受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「21年11月号」より転載/21年10月公開)

母校再訪

国学院大学久我山中学高等学校

飛松 誠樹さん(2018年卒業)
中村 麻音さん(2019年卒業)

お互いが刺激し合いながら成長できる環境
勉強もスポーツもハイレベルで両立を実現

 ラグビー・野球・サッカーなどのスポーツの強豪校である国学院大学久我山中学高等学校は、進学校としても知られる「文武両道」を実現した中高一貫校です。また、男女それぞれの発達段階に即した学習指導を実践するために、「男女別学」としているところも特色です。同校で6年間を過ごし、現在は医師をめざして大学医学部で学んでいる卒業生の2人に、学校生活での思い出や校風について語ってもらいました。

生徒同士が互いを思いやれる校風
別学ならではの楽しさも味わえた

飛松 誠樹さん順天堂大学医学部3年中高を通して剣道部に所属し、学芸委員としても活躍した。順天堂大学でも剣道部に所属。「高校の部活動と大学の部活動はまったくの別物。高校の部活動ほどきつい経験って、今となってはとても貴重です」と振り返る。

―まず、国学院久我山中を志望した理由を聞かせてください。

飛松 久我山は自宅の近くにあり、小さいころから親しみを感じていたので受験を決めました。スポーツが盛んな印象がありました。

中村 周りに久我山を受験する子が多く、どんな学校だろうと興味を持ちました。調べていくうちに、大学進学実績の良さや校風が気に入りました。ここに進学した小学校の先輩が楽しそうだったのも、決め手になりました。

―学校の特徴やユニークな点は、どんなところでしょうか。

飛松 何より男女別学というところ。学校行事や一部の部活動は女子と一緒に実施する一方で、ふだんの授業は男子と女子が別々に受けます。それまで経験したことのなかった生活だったので、とても新鮮で楽しく、男子校と共学校、どちらも経験できた感覚です。また、久我山をひと言で言うと「文武両道」だと思います。文化系・体育系ともに全国レベルで活躍するクラブや生徒が多く、生徒同士が切磋琢磨して「文」も「武」もがんばれる環境でした。

中村 女子しかいないクラスや授業は体験したことがなかったので、入学前は不安に思ったこともありましたが、心配無用でした。さまざまな性格の生徒がいるなか、みんなが思いやりを持っており、うまくクラスが団結できたのだと思います。大学に進学して思うのは、久我山は精神的にも身体的にも健康な人が多いということ。プラス思考の生徒が多く、悩み事があってもそれを乗り越えていける強さを持っています。積極的に励ましてくれる人が多かった印象です。

―高3の夏休みに行われる6泊7日の「御岳合宿講習」も特徴的な行事ですね。

中村 朝6時から夜11時頃まで、文字どおり「勉強漬け」の1週間でした。参加するのは、希望者のなかから選抜された生徒たちで、みんなの勉強方法や取り組む姿勢も知ることができ、とても参考になりました。

飛松さんの思い出の場所は剣道場。「部活動以外でも、遊びに来たり昼寝をしに来たり、剣道部員にとって特別な場所でした」

飛松 「勉強漬けの修学旅行」というイメージです。仲間と寝食を共にするので、非日常を味わえた楽しい1週間でした。

中村 ふだんは別々に勉強している男子生徒と一緒なので、緊張感があります。数学の授業では、女子でいちばんできる子よりも、さらに上を行く男子がいて、わたしもがんばらなければと、大いに刺激を受けました。

飛松 御岳合宿は夏休み中の学習スケジュールの指標にもなり、合宿に向けての予習や合宿後の復習も含めて、トータルで考えることができたのがよかったです。

中高生活で得た「自分から発言する力」
6年間で知った「続けることの大切さ」

中村 麻音さん杏林大学医学部医学科3年「バレーボール部では中軸でチームを引っ張っていく存在。学習面では自分に何が必要か考えて行動できる、まさに“文武両道”の生徒でした」と話すのは、クラブの顧問であり担任でもあった金子那美先生。高校では特待生にも選ばれた。

―学習面はいかがでしたか。

中村 どの科目も小テストが多かったです。定期試験の時期でもないのに勉強するのは大変でしたが、小テストのおかげで学習習慣が身につきました。入学当初は、通学に利用したバスの中では何もしませんでしたが、小テストが始まってからは、通学時間も何らかのテキストを見るようになり、勉強する時間が自然と増えました。

