受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「19年12月号」より転載/19年11月公開)

母校再訪

共立女子中学高等学校

本間 梨紗子さん(2018年卒業)

仲間たちと影響し合いながら、主体的に学んだ6年間
社交性と積極性を備え、社会で活躍できる女性へ

 「時代を超えて〝輝き、翔ばたく女性〟の育成」という教育目標の下、毎年320名以上の女子を新入生に迎える共立女子中学高等学校。これまでに中高の6年間を過ごした卒業生は、3万6000人を超え、それぞれが世界中のあらゆる場所、あらゆる場面において活躍しています。この春、広島大学医学部医学科に進学した本間梨紗子さんに、「東京一出会いの多い女子校」である同校での思い出を語ってもらいました。

他者とのかかわり方を学んだ
個性豊かな仲間との学校生活

本間 梨紗子さん広島大学医学部医学科1年5歳から18歳までバレエを習っていたこともあり、趣味はダンス。大学でもダンスサークルに所属しています。将来は、どんな病気の人も助けられる総合診療医になりたいと思っています。

―共立女子に入学した理由と、入学後の印象を教えてください。

 わたしより先に共立女子を気に入ったのは母。通学時間や偏差値、学費の面から選んだようです。わたしは、女子校だからおとなしい感じなのだろうと思っていたのですが、入学してみると、生徒がみんな活発で、エネルギーにあふれた学校だったので、びっくりしました。

―思い出に残っている行事はありますか。

 最も印象深いのは、毎年9月に行われる体育祭です。わたしは高2と高3のとき、体育祭で踊るダンスの振り付けをクラスメートに教える「ダンス係」を務めました。高3は例年、学年全体で、滝廉太郎作曲の「荒城の月」に合わせて踊るのですが、振り付けがとても複雑なので、高2の体育祭後すぐに練習を始め、1年間かけて準備をします。たとえば体育の授業で練習をするときも、その進行も先生から任され、ダンス係が主体となって行います。中心となって取り組む立場なので、成功するかどうか、不安でいっぱいでしたが、当日は無事に成功。全力で挑んだからこそ味わえる達成感がありました。

メモリアルスペースにて。定期テストが近くなると、たびたび友だちと集まり、勉強会を開きました

 中・高・大が合同で行う10月の学園祭(共立祭)も印象的です。高校に入って、それまで部員がおらず活動休止していた「科学研究部地学班」という部を、友だちと一緒に再建したのですが、どんな活動や展示を行うのかなど、すべて自分たちで考え、試行錯誤しながら形にしていきました。また、高2のときには友だちから誘ってもらい、有志の団体に入ってダンス発表をしたこともあります。共立女子は行事が盛んなので、その分、思い出もたくさんできました。

学年主任の小菅昭彦先生と。久しぶりの再会に、思い出話と「共立女子卒業生あるある」で盛り上がりました

―いろいろなことに、とても積極的に取り組んでいたのですね。

 気になったことにはチャレンジしたくなる性格なうえ、チャレンジする生徒に対して先生方も後押ししてくださるので、それができたのだと思います。

 実は、もともとわたしは人見知りで、自分から人に話し掛けることがなかなかできませんでした。積極的になれたのは、共立女子で個性豊かな友だちに出会えたからです。1学年約320名と、生徒数が多い分、いろいろな人がいて、「人見知りしていたらもったいない。輪を広げて、積極的にかかわったほうが楽しい」と思えるようになりました。学校生活を通して、人とのかかわり方を学び、コミュニケーションに対して前向きになれたことが、共立女子で得たいちばんの財産です。

人間力と学力が磨かれた
伝統の授業と学習サポート

―特徴的な授業はありましたか。

 中1から高2まで、礼法の授業がありました。礼法というと、堅苦しくて厳しいイメージがあるかもしれませんが、共立女子で習うのは「小笠原流」という、日常生活や基本動作で用いる礼儀作法です。畳の敷かれた礼法室で、和室での立ち居振る舞いやお茶菓子の頂き方などを練習しました。また、冠婚葬祭でのマナーや日本のしきたりの由来・意味も学ぶことができました。

