受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「21年9月号」より転載/21年8月公開)

母校再訪

国府台女子学院中学部・高等部

東 愛乃さん(2021年卒業)
中田 真緒さん(2021年卒業)

勉強や部活、学校行事に伸び伸びと
取り組みながら希望進路をめざす

 1926(大正15)年に創立された国府台女子学院は、浄土真宗(本願寺派)の教えに基づく仏教精神を基礎に置いた教育を実践する千葉県屈指の女子進学校として知られています。「敬虔・勤労・高雅」を三大目標に掲げ、教養としての「知識」や「道徳」を超えた「智慧」と「慈悲」の体得をめざしています。今回は、東京藝術大学音楽学部、明治大学文学部に進学した2人の卒業生に、母校での思い出について語ってもらいました。

合唱部での活動に
思い切り打ち込んだ日々

東 愛乃さん東京藝術大学音楽学部声楽科1年ソプラノ専攻中学入学後に入った合唱部で歌に目覚め、中3から本格的に音楽の道を志すように。将来はミュージカルや合唱などで舞台に立つことを目標にする一方、教職に就くことも考えている。

―最初に、中学入学時の印象を教えてください。

 国府台女子学院は仏教の教えを基盤とする女子校なので、最初は「気品のあるお嬢様学校かな」と、どきどきしながら入学しました。でも、実際に入ってみると自由な校風で過ごしやすかったです。

中田 わたしは小学部からの内部進学でした。小学部の6年間は2クラスでメンバーがほとんど変わらないままだったので、新しい友だちを作りたくてわくわくしていました。中学から新入生がたくさん入ってきて5クラスになり、友だちの幅が一気に広がりました。

 「小学部から上がってきている人たちは、もうグループができ上がっているのかな」と心配していましたが、そんなことはなく、みんな、すぐに仲良くなれました。

「この寿光殿(講堂)の舞台に立ったことが、声楽の道を選んだきっかけになりました」と東さん

―お二人とも合唱部で活躍していたそうですね。全国大会に出場するほどの強豪だとか。

中田 わたしたちの代は、中2から4年連続で全国大会に出場しました。引退前の高2の関東合唱コンクールでは、中学部も高等部も金賞を受賞。ともに全国大会にも出場することができました。

 わたしは高2で部長を務めました。人前で話すことがあまり得意ではなかったのですが、引退までの5年間、学年を問わずいろいろな人とコミュニケーションをとる機会があり、わたし自身強くなれたと思います。受験勉強での忍耐力や、成績が落ち込んでるときの立て直し方、モチベーションの高め方など、すべて部活動で学びました。部活動を通じて自分の得意分野が見つかった気もします。

 実は小学校時代、合唱はサボってばかりいたのですが、部活勧誘で合唱部が披露していた『アナと雪の女王』の劇中歌を聞いて、入部を決めました。合唱部では、本気でコンクールをめざして、みんなでがんばることの楽しさに気づきました。そして舞台に立ってみて、音楽の魅力に取りつかれ、声楽の道を志すことに。さらに親を説得して中3から独唱のレッスンも始めたのです。つらくて、やめたいと思うこともありましたが、音楽室で練習していると、先生が「本当にいい声だからがんばってね」といつもほめてくださって。それが励みになりました。

先生からのアドバイスが
心強かった進学面でのサポート

中田 真緒さん明治大学文学部文学科1年日本文学専攻国府台女子学院には小学部から入学。中学・高校時代は合唱部部長や体育委員を務める。大学では、平安時代から近現代までの日本文学を幅広く学びつつ、教職課程の勉強もしている。

―東さんは合唱部での活動が東京藝術大学への進学につながったのですね。東京藝術大学の場合、音楽の実力はもちろんですが、国立ですから、大学入学共通テストもあり、それに備える必要があります。学校からはどのようなサポートがありましたか。

 声楽の個人レッスンに通っていたため、予備校に通う余裕はありませんでした。そのため、学業面では学校の先生方に頼り切りでした。特に英語の先生には気に掛けていただいて。共通テストの直前までさまざまなアドバイスをいただきました。

中田 国府台女子学院の英語教育は、英会話を少人数クラスで、読み書きを習熟度別クラスで教えるなど充実しています。進路指導もしっかりしていて、担任の先生と何度も面談を重ねます。わたしの場合、志望校に悠々と合格できるような成績ではなかったので、先生にはご心配をおかけしたと思います。でも、志望校変更を勧めるようなことはせず、自分の意思を尊重してもらえ、やりたいことを学べる大学に進学できました。学校での夏期講習なども充実していて、学校の勉強だけで志望校に合格した同級生もたくさんいます。卒業してからも「戻ってきたい」と思えるような先生方にたくさん出会えました。わたしはいずれ教職に就きたいと思っています。

 わたしも先生方の教えが印象的で、将来は舞台に立つことをめざしていますが、一方で、教える立場になりたいという気持ちもあります。

運動会での仮装行列が印象的
行事や日々の生活で「心を育む」

―学校生活や行事で思い出に残っていることはありますか。

何度も歌声を披露した寿光殿(講堂)は、中田さんにとって大切な場所です

 毎週、仏教朝礼があり、合唱部は聖歌隊として歌うのですが、とても得難い体験だったと思います。また、築地本願寺での姉妹校3校が集まる行事では、学校代表として聖歌を歌うことになり、それも印象に残っています。生活面では、当番で教室やトイレの清掃を行う「日番作業」というものがあって、自由のなかにも、要所要所で気持ちをきりっと整える時間がありました。

中田 仏教の授業があったことで、他校の人とは違う視点や知識が身についたと思います。それは、大学でレポートを書くときなどにも役に立っています。一方、行事などの運営は生徒主体なので、自主性が養われます。わたしは体育委員も務めて、運動会を運営しました。運動会のメインイベントの仮装行列では、クラスごとにテーマを決めて、クラスのみんなで協力して衣裳や背景を作り上げるので、委員も含め全員が参加します。準備が始まると、放課後がとても楽しくて、本番当日までその時間すべてが思い出深いですね。

―最後に、将来の後輩に向けてメッセージをお願いします。

合唱部での活動のみならず、進路に関してもとてもお世話になった顧問の堀野直美先生と共に

 国府台女子学院は本当にいい学校です。先生方も、環境もとてもいい。入学したら、素直な気持ちで、感謝する心を忘れず、学校生活を楽しんでほしいです。

中田 勉強にも部活動にも、自分の好きなことに好きなだけ打ち込める環境です。ですから、誰にでも合う学校だと思います。イベントやいろいろな行事も女子校ならではの盛り上がりがあり、楽しい学校生活が送れます。受験勉強が苦しいこともあるでしょうが、入学したら楽しいことがたくさん待っています。がんばってください。

《学校のプロフィール》

国府台女子学院中学部・高等部

所在地 〒272-8567 千葉県市川市菅野3-24-1

     JR総武線「市川」駅より徒歩12分
京成本線「市川真間」駅より徒歩5分

TEL 047-322-7770(中学部)
H P www.konodai-gs.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会(要予約)※全学年対象
  9月11日(土)10:20~
入試説明会(要予約)※小6対象
10月16日(土)10:20~
11月13日(土)10:20~
学校見学会(要予約)※全学年対象
12月18日(土)10:20~

※日時や内容が変更になる場合があります。学校ホームページで必ずご確認ください。

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