飛松 職員室は、良い意味で特別感がなく入りやすい雰囲気でした。受験前になると毎日のように質問をしに通っていました。多くの先生が、中学から高校まで6年間、担任や授業を受け持ち、生徒一人ひとりのことを理解してくれていたということもあり、質問しやすかったのだと感じます。

―部活動も活発ですね。

飛松 わたしは6年間、剣道部に所属していました。中学では試合に出られたのですが、高校は都大会で優勝するほどの強豪だったこともあり、高校3年間は補欠でした。また、強豪ゆえに練習もきつく、わたしも何度もやめようと考えましたが、そのたびに仲間たちから励まされ、最後の引退試合まで続けられました。受験勉強を含め、これまで高校の部活動よりもつらいものはなく、どんなことでも「あのときに比べれば大したことない」と思えるようになりました。こうして振り返ってみると、部活動に限らず、一生できない経験をたくさんできた6年間でした。

中村さんの思い出の場所は体育館前の芝生。「毎週土曜日、部活動の後に、下校時刻になるまでみんなでボールを触りながら騒いでいました。1週間のなかで、とても楽しみな時間でした」

中村 わたしはバレーボール部で、中学では部長を、高校では副部長を務めました。部員数が多く、意見が対立することが何度もあり、全員が同じ方向を向いて練習できるように、みんなと話し合いながら活動に励みました。人生で初めての後輩ができた中2では、先輩として後輩との接し方に悩んだことも。リーダーとして大人数をまとめるには、優しさだけではなく、時には厳しさも必要なんだと感じました。

―中高生活6年間で学んだことや成長したことはありますか。

中村 ちょっとした発言でも、捉え方は人それぞれだということ。今でもそのことを常に頭に置き、周りを見ながら人と接するよう心がけています。また、自分の意見を堂々とみんなに伝えられるようになりました。久我山では、みんなの前で発表する機会が多かったので、自然と恥ずかしさがなくなりました。堂々とした生徒が多く、周りに感化されたのもあります。

飛松 部活動を通じて、続けることの大切さを身をもって感じました。高校最後の試合では、東京都でベスト8に。補欠だったわたしですが、中1のころから一緒に成長してきたメンバーとともに、最後の場に立ち会えたのが、このうえなく幸せでした。これは、6年間続けてきたからこそ、味わえた感情だと思います。

成長しがいがある分野で活躍したい
次は自分があこがれの存在に

―2人とも医学部に進学しました。今後の目標を教えてください。

中村 最近、手術にはさまざまな術式があることを知り、興味深かったので、外科を専門に学びたいです。外科は器用さが求められますが、技術や知識を磨くのに成長しがいがある分野だとも思います。すべての行動に何重もの確認をしてミスをなくせる、そして患者さんとの信頼関係も築ける医師になるのが夢です。

飛松 昔から「医師ってかっこいいな」というあこがれがありました。また、難関といわれる医学部にチャレンジしてみたかったというのも、めざした理由の一つです。幼いころは鼻が弱くて、よく耳鼻科に通っていましたが、身近にお医者さんがいたことも、あこがれを抱くきっかけになったと思います。今度は自分が子どもたちのあこがれの存在になれるようがんばります。

―最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。

飛松 勉強とスポーツを両立したい人にとって、久我山は良い環境だと思います。東大レベル・全国レベルでがんばっている人が身近にいたことで、わたし自身、良い刺激になりました。学校全体がやる気に満ちあふれているので、活発な雰囲気のなかで中高生活を送れると思います。

中村 わたしは国学院久我山に入学して、生涯つき合っていけるような友だちに出会えました。行事はどれも充実していて楽しかったです。もちろん、大学受験など、将来につながることも全力でがんばれる環境です。ぜひ入学して、楽しんでください。

《学校のプロフィール》

国学院大学久我山中学高等学校

所在地 〒168-0082 東京都杉並区久我山1-9-1

     京王井の頭線「久我山」駅より徒歩12分
京王線「千歳烏山」駅よりバス10分

TEL 03-3334-1151
H P www.kugayama-h.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会(要予約)
11月13日(土)12:30~
  1月15日(土)12:30~
オンライン個別相談会(要予約)
10月23日(土)13:00~
11月20日(土)13:00~
「傾向と対策」講座
11月から動画配信(予定)
中学入試直前講座
「久我山の入試、この一問」(要予約)
12月19日(日)10:00~
久我山祭(文化祭)
10月30日(土)、31日(日)9:00~

※日時や内容が変更になる場合があります。学校のホームページで必ずご確認ください。
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