受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「17年7月号」より転載/17年6月公開)

麻布中学校・高等学校 第70回 文化祭 5月2日(火)~4日(木・祝)

“麻布らしさ”を感じる3日間の祭典に2万5770人が来場

正門を抜けると、色鮮やかな立て看板が並んでいます  例年、ゴールデンウイーク期間中に開催される麻布中学校・高等学校の文化祭。編集部が訪れた2日は、平日にもかかわらず午前中から大勢の来場者でにぎわいました。70回目となる今回のテーマは「Flick the Flint(火打ち石を弾け)」。「麻布生一人ひとりの情熱が発火して、文化祭で爆発する」という意味が込められているそうです。

 中庭には屋外ステージが設置され、恒例の「ミス麻布・ミスター麻布コンテスト」や、バンド演奏やジャグリングなどのパフォーマンスで盛り上げます。中日となる3日には〝プロレス〟も開催されました。

 メイン会場の教室棟には、来場者参加型の展示がにぎわいを見せ、化学部、生物部、物理部無線班といった理科系クラブの展示が人気を集めていました。

 物理部無線班は、部員の製作したロボットを操作したほか、イライラ棒などのゲームも企画。また、キット(100円)を購入して参加する電子工作は、部員がマンツーマンで作り方を指導してくれるとあって盛況でした。

 一方、生物部の展示にも長い列ができていました。同校の生物部は「甲虫」「植物」「鳥」「両生類・爬虫類」など、それぞれの部員が興味を持つ分野ごとにグループに分かれて活動しているため、各コーナーの見応えはかなりのもの。担当する部員の解説にも力が入っていました。

 化学部では、スライムや人工イクラを作る実験を体験できるほか、ドライアイスや繊維などを使った10種類の演示実験を随時開催。酸化や還元など、中学入試に出題されそうなテーマもあるため、受験生は必見です。

今年初出展の「バルーンアート展」は、見事「アクティブ大賞」を受賞。小学生向けの体験コーナーも人気でした 運動部も負けていません。スポンジボールを使ったテニス(テニス部)、パターゴルフ(ゴルフ部)、ボルダリング(山岳部)など、室内で気軽に競技を体験できる企画を用意する部もあれば、水泳部の身体能力測定やラグビー部のプロテインドリンクバーなど、ユニークな出し物もありました。

 有志による出展が多いことも、麻布の文化祭の特徴です。気心の知れた仲間同士で出展するため、1年限りの企画が多いなか、「ピタゴラスイッチ展」や「縁日展」のように毎年恒例となっている人気の展示もあります。特にユニークなのは、「一人ひとりが好きなことを開拓する」をテーマにした「フロンティア展」です。3教室を約20のブースに分け、1〜数名の麻布生が「情熱を注いでいること」について熱く語ってくれるコーナーで、その内容は漫画やアイドル、数学、じゃんけんと実にさまざま。自分が興味を持ったことを徹底的に追究する姿勢に、来場者は「麻布らしさ」を感じたことでしょう。

 3日間で2万5770人が訪れた第70回文化祭。「麻布を第一志望に決めた理由は、文化祭に参加したかったから」という受験生が多いのも納得の、魅力あふれるイベントでした。

中庭ステージでは、ラップ(写真)や一発芸、ライブなどが繰り広げられ、大いに盛り上がっていました 講堂でのダンス部公演。息の合ったステップを効果的に見せるため、照明にも工夫を凝らしています 来場者の投票で決まる「展示大賞」に輝いた化学部は、コント仕立ての楽しいマジックショーも開催
鉄道研究部は山手線沿線をイメージしたジオラマを制作。紙など身近な材料で作った建造物は愛嬌たっぷりです 飲食系の企画も充実。地下食堂では、ロコモコ丼などが食べられるカフェもあり、生徒は三角巾&エプロン姿で一生懸命調理していました LEDライトが点滅する「チカチカ体験工作」(100円でキットを購入)は小学生男子に人気
教室に造られた板壁を登る山岳部のボルダリング体験。上手に登れるように、背後から部員がアドバイスしてくれます 生物部には、学校近くの有栖川宮記念公園で捕獲したヘビを触らせてくれるコーナーも。来場者からは「意外とすべすべしている」との声が

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