受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「18年7月号」より転載/18年6月公開)

麻布中学校・高等学校 第71回文化祭 5月2日(水)〜4日(金・祝)

枠にとらわれない展示やイベントに3日間で約2万8900人が熱狂!

 麻布中学校・高等学校の文化祭は例年、ゴールデンウイーク期間中に3日間にわたって開催されます。編集部が訪れたのは4日の最終日。構内は午前中から多くの来場者でにぎわいました。

正門から入場ゲートまで続く立て看板は力作ぞろい。カラフルな色合いが目を引きます

 正門を抜けると、まず目に飛び込んでくるのが、色鮮やかで個性的な立て看板の数々です。その先には、パリのノートルダム大聖堂をモチーフに作られた入場ゲートが立っており、来場者はここでパンフレットを受け取ります。

 ゲートをくぐり中庭に進むと、すでに盛り上がりをみせる野外ステージが現れます。ここでは連日、ダンスや漫才、プロレスといったさまざまなパフォーマンスが披露され、この日も恒例の「ミス麻布・ミスター麻布コンテスト」など、人気企画がめじろ押し。中庭にはたこ焼きなどの飲食販売ブースもあるため、食事をしながらステージを楽しむ来場者の姿もありました。

 中庭を囲むように建つ教室棟では、各団体が趣向を凝らした企画や展示で来場者をもてなします。特に受験生の人気を集めていたのが、理科系クラブによる展示や演示実験です。半年をかけて製作したロボットや体験型ゲームをお披露目した物理部無線班は、教室の外まで入場待ちの列が続くほどの大盛況。また、今年から展示の規模を拡大した生物部にも多くの人が訪れ、部員が採集した昆虫の標本や魚、植物などに、大人も子どもも見入っていました。

バンド演奏などで盛り上がる中庭の野外ステージ。さまざまなパフォーマンスに大きな歓声が上がりました

 一方、ボルダリング体験(山岳部)や体力測定(水泳部)など、体験型の企画を用意した運動部も人気です。アーチェリー部では部員のサポートの下、実際の弓と矢を使って競技に挑戦。1メートルほど先の的に見事に矢を命中させると、来場者もうれしそうな笑顔をのぞかせます。

 このほか、部員との対局ができる将棋部やチェス部、鉄道模型の運転体験が楽しめる鉄道研究部、幅広い曲目で聴衆を魅了した音楽部など、文化系クラブにも多くの人が足を運び、部員たちの日々の活動の成果を体感しました。

 また、有志団体による企画が豊富なことも、麻布の文化祭の特徴です。ピタゴラスイッチ展や油そば展など毎年恒例の人気団体に加え、特にユニークだったのが、小規模展示の集合体「フロンティア展示」です。

5年ぶりに復活した書道部の展示。来場者が筆を執る短冊コーナーには「麻布合格」の文字も

 ここでは、四つの教室を30のブースに分け、1人から数人のグループが思い思いの展示を披露。アニメやスポーツ、似顔絵、悩み相談コーナーなどその内容は実にさまざまです。自分の好きな分野をとことん突き詰め、さらにユーモアも忘れないこうした展示に、訪れた来場者も「枠にとらわれない自由な麻布」を実感したことでしょう。

 3日間で、昨年より3000人近く多い約2万8900人を動員した麻布の第71回文化祭。生徒たちの熱気とともに、「自由闊達・自主自立」という同校の校風を存分に感じました。

昆虫や鳥、魚などのグループごとに展示を行った生物部。来場者の投票で決まる「展示大賞」に輝きました 鉄道研究部ではJR山手線のジオラマを披露。高さ1mを超えるビルの模型がインパクト大です コント仕立てで進む化学部のマジックショー。会場は笑いと驚きの声に包まれました
和風喫茶「軟茶っ亭」では、生徒が厳選したお団子などを提供。ほっと一息つける憩いの空間です 物理部無線班の工作体験は今年も大人気。LEDライトが点滅する通称「チカチカ」を作ります ヨーロッパの用兵思想をテーマに展示を行った地歴部。手作りのよろい模型など、こだわり満載です
アーチェリー部の体験コーナー。「真っすぐ肘を引いてね」と部員がていねいに教えてくれます
アーチェリー部の体験コーナー。「真っすぐ肘を引いてね」と部員がていねいに教えてくれます 将棋部やチェス部には多くの男子小学生が訪れ、部員との対局に挑みました

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