受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「18年2月号」より転載/18年1月公開)

東洋英和女学院中学部・高等部 第31回 クリスマス音楽会 12月9日(土)

クリスマスを迎える喜びを
美しい歌声と演奏で表現

上/合唱部の部員数は現在48名。今年度の東京都合唱コンクールの中学校部門で銀賞を受賞した実力派です
左下/器楽科のグループレッスンでは、少人数で基礎から学ぶことができます。オーケストラは中級レベル以上の楽器経験者で編成されています
右下/ハンドベル部は4グループに分かれて活動しており、この日は高校生グループが絶妙なチームワークと巧みな演奏を披露しました

 東洋英和女学院は1884年の設立以来、133年にわたってキリスト教に基づく女子教育を行ってきました。そんな同校にとって、このクリスマス音楽会はとても大切な行事です。毎年、学校説明会でアンケートに答えた小学生とその保護者を招待して、13時からと15時からの2回に分けて開催されます。31回目となる今回も、会場となった新マーガレット・クレイグ記念講堂には、たくさんの参加者が集まりました。

 初めに中学部長の石澤友康先生が登壇。「クリスマスは神様の愛がキリストの誕生という形で示された日です。それと同時に、神様はわたしたちに音楽を楽しむ感性を与えてくれました。クリスマスの喜びを音楽で分かち合い、共に楽しい時間を過ごしましょう」ということばで、音楽会はスタートしました。

 最初のプログラムはパイプオルガンの演奏です。同校ではクラブ活動とは別に課外教室を設けており、希望に応じてピアノ、パイプオルガン、管弦楽器などのレッスンをプロの講師から受けることができます。この日の演奏を担当したのは課外オルガン科の高1生。講堂に設置されたパイプオルガンの鍵盤を見事に操り、荘厳な音色を会場に響かせました。

 続いて、ハンドベル部の高校生グループが登場し、クリスマスにぴったりの「そりすべり」を披露。さらに合唱部も、小学生にもおなじみの「ジングルベル」を高らかに歌い上げます。2曲目の「魔法の王国」では、課外器楽科の講師によるバイオリン、フルート、ファゴットの伴奏に合わせて美しいハーモニーを響かせ、観客を魅了しました。

講堂にパイプオルガンが設置されてから20年。課外教室のオルガン科の生徒は、このパイプオルガンで個人レッスンを受けられます 次は、課外器楽科オーケストラによる演奏です。舞台転換の間は、この日の司会を務めた高3生2名が、学校生活の様子や行事の思い出などを紹介してくれるので、退屈することはありません。参加者のなかには「楽譜が読めないけれど大丈夫?」と心配する人もいたかもしれませんが、「毎日の礼拝で讃美歌を歌っているうちに、自然に音楽も楽器も身近なものになっていきます」とのことばを聞いて、安心したのではないでしょうか。

 さて、楽しい話を聞くうちに舞台の準備が整い、中1から高2までの45名で編成されたオーケストラが登場。明るく軽やかなクリスマス・メドレー「サンタが街にやってくる~赤鼻のトナカイ」で会場を大いに盛り上げます。

 そしてトリを飾ったのは、高1の音楽選択者79名と父親有志50名による混声合唱です。父親有志の合唱団が結成されたのは学院創立111周年記念音楽会がきっかけで、20年以上も活動を続けています。生徒の澄んだ歌声とはひと味違う、力強い響きを聴くことができました。

 最後に参加者全員で「きよしこのよる」を合唱して音楽会は終了。神を敬い、他者を愛し仕える「敬神奉仕」の精神と共にクリスマスの意味をあらためて考える良い機会となったのではないでしょうか。

毎年、観覧希望者が多いため、2回に分けて開催。13時からの回は小学5年生以下、15時からの回は6年生が対象となっています 正面玄関ホールではクッキーの販売も行われ、その売り上げの一部は東日本大震災で被災した子どもたちに寄付されます 混声合唱は注目のプログラム。お父さんたちは娘と同じ舞台に立つために、仕事の合間を縫って練習を重ねてきました

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