受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

母校再訪

(「21年11月号」より転載/21年10月公開)

母校再訪

巣鴨中学・高等学校

福井 宏明さん(2021年卒業)
森 朔良さん(2021年卒業)

生徒のチャレンジを全力で応援
仲間と切磋琢磨する「努力主義」の校風

 「心身ともに努力主義」を教育理念とする巣鴨中学校・高等学校は、勉強だけでなく、学校行事やクラブ活動を通して、みずから努力し続けることのできる人材の育成をめざしています。グローバル教育にも力を入れており、海外研修も充実しています。今春、東京大学と東京医科歯科大学にそれぞれ進学した2人の卒業生に、同校での思い出や魅力について伺いました。

イギリスでの短期留学に挑戦
実用的な英語を学ぶ

福井 宏明さん東京医科歯科大学医学部医学科1年合唱班、英語班、囲碁・将棋班、歌留多班に所属していました。文化祭の準備期間は、合唱の練習と英語劇の練習を両立。学校行事もクラブ活動も楽しみました。現在は、診察も研究も行う「臨床研究医」をめざし、医学部で学んでいます。

―巣鴨を志望した理由を教えてください。

福井 ぼくは幼いころから医師になりたいと思っていたので、医学部進学にも実績のある巣鴨を受験することにしました。

 説明会に行き、行事の多さに魅力を感じ、巣鴨を志望しました。山に登ったり海で泳いだりなど、いろいろな行事に参加するのが楽しみでした。

―2人とも海外研修に参加したそうですね。どんな経験ができましたか。

 ぼくは高1の3学期に、イギリスに3か月間のターム留学をしました。留学先の学校では、高校生のうちから、大学で学びたいことを意識した3科目を選択して履修することになっていました。現地の生徒や留学生たちは、すでに大学で学びたいことが決まっていて、明確な目標を持って勉強していました。それを見て、自分はどんなことを学び、将来はどんなふうに働きたいのかを真剣に考えるようになりました。

歌留多班の活動場所だった和室。「畳の匂いやひんやりとした空気が懐かしいです」

 授業で特に苦労したのは美術です。自分で作品を描き、参考にしたアーティストのことや、自分はどう工夫したのかを英語でエッセイにまとめます。とても難しかったのですが、現地でできた友だちに手伝ってもらって、何とか提出することができました。香港やブルガリアなど、たくさんの国・地域から留学生が集まっていたので、いろいろな国の友だちができました。今でもSNSを通じて連絡を取っています。

福井 中3のとき、巣鴨の国際教育プログラムの「イートン校サマースクール」に参加しました。これは、選抜された生徒が、イギリスのイートン校の寮に入り、3週間の留学生活を送るというものです。英語力に自信がなく、自分の英語が通用するのか不安だったので、現地の方と話すときはとても緊張しました。街のカフェでスムーズに注文できたときは、英語が使えていることが実感できて、とてもうれしかったです。

毎学期選抜される「数学クラス」
友だちが良きライバルに

森 朔良さん東京大学文科二類1年在学中は、バドミントン班と生徒会に所属。生徒会では、新入生歓迎会や文化祭、合唱コンクールの運営に携わりました。現在は教養学部でさまざまな学問を広く学んでおり、なかでも、経営学や中国語の勉強に関心があります。将来は都市計画に携わる仕事がしたいと考えています。

―巣鴨は学校行事も盛んですね。

福井 「大菩薩峠越え強歩大会」は、巣鴨生にとても人気のある行事です。夜の9時ごろに集合して、バスで上野を出発し、奥多摩のスタート地点に行きます。そこから歩いて大菩薩峠を越えて山梨県の塩山まで行くというものです。約30キロの道のりを、8時間くらいかけて歩きます。深夜に長い距離を歩くのはとても大変ですが、夜に友だちと話しながら歩くという「非日常」を味わえる、とても楽しい行事です。高2のときは雨が降って、道が歩きにくくなっていたうえに気温も低かったので、体力を奪われて苦労しましたが、山岳班のOBの方の助けもあって、無事ゴールまでたどり着くことができました。

