受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(18年5月公開)

栄光学園中学高等学校 第71回 栄光祭 5月12日(土)・13日(日)

スローガンは「百花繚乱」。ジャンルを問わず、さまざまな個性を発揮

正門前には、スローガンが書かれた看板が立てられています

 5月12日(土)・13(日)の両日にわたり、栄光学園中学高等学校の文化祭である「栄光祭」が行われました。第71回の今年は、卒業生である建築家の隈研吾氏が設計監修した新校舎で行う2度目の栄光祭。スローガンは「百花繚乱」です。栄光生の独創的で革新的な個性を美しい花に見立て、その一つひとつが咲き乱れて「栄光祭」という大輪の花を形作りたい。そんな在校生たちの思いが込められています。

 編集部が訪問したのは初日の12日。校門で在校生からパンフレットを受け取り、構内に入ると、2階建ての新校舎の姿がすぐに見えます。1階が耐震性を持つ鉄筋コンクリート造り、2階が自然味あふれる木造というハイブリッド構造が特徴です。実験室が三つ、講義室が四つという計7もの理科の専用教室などを備えた北棟と、中高のクラスルームがある南棟が平行に並び、2階部分が2本の渡り廊下でつながれています。その下に広がる中庭では、体操部ダブルダッチ班による体験会と、高3生の有志によるバンドやダンスといったパフォーマンスが行われています。ダブルダッチの体験会では、部員たちが2本のロープを操って見事な跳躍技を披露すると、来場者から歓声が起こります。そんな部員たちの指導で、小学生もさまざまな技に挑戦していました。

 次に向かったのは、西棟前の広場に設けられた屋外ステージです。そこでは、ブラスバンド部による「ちんどん屋」の演目が盛り上がっており、色とりどりの衣装で仮装した部員たちが、にぎやかな演奏で来場者を笑顔にしていました。

 一方、大講堂では、午前は「栄光ピアノの会」と「栄光フィルハーモニー」によるコンサートがあり、午後はダブルダッチの実演やブラスバンド部の演奏会などの演目が続きます。また、第一体育館では体操部が、床運動や吊り輪、平行棒などの力強い演技を披露。バック転など大技が決まるたびに、来場者から大きな拍手が送られていました。

中庭で実施されたダブルダッチ体験会。2本のロープに足が引っかからないようにジャンプ! ごみの分別もしっかり。どの種類かわからない場合は、担当の在校生が分別してくれます ブラスバンド部による「ちんどん屋」。にぎやかな演奏でお祭り気分を盛り上げます
難し技を次々と繰り出す体操部の演技に、来場者たちは思わず息をのみます 広々としたグラウンドでは、ボールを投げるゲームや迷路などの催しがありました 高3生も有志でパフォーマンスを披露し、最後の栄光祭を思い切り楽しみました

開放的な造りの校舎を上手に利用し、各部が成果を披露

地学教室と中庭で行われた縁日。ヨーヨー釣りや射的など、楽しい出し物が盛りだくさん

 中高のクラスルームがある南棟は、どの教室も床までの掃き出し窓で、そこから直接、テラスやグラウンドに出られる開放的な造りです。その各教室では、英語部によるディベート、競技科学同好会による巨大ピタゴラ装置実演と工作体験会、レゴ部による作品展示と自主制作映画上映などが行われています。また、生物研究部ではタデ科の植物で10円玉を磨く体験会を実施。一生懸命に磨き、ぴかぴかと輝く10円玉を見た小学生たちは大喜びでした。

 一方、北棟では、物理、化学、工学、天文、PC、数学の6班に分かれて活動する物理研究部が、複数の教室を使って展示や演示実験を行っています。1日10回上映される天文班のプラネタリウムには、毎回多くの来場者が詰め掛け、北棟1階で上映1時間10分前から整理券が配られるほどの人気ぶりでした。

 音楽、美術、スポーツ、科学と、まさに在校生たちの才能が「百花繚乱」のごとく咲いた栄光祭。訪れた小学生の皆さんも、そんな在校生の姿を見て、同校へのあこがれを強くしたのではないでしょうか。

公開実験も行った生物研究部。部員の指導で小学生もタデ科の植物で10円玉磨きにチャレンジ 教室いっぱいの巨大ピタゴラ装置は、競技科学同好会の力作です 囲碁将棋部の教室では部員と小学生が対戦。みんな、頭を抱えて真剣勝負です
物理研究部は「科学の甲子園」の全国大会に7年連続で出場。大きなトロフィーがまぶしい! 校舎の外壁に掲示されたメッセージボードに、来場者が次々とコメントを書き入れます 北棟と南棟をつなぐ渡り廊下も、在校生が描いたさまざまなポスターで彩られます

ページトップ このページTopへ