受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(17年8月公開)

洛南高等学校・附属中学校  オープンキャンパス  6月25日(日)

教室で模擬授業を体験。中学生の気分を楽しむ

記念セレモニーでは吹奏楽部が演奏し、会場を盛り上げました

 今からおよそ1200年前、弘法大師が開いた日本で最初の私立学校「綜藝種智院(しゅげいしゅちいん)」に起源を持つ洛南高等学校・附属中学校。五重塔で有名な世界遺産・東寺の境内に広々としたキャンパスが広がります。

 JR京都駅から徒歩13分というアクセスの良さも魅力で、他府県から通学する生徒もたくさんいます。中学・高校合同での開催となったこの日のオープンキャンパスにも京都はもちろん、大阪や兵庫からも、多数の小学生や中学生とその保護者の方々が訪れていました。

 事前の参加申し込みは不要で、当日は10時から15時30分まで入退場が自由。本館エントランスに設けられた受付でプログラムと会場案内をまとめたしおりを受け取り、自由に校内を見学します。一日を通してさまざまなプログラムが実施されるので、最初に優先順位を決めておくと効率的に見学できます。特に各教室で行われる模擬授業については定員が決まっているため、毎回長い列ができていました。参加したい模擬授業は早めに確認しておきたいところです。

 午前と午後の2回行われた公民の模擬授業では、日本国憲法を小学生向けにわかりやすく説明する授業が行われました。英語ではネイティブ講師が動物の名前を楽しく紹介する授業が、算数では数学の入り口になる発展的な問題をスライドを使いながら一緒に解いていく授業が、それぞれ30分間行われました。いずれも参加型の授業とあって、小学生たちは積極的に発言をしたり、質問をしたりしながら熱心に受講していました。

本館前のエントランス。一日を通して多くの小中学生と保護者の方が行き交いました 茶道部の見学では、部員の皆さんのもてなしでお茶席の体験ができます 午前と午後に実施された算数の模擬授業。後方で保護者の方々が見守ります

熱気球を作る実験教室やクラブ見学会も大人気

毎年好評の理科実験教室。今回はグループで熱気球を作ります  身近なものを使って、熱気球作りに挑戦する理科実験教室にもたくさんの参加者が集まりました。材料はポリエチレンのごみ袋と竹ひご、針金です。熱気球の仕組みを先生が説明した後、参加者はグループごとに熱気球を組み立てていきます。ごみ袋の口に合わせて竹ひごで輪を作り、そこにごみ袋と針金、さらに小さなアルミカップをテープで留めると出来上がり。カップにろうそくをのせて火をつけると、熱気球がふわふわと浮かびました。子どもたちは目を輝かせながら、「飛んだ!」「浮かんだよ!」と歓声を上げます。この理科実験教室は午前と午後に計3回開催されましたが、整理券の配布は午前中にすべて終了。大変な人気ぶりでした。

 また、クラブ見学会では運動部、文化部の活動の様子を間近で見ることができます。運動部では、体育館でバレーボール部が熱のこもった練習をしていたのをはじめ、体操場では体操部が、剣道場では剣道部がそれぞれ日頃の鍛錬の成果を披露。充実した環境のなかで心身を鍛える在校生の姿が光っていました。

 一方、文化部では、茶道部がお茶席を設けて接待。訪れた人をお抹茶とお菓子でもてなしました。囲碁部では部員が見学者と勝負をしたり、初心者にはルールを説明しながら囲碁の楽しさを伝えていました。迫力ある対戦を見せてくれたのは競技カルタ部です。張り詰めた空気のなか、本番さながらの競技が目の前で展開されていました。

迫力ある練習風景を見せてくれた競技カルタ部。緊張感が漂います 囲碁部では部員に勝負を挑む小学生も。初心者にはルールを説明していました 体育館ではバレーボール部が練習中。熱心に見ている小学生がたくさんいました

個別相談会や行事の紹介、図書館見学にも多くの人

2階が自習スペースになっている図書館。広く明るい空間が魅力です  一方、保護者の質問や相談に答える個別相談会では、授業のスピードや宿題の量、部活動と学業の両立、今後の入試などについて、先生方がていねいに説明。こちらも開始直後から順番を待つ列ができていました。

 視聴覚室で行われた行事のビデオ紹介も「学校での様子がよくわかる」と好評でした。体育祭や文化祭など、中学・高校それぞれの1年間の学校行事を約30分の映像にまとめたもので、全部で7回上映。毎回立ち見が出るほどの人気ぶりでした。学業だけでなく、学校行事にも全力投球する同校の生徒の姿に、自分自身の将来を重ねた小学生も少なくなかったのではないでしょうか。

 一日を通して開放されていた図書館は、書棚を見て回ったり、自習スペースに座ってみたり、テーブルに陣取って読書を楽しんだりする人でにぎわいました。吹き抜けがあり、広々としている同校の図書館は、居心地も抜群。子どもたちも保護者の皆さんも楽しみながらゆっくりと見学していました。在校生による案内や説明もあり、今人気のある本や自習スペースの活用法などを教えてもらっている小学生の姿も見受けられました。在校生による案内は図書館だけでなく、キャンパスのあらゆる場所で行われていました。元気なあいさつで迎えてくれるのはもちろん、「どちらへ行かれますか」「英語の授業はこちらです」などと気持ちの良い対応で案内や説明をしてくれます。こうした在校生の様子からも同校の教育方針が伝わってきます。

 多彩なプログラムと、間近に見る在校生の姿。参加した小中学生やその保護者の方にとって中学や高校での生活が具体的にイメージできるオープンキャンパスでした。

個別相談会では、先生方が保護者の質問に対応。さまざまな相談が寄せられていました 中学、高校それぞれの制服が展示されています。ここで記念写真を撮るご家族の姿も 食堂も営業中。オープンキャンパス限定メニューが登場し、人気を集めていました

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