受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「18年1月号」より転載/17年12月公開)

第66回 文化祭 11月3日(金・祝)・4日(土)・5日(日)

中・高それぞれに「文実」を組織し、3日間、全力で盛り上げる!

ステージ班は「バカ討論」「没企画検討委員会」など多彩な企画でお祭り広場を盛り上げていました

 夜半すぎに降り出した雨は短時間で上がり、朝から暖かな日差しに恵まれた11月3日。今年も「筑駒」の「文化祭」が始まりました。編集部は9時45分ごろに到着したのですが、入場は9時30分に始まったばかりで、来場者は校門を入ってすぐ左手の所で記名し、パンフレットを受け取ることになっているためか、まだ長蛇の列ができていました。

 記名所を過ぎてからすぐに目に飛び込んでくるのは、スカイホール下の通路の左手に並んだ、縁日のアトラクションの数々。巨大なピンボールや立体的なもぐらたたきなどで遊ぶ小中学生が大勢いました。その反対側ではガラクタ市と古本市が開かれています。

 ここを抜けるとお祭り広場があります。右手奥にはステージが設置されており、ちょうど「格付けチェック」が行われていました。これは出場者にお題が与えられ、そのパフォーマンスなどの出来が悪いと、「一流」から「二流」「三流」へと格下げされるというもの。ステージ班員の熱演に、観客の皆さんは大喜びでした。

縁日班による渾身の力作アトラクション(ゲーム)が勢ぞろい ところで、筑駒の文化祭は中学・高校それぞれに組織される文化祭実行委員会(文実)によって運営されます。その中核を成すのは高2生ですが、受験を間近に控えた高3生も筑駒ライフの最後を飾るべく、六つの特別班(食品、縁日、ステージ、コント、演劇、喫茶)に分かれて文化祭を盛り上げます。前述した縁日もステージ上での企画も、実は高3生が運営しているのです。

食品班はピザのほか、おしるこ、まぜそばなどの模擬店を運営。それぞれに写真のようなボードを掲示していました ほかの学年はというと、中1・2はクラスごとにテーマを設定し、深く掘り下げた研究成果を展示・発表することになっています。中3から高2までもクラス単位でさまざまなことに取り組むのですが、その多くはオリジナルの演劇です。なかにはクオリティーが大学生レベルといえそうなプログラムもありました。

鉄道研究部のジオラマを食い入るように見ている小学生たち もちろん、部活や同好会も、それぞれのテーマに対するメンバーたちの日ごろの傾倒ぶりが展示や発表によって存分に披露されています。たとえば、鉄道研究部の部屋には手の込んだジオラマが展示されており、何人もの小学生が目を輝かせて周囲を取り囲んでいました。科学部では多彩な実験がいくつも同時並行で行われていて、こちらでは小学生が科学の不思議を味わっていました。また、井山裕太さんの七冠復帰が背景にあるのでしょう、駒場棋院(囲碁部)の部屋では小学生が真剣な表情で部員と対局していました。

 今年で66回目を迎えた筑駒文化祭。毎年テーマを決めて開催されているのですが、今年のテーマは「DICE!」。サイコロです。そこには出る目が予測できないサイコロと同様、「何が起こるかわからない文化祭を、なんとしても成功させたい」(文化祭パンフレットより)という文実スタッフの熱い思いが込められています。校内各所で目にした来場者の皆さんの笑顔や、文実スタッフと在校生の充実した表情からは、その願いはかなえられたといってよさそうです。

「虚像」という演劇を上演していたのは中3−Bです。中3ともなると、中1・2の展示とは趣が異なります シガーボックスによる妙技で観客を楽しませる筑駒Jugglersのメンバー 中1−Bによるクラス展示「芸術は割り箸だ」。まるでパズルのような仕上がりを見せる城の模型
文房具メーカーの協力を得た展示「ぶんぼうぐらし」。中2−Cががんばりました 音楽部による「ブラスの祭典2017」。第一部「Classical」、第二部「Pops」という2部構成で演奏されました 「駒場棋院」。筑駒の囲碁部は今年、中高ともに全国大会に出場した強豪です
コント班の舞台を見るために行列する来場者。開演20分前でざっと200人もの人が並んでいました 折紙研究会による「四神(しじん)」の展示。開成高(青竜)、早稲田高(玄武)、渋谷教育学園幕張高(白虎)との合作です(筑駒は朱雀を担当)。中央にあるのは「登竜門」 外観からして本格的な喫茶班によるカフェ。筑駒クッキーや各種スープ、紅茶などをテイクアウトすることもできます

ページトップ このページTopへ