受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(17年11月公開)

東邦大学付属東邦中学校・高等学校 銀杏祭 9月16日(土)・17日(日)

「MESSAGE」のテーマの下、宇宙関連イベントも開催

校長の松本琢司先生は、今年12月に宇宙へ旅立つOBの金井宣茂宇宙飛行士を応援する「金井宣茂宇宙飛行士プロジェクト実行委員会」の副委員長も務めます
日本人初の宇宙飛行士である秋山教授は、当時の映像などを交え、宇宙に行くまでの苦労やそこで得た経験などをユーモアたっぷりに語りました
 少しずつ暑さも和らぎ、秋の訪れが感じられるようになった9月16日と17日の2日間、東邦大学付属東邦中学校・高等学校の文化祭「銀杏祭」が行われました。今年は「MESSAGE(メッセージ)」というテーマの下、各団体や生徒たちが、来場者へと伝えたい思いをそれぞれの企画に込めたそうです。また、今年12月からOBでもある宇宙航空研究開発機構(JAXA)所属の金井宣茂宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在することから、2017年を「宇宙イヤー」と位置づけている同校。文化祭内でも、「東邦中高等学校宇宙教育プロジェクト委員会」主催による数々の宇宙関連イベントが行われ、大きな注目を集めました。

スペースシャトルの模型やNASAの制服など、宇宙に関するさまざまなアイテムを展示。日本宇宙食のメニューの豊富さに多くの来場者が足を止めていました  編集部が訪れた2日目は、あいにくの雨模様でしたが、10時から開催された京都造形芸術大学の秋山豊寛教授による講演会「宇宙から気づいた地上での学び」には、多くの観客が詰め掛けていました。初めて宇宙に行った日本人としても知られる秋山教授。講演会では、市川市・習志野市とともに立ち上げた「金井宣茂宇宙飛行士プロジェクト実行委員会」で副委員長を務める同校校長の松本琢司先生のあいさつに続いて、秋山教授より、1990年にソ連(現在のロシアなど)の宇宙飛行士2人と乗船したソユーズ宇宙船での9日間の宇宙飛行について、たくさんの貴重な話が披露されました。

 講演会場となった第二体育館では、宇宙にまつわるさまざまな展示も行われました。ここでは、ISSで最大の実験モジュールでもある、JAXAが開発した日本の宇宙実験棟「きぼう」の模型や、アメリカ航空宇宙局(NASA)の制服や宇宙服、そして、サバのみそ煮やようかん、ラーメンといった、日本人宇宙飛行士向けに開発された「宇宙日本食」も並び、その本格的な展示内容には、子どもからお年寄りまで幅広い世代が見入っていました。また、カフェテリアではJAXAの職員食堂で提供されている「星のかがやきカレー」も販売されており、多くの来場者がその味を確かめました。

広大な校地での催しは、1日では回り切れない充実ぶり

有志によって行われた鉄道研究の発表。模型をはじめ、各鉄道会社のつり革など、貴重な資料を間近で見ることができました  一方、校内にある各棟は、さまざまな団体による研究発表や体験型展示でにぎわいをみせています。なかでも、中学棟・高校棟で行われた各クラスによるお化け屋敷や迷路、謎解きイベントなどは大盛況。入場待ちの長い列ができたイベントもありました。

 このほか、地形模型部では、3年という歳月をかけて制作した北方領土・択捉島模型などを展示。美術棟で行われていた高校美術部による展示では、部員たちが、訪れた小学生のリクエストに応じてかわいらしいイラストを描いていました。このほか、第一体育館での高校演劇部、セミナー館視聴覚大ホールでの中高合唱部、特別棟多目的ホールでの中学オーケストラ部の発表も、たくさんの観客を集めました。このような盛りだくさんの催し物が行えるのも、約51万㎡という広大な校地で知られる同校ならではといえるでしょう。

 こうして、宇宙関連のスペシャルイベントも開催されて大いに盛り上がった今年の銀杏祭。生徒たちが込めた「情熱」や「何事にも全力投球」という熱いメッセージは、来場者にもしっかりと届いたことでしょう。

教室展示がほとんどのクラス発表のなかで、中学2年D組は「踊る! 2-D御殿」と題し、教室を飛び出してのダンスを披露しました 吹奏楽部は、各演奏曲をテーマとしたコントを披露するという“聴衆ファースト”な構成。多彩な楽曲と確かな演奏力にひきつけられました 生物室では、部員たちがさまざまな実験を披露。ウニなどに触れることができるコーナーも用意されていました
地形模型部では、3年の歳月をかけて制作された5万分の1スケールの択捉島の模型を展示。色の濃淡によって標高を表現するなど、細部にまでこだわっています 図書館を開放して行われたのが図書委員会有志による謎解きゲーム。来場者は難解な問題の数々に頭をひねりながら、ゲームを楽しんでいました 校内には来場者の投票で「企画王」を決定するためのブースが2か所あります

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