250人前後と多い分、気が合う友だちが必ず見つかります。本当にいい友だちと巡り会えたし、卒業後に会っても、「あのころに戻りたいね」という話が必ず出るくらいです。「つまらない」と思うことは6年間で一度もないくらい充実していました。

新牧 振り返ると、礼法の授業も貴重だったと思います。お辞儀やテーブルマナーなど、実際に社会に出たときに役立つことを学べたのは、わたしの誇りになっています。

2人が部活でお世話になった吹奏楽部顧問の加藤美芳子先生(左)と、バドミントン部顧問の花釜了先生(右)と一緒に

―最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。

新牧 部活、学校行事、クラスの活動と、何事にも全力で取り組む生徒が集まっていて、6年間の学校生活を全力で楽しめるはずです。もちろん、勉強面でも先生方が手厚くフォローしてくれます。

二木 文化祭や説明会などで実際に学校に足を運んで、自分が楽しく学校生活を送っている姿を想像すると、勉強へのモチベーションが高まると思います。中学では楽しい生活が待っています。実践女子学園に興味がある方は、ぜひ見学に来てください。

《学校のプロフィール》

実践女子学園中学校高等学校

所在地 〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11

     JRほか「渋谷」駅より徒歩10分、
東京メトロ銀座線ほか「表参道」駅より徒歩12分

TEL 03-3409-1771
H P hs.jissen.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会(要予約)
10月  5日(土)10:30~
オープンスクール(要予約)
11月  9日(土)14:00~
入試説明会(要予約・5年生以上対象)
11月16日(土)14:00~
11月22日(金)18:30~(スターライト)
12月  7日(土)14:00~(入試体験会)
12月15日(日)  8:40~(入試体験会)
  1月11日(土)10:00~
ときわ祭(文化祭)
  9月21日(土)、22日(日)
  9:00~16:00
※個別進学相談11:00~15:00
運動会(中学校)
10月12日(土)  8:40~15:00

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