 ぼくは、高2のとき、文化祭の実行委員長を務めました。文化祭をもっと盛り上げたいと思い、オープニングセレモニーで、プロジェクションマッピングを取り入れることにしました。初めての企画でしたが、約20人の実行委員全員が一生懸命取り組んでくれたおかげで、無事成功させることができました。模擬店の出店数やステージの出演数も増え、充実した、楽しい文化祭にできたと思います。新しいことに挑戦させてくれた先生方にはとても感謝しています。

この日もバドミントン班が元気に活動していました。中学生のときは練習が厳しかったそうです

―授業・教育面で思い出すことはありますか。

 巣鴨には「数学クラス」という制度があります。中3と高1の2年間、数学の成績上位者だけのクラスが編成されるというものです。ぼくは中3の1学期には入れませんでしたが、周りには数学クラスの友だちがたくさんいたので、「自分も入りたい」と思うようになり、数学の勉強に特に力を入れるようになりました。その結果、中3の3学期から数学クラスに入ることができました。みんなに平等にチャンスが与えられていて、周りの友だちから刺激を受けて自分も勉強をがんばれる、良い制度だと思います。

福井 ぼくも数学クラスでした。一度選ばれればずっと数学クラスにいられるわけではなく、毎学期の成績によってメンバーが入れ替わるので、毎回の定期テストに緊張感を持って臨んでいました。定期テストは、計画を立ててたくさんの教科を勉強するという点で「受験勉強の縮小版」と言えると思います。一つひとつの定期テストを大切に取り組んだおかげで、高3になったときには、基礎がしっかり身についていることが実感できました。古典や英語の小テストも頻繁に実施されるので、自然と勉強する習慣が身についたのだと思います。

OBの協力で行われる
多彩な学校行事

高3のときの学年主任の清水先生と。生徒のやりたいことはいつも応援してくれました

―6年間で感じた巣鴨の魅力を教えてください。

 巣鴨は、卒業生にも愛されている学校だと思います。「大菩薩峠越え強歩大会」は、山岳班を中心としたたくさんのOBの方々のサポートがあるおかげで安全に行われています。千葉県の館山の海で古式泳法を学び、1.5キロの遠泳に挑戦する「巣園流水泳学校」や、1月に2週間、朝に柔道や剣道の稽古をする「早朝寒稽古」も、OBの方々が参加してくれます。行事の運営だけでなく、生活態度についても指導していただきました。

福井 「大菩薩峠越え強歩大会」には、ぼくもOBとして参加してみたいです。学校行事だけでなく、クラブ活動にもOBの先輩方が来てくれました。合唱班では、芸大に進学した先輩が合唱の指導に来てくださることもありました。音楽を本格的に学ぶ先輩から合唱を教えていただき、とても力がつきました。

―最後に、受験生にメッセージをお願いします。

福井 ぼくは、大学受験のときは、塾や予備校に通っていなかったので、巣鴨での勉強がすべてでしたが、国立の医学部医学科に合格するという目標を達成することができました。過去問の添削や講習も無料で受けられて、とても面倒見の良い学校だと思います。

 巣鴨は「努力主義」の学校です。ぼくが東大に行きたいと言ったときも、先生たちは背中を押してくださいました。生徒ががんばりたいことを全力で応援してくれて、勉強面でも生活面でもしっかり指導してくださいます。中高の6年間で大きく成長したいと思うのであれば、巣鴨はおすすめの学校です!

《学校のプロフィール》

巣鴨中学・高等学校

所在地 〒170-0012 東京都豊島区上池袋1-21-1

     JR、都営荒川線「大塚」駅より徒歩10分 JR、東京メトロ有楽町線
ほか「池袋」駅より徒歩15分 東武東上線「北池袋」駅より徒歩10分

TEL 03-3918-5311
H P www.sugamo.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

《Information》

学校説明会(要予約)
11月  6日(土)10:00~
12月  4日(土)10:00~

※日時や内容が変更になる場合があります。学校ホームページで必ずご確認ください。

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