受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「18年8月号」より転載/18年7月公開)

桐朋中学校・高等学校 第67回 桐朋祭 6月2日(土)~4日(月)

桐朋生が奏でる個性豊かな音色が来場者と見事に共鳴

生徒たちのカウントダウンとともにくす玉が割られ、桐朋祭がスタート

 6月2日から4日までの3日間、桐朋中学校・高等学校の文化祭「桐朋祭」が行われました。67回目を迎えた今年のテーマは“奏~toho symphony~”。個性豊かな桐朋生たちと来場者が一緒につくり出すメロディーが、大きく、どこまでも広がっていくように、という思いが込められています。

 編集部が訪れたのは初日の2日です。12時半に始まった開会式では、校長の片岡哲郎先生によるあいさつの後、桐朋生たちのカウントダウンとともにくす玉が割られ、実行委員長が大きな声で開会を宣言。3日間にわたる祭典がスタートしました。

 この日、たくさんの展示のなかで特に人気を集めていたのは、地学部・生物部・化学部の実験や体験型の展示です。地学部の本格的なプラネタリウム上映は今年も大人気。地質班主催の砂金採り体験では、部員たちのアドバイスを受けながら小学生たちが真剣な表情で砂金採りに挑戦しています。また、生物部では、珍しい模様のウツボやカサゴなど、部員たちが野外活動で採集し、部で飼育しているさまざまな生き物を展示。化学部の大演示実験では、液体窒素を使った実験などをユーモアたっぷりに披露し、立ち見が出るほどの盛況ぶりです。

地学部の展示ではヒスイやコハクなどの珍しい石の展示に注目が集まっています

 一方、桐朋生みずからが脚本・演出・撮影を行う毎年恒例の「TOHO TV」は、今年もダンスやクラブ紹介など、個性豊かな映像作品に仕上がり、食堂や多目的ラウンジなどで上映されています。芸大をめざす生徒たちの有志企画「Chalk」では、これまで描きためてきたアート作品を展示。どれも目を見張る見事なものばかりですが、なかでも、昨年の桐朋祭のポスターを制作した生徒によるチョークアートは圧巻です。黒板を埋め尽くす大作を見て、感嘆の声を上げる人がたくさんいました。

 このほか保護者の皆さんの注目を集めていたのは、生徒が講師を務める独自のセミナー「生徒による授業」や、夏休みの自由研究作品の展示など、中学の学年参加企画です。自由研究の優秀作品を並べた教室では、「リニア開通と地方都市の発展」と題した社会研究をはじめ、数学研究や科学実験のレポート、ロボット、アート作品など、その内容は実に個性豊か。レポートを手に取ってじっくりと読む姿が至るところで見られ、「中学生が夏休みだけでここまでできるのか」といった驚きの声も上がっていました。

黒板に描かれたチョークアート。本当にチョークだけで描かれているのかと、そばに寄って見る人も

 屋台や喫茶など飲食系の企画も充実しています。真夏のような暑さとなったこの日は、タピオカドリンクやかき氷に人気が集まっていました。

 一方、野球やサッカーなどの運動部では、招待試合や練習試合を公開。体育館ではトランポリンパフォーマンスも披露されています。ホールでは管弦楽や吹奏楽などのアンサンブルや、バンド演奏などが次々と披露され、会場を盛り上げていました。

 今年も多彩な企画で在校生たち一人ひとりが「主役」として輝いた桐朋祭。見学に来た受験生とその保護者の方にとっても、同校の誇りともいえる「自由」な校風を感じることのできる一日になったのではないでしょうか。

12時の開場の前から続々と来場者が訪れた初日。桐朋生たちが臨機応変に対応し、早めに構内へと案内しています 地学部の砂金採り体験では、採った砂金を持ち帰れるとあって、子どもたちも真剣に取り組んでいました 化学部の大演示実験は、実験の前に結果がどうなるのかをクイズで出題。ユーモアたっぷりの展示でした
生徒会主催で行われる桐朋生による授業。黒板も使って堂々たる姿です
生徒会主催で行われる桐朋生による授業。黒板も使って堂々たる姿です 生物部では野外活動で採集したさまざまな生き物を展示。生きたエビなどに実際に触れられるコーナーもあります
交通研究部鉄道研究班は巨大ジオラマを展示。本物さながらの運転台を使用した体験運転も人気でした 音楽室とホールで行われた音楽部によるアンサンブル・ステージ 中学の夏休みの自由研究発表では、実際に作った装置などの作品も展示されています

将棋部では初心者の部員から有段者の部員までを来場者が指名して対戦

中庭にはチュロスやポップコーン、焼き鳥などを売る屋台が充実。2階の教室には喫茶店やクレープなどの模擬店が並び、桐朋生が来場者をもてなします

ゴルフ部員手作りのコースで楽しむパターゴルフ「パットパットゴルフ」は今年も行列ができるほど大人気

「桐朋ツアー」では在校生が構内を案内しながら、日ごろの生徒の様子なども教えてくれます

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