 大学生になって、先輩や目上の方と食事に行く機会が増えたのですが、「座るなら下手に座ったほうがいいのかな」などと、いつも自然に出口に近いところを選んで座っています。ふだん人と接するなかで、礼儀やマナーが役立つ場面はたくさんありますが、習わないとわからないことばかりなので、とても役に立っています。

 授業では、「自分で考える」「体験してみる」という機会が多いと思います。たとえば理科では、中1から高3まで、実験がたくさんあります。講義ばかりだと、ただ覚えるだけになってしまうことも、実際に体験すると、その時々の感動や印象と結びついて覚えやすくなります。このことは大学入試にも生きました。

―ふだんの授業や進路指導はいかがでしたか。

 共立女子では、中学生のうちはたくさん課題が出ます。毎週英単語や数学の小テストもあるので大変でしたが、自分の苦手を補うため、自然と自学自習の習慣も身につきました。また、早くから英語と数学の授業が習熟度別になり、自分のレベルに合った授業を、少人数で受けられるので、中学の間に学習姿勢や学力の基盤を身につけることができました。

 一方、高校では、授業以外にも定期テスト後の補習をはじめ、放課後には分野別の補講なども行われました。それに加え、進路について悩んだときは、進路指導室に卒業生チューターがいてくださるので、気軽に相談することができました。日々の勉強のことから、進学に関することまで、サポートをしてくれました。わたしは大学受験のために高2から塾にも通いましたが、基本的には学校の勉強を中心に受験勉強を進めました。

 また、わたしは現役では第一志望に届かず、1年浪人を経験したのですが、卒業後も、調べ物などで進路指導室を利用させていただいたほか、先生方から入試の情報や貴重なアドバイスを頂きました。何より先生方の優しさが、大学受験を乗り切るうえで心の支えとなりました。

―医学部進学という目標を達成されたわけですが、本間さんの夢を教えてください。

 看護師である母の影響もあり、人を助ける仕事にあこがれがあったので、小学生のときから医師になることが夢でした。今は、どんな病気の人も助けられる総合診療医に興味がありますが、まだ1年なので、具体的なことはこれからいろいろ勉強し、経験するなかで決めようと思っています。

毎年9月に開催される体育祭で高3が踊る「荒城の月」。全員が扇子を広げ、一糸乱れぬ舞いを踊る姿は圧巻です

―最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。

 共立女子では、勉強・部活・行事、どれか一つを重視するのではなく、すべてにしっかり向き合います。入学したら、どんな人でも楽しめる学校です。また、生徒がみんな自分の趣味や考えをオープンにしているので、きっと気の合う友だちに出会うことができます。本音で付き合える相手と、それぞれの好きなことや感じたことを共有することで、世界が広がり、成長できる6年間になると思います。

《学校のプロフィール》

共立女子中学高等学校

所在地 〒101-8433 東京都千代田区一ツ橋2-2-1

東京メトロ半蔵門線ほか「神保町」駅より徒歩3分、
東京メトロ東西線「竹橋」駅より徒歩5分、
JR「水道橋」「御茶ノ水」駅より徒歩15分

TEL 03-3237-2744
H P www.kyoritsu-wu.ac.jp/chukou 別ウィンドウが開きます。

《Information》

入試問題説明会(要予約・6年生対象)
11月23日(土・祝)9:30~、13:30~
12月  7日(土) 10:00~
12月13日(金) 18:00~
  1月18日(土) 10:00~
過去問を使った模擬体験講座(要予約・6年生対象)
①2/3AM インタラクティブ入試
  12月15日(日)、1月18日(土)
  いずれも14:00~、15:00~
  ※1/18の15:00~は5年生対象
②2/3PM 合科型入試
  12月15日(日)、1月18日(土)
  いずれも14:00~

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