受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(17年11月公開)

豊島岡女子学園中学校・高等学校 桃李祭 11月3日(金・祝)・4日(土)

伝統と多様性を感じさせる企画で、豊島岡の魅力を伝える2日間

今年の桃李祭の装飾テーマは「和」。正面玄関吹き抜けを飾る風神・雷神をはじめ、和風のオブジェが校内を飾ります  毎年11月に開催される桃李祭(文化祭)は、10月の運動会と並ぶ豊島岡女子学園の二大行事の一つ。「桃李」とは、司馬遷の『史記』の中にあることば「桃李もの言わざれども下自ら蹊(みち)を成す」に由来します。桃や李(=すもも)が象徴する徳の高い人は自分からは何も言わなくとも、その良い香りから自然と人が集まってくるという意味があります。その名のとおり、例年多くの来場者でにぎわいます。

 今年の桃李祭の装飾テーマは「和」。受付で配布されるパンフレットをはじめ、校内はさまざまな「和」の表現で彩られ、お祭りムードを盛り上げています。玄関を入って、1階にある被服室に進むと、そこでは学校紹介部門の有志による「運針・ネクタイ体験」が行われています。豊島岡では「集中力を養う心の鍛錬」として、授業前の5分間、運針を行うことが伝統です。豊島岡生になった気分を味わえるとあって、小学生たちが、在校生の指導を受けながら真剣に針を進めていました。また、11時からはクラス代表による運針競技会も開催され、多くの来場者が戦いの行方を見守っていました。

 続いて、クラブの展示や出し物の教室に歩みを進めます。文化系・体育系合わせて50近いクラブがあるため、この2日間は、校舎の地下1階から地上8階までがフルに活用されています。パンフレットに各教室への案内は載っていますが、効率良く回りたい方には、「豊島岡ツアー」がお薦め。在校生が40分ほどかけて学校全体を案内してくれます。

学校紹介部門の有志による「運針・ネクタイ体験」。在校生がていねいに教えてくれます 文化系クラブで行列ができるほど人気だったのが、化学部と生物部の教室です。化学部は割れないシャボン玉とスライムづくり体験を、生物部は解剖の実演と葉脈標本のしおり制作体験を行い、どちらも小学生たちが部員に興味深そうに質問をしていました。

 このほか、おとぎ話の登場人物に判決を下す模擬裁判を行った政経部や、段ボール製のプラネタリウムで星空の解説を行う天文部の教室も来場者を楽しませています。一方、にぎやかな雰囲気とは対照的に、「百人一首」をテーマにした生け花を展示する花道部や、「水と紅」をイメージした作品を展示する写真部など、落ち着いて鑑賞を楽しむ教室も人気です。その場で好きなことばをしおりに書いてくれる書道部の教室にも、多くの来場者が集まっていました。

イカや魚など、ふだん食べるような魚介類の解剖と解説を行った生物部 一方、講堂や体育館では、軽音楽部、吹奏楽部、演劇部、舞踏研究部、桃李連(阿波踊り部)などの公演が行われています。なかでも、9月の東京都合唱コンクールで中高ともに金賞を受賞したコーラス部の公演は、1時間前から指定席券が配布されるほどの人気ぶりでした。

 ほかにもテニス部はグラウンドで、卓球部と体操部は地下体育館でゲームや実演を実施。図書館では図書委員会によるビブリオバトル(書評合戦)や読み聞かせも行われるなど、在校生の多様な活動を見学することができました。そんな桃李祭の来場者数は2日間で1万4500人を超え、今年も大盛況となりました。

化学部では、紙テープと竹ひごで「割れないシャボン玉」づくりに挑戦。校内を歩く多くの小学生が完成品を手にしていました 在校生から学校生活を聞くこともできる豊島岡ツアー。2階の受付近くには、部活動や校外行事を紹介するコーナーもありました
「白雪姫」を裁く政経部の模擬裁判。裁判官や弁護人を演じる部員に交じり、来場者も裁判員として参加します 料理好きが集まる割烹部では、麩菓子やポッキーなどのお菓子だけで作った日本の城も注目を集めていました 華麗なダンスを披露するエアロビクス部。歓声や手拍子など客席も一体になって盛り上がります
アコースティックギターの優しい音色で、ポップスを奏でるギター部 手作りの小物が並ぶバザーは100円以下のお買い得品も。売り上げは「秋津療育園」「国境なき医師団」に寄付されます マンドリンや琴、弦楽合奏の部員が指導する「楽器体験」も、順番待ちができるほどの盛況ぶりでした

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