受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

SCHOOL LIVE! スクールライブ!

(「17年9月号」より転載/17年8月公開)

東京女学館中学校・高等学校/学校行事はすべて生徒が主体
 ホスピタリティーあふれるオープンスクール

 志望校選びのポイントの一つに“校風”が挙げられます。中高6年間は、そのまま思春期に当たり、心身の変化に戸惑いながらも、その後の人生の礎を築く大切な時期だけに、自分に合った環境で過ごせるかどうかは、とても重要といえるでしょう。女子の伝統校である東京女学館中学校・高等学校は、受験生のためにオープンスクールを年2回開催。生徒主体のプログラムが数多く用意されており、同校の校風を実感するには最適の機会です。ここでは6月17日(土)に行われた、第1回目の様子をお伝えします。

オープニングの全体会で 生徒がパフォーマンスを披露

中3のダンス部員5名による演舞「Rising」。和のテイストの音楽と衣装が印象的です  梅雨の晴れ間となった6月17日。来年創立130周年を迎える東京女学館中学校・高等学校は、毎年恒例のオープンスクールを開催しました。同校のオープンスクールは、生徒が主体となって、自分たちの学校生活の一端を紹介するという点が大きな特徴。女学館生の実像に触れられるだけに、受験生からの支持が非常に高いイベントとなっています。

 プログラムは二つに大別され、最初は記念講堂での全体会です。14時の定刻までは、卒業生が制作した学校紹介DVDが流され、その後、代表の中3生徒がドビュッシー作曲「アラベスク第1番」を軽やかにピアノで演奏。これが開会の合図となりました。

 続いて登壇した校長の福原孝明先生は、満員の来場者に向けてあいさつ。「学校とは、同じ年代の子どもが同じ場所で同じ時間を過ごして成長し、それぞれ自分の夢や可能性を見つける場所です。本日は女学館の教育活動、クラブ活動、委員会活動の様子をご覧いただきますので、皆さんもそれらを見ながら、ぜひ自分の夢を見つけてください」とメッセージを送りました。

 さて、ここからはお待ちかねの生徒によるパフォーマンスです。まずは英語教育に関するプレゼンテーション。高1の生徒3名が登場し、それぞれ「一般学級の英語」「国際学級の英語」「アメリカ文化研修」について、画像を交えながら流暢な英語で説明しました。同校では、「国際性を備えた豊かな気品ある女性の育成」を建学の精神とし、開校以来、英語もコミュニケーションツールの一つと考えてきましたが、壇上での生徒の堂々たるスピーチは、そうした良き伝統を感じさせるものでした。

 次の演目は、ダンス部のパフォーマンスです。この日は中3の部員5名が、ロックテイストを加えた和風の音楽、津軽三味線の吉田兄弟の「Rising」に乗ってダイナミックに舞い、割れんばかりの拍手を浴びていました。

校内ではホロコーストの犠牲者であるアンネ・フランクにちなんだ「アンネのバラ」を育てています 全体会で行われた英語教育のプレゼンテーション。高1の生徒3名が英語でスピーチしました 生物部は「ウミホタルの発光」などの実験を公開。実験・観察を中心とした授業を行うのが女学館の特長です
家族1組に生徒1名が付き 女学館の校内をひとめぐり
校内を案内してくれた高2の生徒会長と副会長。伝統のダンス「カドリール」を描いたモザイク壁画の前にて

オーケストラ部は校内一の大所帯。今年は「バッカナール」や「仮面舞踏会」に挑みます

 全体会終了後は、いよいよ校内見学です。来場者は自由に「体験・学習講座」に参加したり、クラブ活動の様子を見て回ったりできますが、希望すれば生徒に案内してもらうことも可能です。

 この案内サービスは家族1組に対し、インタープリター(ガイド役)の生徒1名が付くというもの。校内を巡りながら、生徒の生の声が聞けるとあって、多くの来場者が在校生の案内を希望します。

 インタープリターは総勢130名ほどで、生徒会役員とボランティア学習委員のほか、募集に応じた一般の生徒もサポートします。全員が事前に自校の沿革や施設の利便性などをおさらいし、来場者の質問に備えています。

 今回、編集部に同行してくれたのは、全体会の司会もこなした高校の生徒会長と副会長です。「通常の案内コースを回ってください」とお願いすると、2人は笑顔でエレベーターホールへ。まずは校舎最上階である7階に上がり、そこから1階まで下がっていくルートを選んでくれました。

 この日は土曜日だけに、たくさんのクラブ・同好会が公開練習に励んでいます。オーケストラ部や茶道部(表千家)などは、11月の記念祭(文化祭)に向けて準備に余念がありません。部員は音合わせやお点前に熱心に取り組んでおり、本番での活躍が楽しみになります。

 また、体験コーナーを設置するクラブも多く、染織部はステンシルでのカード制作を実施。生物部によるウミホタルの発光実験や、ニワトリの心臓の解剖なども、来場者の注目を集めていました。


美術室は天井からも明るい自然光が入る構造。生徒の作品もたくさん飾られています
 一方、ソフトボール部やバスケットボール部、水泳部といった運動部は、ふだんどおりの練習を行い、その様子を公開。部員は準備段階からてきぱきと動いており、意識を高めて練習に臨んでいる様子が見て取れます。

 また、「体験・学習講座」も開いており、こちらを受け持つのは女学館の先生方です。前年度の4科の入試問題解説のほか、ネイティブ講師による英会話の体験授業も行われ、受験生は真剣な表情で参加していました。

 ちなみに、この日の来場者は約900名。隣接する併設小学校の児童も顔を出し、卓球部の試打などに興じていました。未来の先輩やクラスメートと触れ合い、東京女学館へのあこがれをさらに強めた受験生は、きっとこれからの受験勉強にも熱が入ることでしょう。

中学第1理科教室では前年度の理科の入試問題解説に加え、液体窒素の実験も実施
染織部によるステンシル体験。参加者は型を使ってカード作りにチャレンジします
水泳部は通常どおりの練習を公開。数チームに分かれ、リレー対決で盛り上がりました

《学校のプロフィール》

東京女学館中学校・高等学校

所在地 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-7-16
     JRほか「渋谷」駅・「恵比寿」駅よりバス約10分、
     東京メトロ「広尾」駅より徒歩12分
TEL 03-3400-0867
H P http://www.tjk.jp/mh 別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

学校説明会
  9月  5日(火)10:00〜(要予約)
12月22日(金)13:00〜(予約不要)
入試説明会(要予約) 6年生対象

11月18日(土)10:00〜

オープンスクール(予約不要)
10月28日(土)14:00〜16:00
※入試個別相談も実施
創立129周年記念祭(予約不要)
11月11日(土)11:15〜16:30
11月12日(日)  9:00〜16:30
※両日とも入試個別相談も実施

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