受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「17年11月号」より転載/17年10月公開)

第146回 開成祭 9月23日(土・祝)・24日(日)

伝統を受け継ぎながら、進化した形を作り上げる

最初に来場者を出迎えるアーチ。今年は落ち着いた色合いです 人気の企画がめじろ押しで、毎年、多くの来場者を集める「開成祭」が、9月23日・24日に開催されました。146回目となる今年は、これまでの伝統を受け継ぎながら、さらに新たな個性を積み上げて前進するという開成生の力強さが、さまざまな形で表現されています。

 編集部が訪問したのは、23日の10時ごろ。最寄りの西日暮里駅では、改札を出る前から親子連れの姿が目立ちます。そして道路に出ると、そこからはもう開成祭の世界。案内役の在校生の元気な声を聞きながら、たくさんの親子連れと共に正門へと向かいます。

 開成祭の象徴ともいえる正門のアーチの付近でパンフレットを受け取り、まずはその内容をチェック。しかし、見どころが多過ぎて、どこから見学しようか迷ってしまいます。部活やクラス、有志による参加団体(参団)は、全部で70以上。それぞれ、来場者の投票で決まる「参団グランプリ」を勝ち取るため、呼び込みから気合が入っています。

開成管弦楽団は、ピアノと管楽器、弦楽器の息の合った演奏で聴衆を魅了 各種のパフォーマンスが行われるB会場の1階に行くと、開成管弦楽団が小講堂で美しい音色を響かせていました。その後もジャグリング部の大道芸、生徒が研究発表を行う「開成ノーベル学会」(先着によるチケット制)、音楽部の三輪田学園との混声合唱などが行われます。同じくB会場1階の視聴覚室では、俳句甲子園全国大会で2連覇を達成した俳句部による「熱闘! 俳句甲子園」が行われ、立ち見でも入り切れないほどの観客が集まっていました。

 B会場の2階から5階には、主に文化部による展示や実演、中1のクラスや中学・高校の有志による参加型のゲームが並んでいます。流行のゲームなども取り入れながら、伝統的な展示も存在感を示し、子どもから大人まで楽しめる幅広い企画でもてなします。

 続いて渡り廊下を通ってC会場へ。ここには、理科系の部活による展示や実験が集まっています。なかでも、さまざまな生物の展示や説明を行う生物部、部員が制作したゲームの体験や実験の見学ができる物理部は大盛況で、来場者は部員の説明に熱心に耳を傾けていました。

毎年人気の開成焼きとお好み焼きは、中学生と高校生が協力して作ります 正門からいちばん近いA会場では、文化部の展示や体験型企画、高校の有志によるゲームなどが行われています。特に体験型企画は子どもたちに好評で、教室の前に行列ができていましたが、待っている間にも飽きさせない工夫が見られました。また、本館ホールでの各部活や教職員のパフォーマンス、大体育館での運動部の招待試合、さらにバンド演奏や驚くほどの在庫を誇る古本市など、「これでもか」というほどの企画が待ち構えています。

 もちろん「食」の楽しみも忘れずに。今年も、在校生が作ってくれる開成焼き(大判焼き)と大阪風お好み焼きは大人気。食券を購入してから、中庭で商品と引き換えますが、引き換えの列に並んでいる間も、在校生が焼いている様子を見て楽しめます。また、A会場2階の文準喫茶では、校章の焼き印が入ったホットサンドなどを販売しました。

 気がつくと、あっという間に一日が終了。146年という伝統を超えていく開成生のパワーは、来年もきっと進化した形を見せてくれることでしょう。

「熱闘! 俳句甲子園」では、中1の生徒も句を披露し、ディベートで対戦 中学生徒会の「Let’s talk kaiseiⅢ」。制服を着て記念撮影もできます 廊下の看板に、開成のペン剣マークの作品を展示した折り紙研究部
模型の体験運転に加えて、発車ベルスイッチ体験も実施した「鉄研の車窓から」 開成グッズの新商品には、男性に似合いそうなエプロンも登場 高校生クイズでも大活躍のクイズ研究部。来場者がテレビ番組のような早押しクイズを体験
生物部ではたくさんの種類のクワガタムシを展示。部員が解説してくれます 部員が制作した電子ゲームで遊べる物理部。実験の見学やロボットの操作もできます

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