受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「18年8月号」より転載/18年7月公開)

栄東中学・高等学校 栄東祭 6月9日(土)・10日(日)

咲き誇る花のように、華やかで元気いっぱいの企画が満載

北門の大きなアーチをくぐって校内へ。近くには生徒たちが作った木造のすべり台も設置されています

 関東地方が梅雨入りしてから最初の週末となった6月9日と10日の2日間、栄東中学・高等学校の「栄東祭」が開催されました。今年のテーマは「栄華」。校名の〝栄〟にかけて、「栄東祭が花咲くように、華やかに栄えて成功するように」という生徒たちの思いが込められています。また、今年は初の試みとして生徒たちが栄東祭の公式WEBページを作成。来場者へのあいさつに加えて準備風景の写真なども公開し、開催前から盛り上げます。

 編集部が訪れたのは初日の9日。この日の一般公開は11時からですが、それに先駆けて、9時30分から中学生による「国語・英語弁論大会」と「ビブリオバトル」が体育館で行われました。この催しは一般の来場者も見学可能。このうち弁論大会では、厳しい予選を突破した中学生たちが、3分間という限られた時間で自分の思いを発表します。

 国語弁論のトップバッターを務めたのは中1生。つい3か月前までは小学生だったとは思えないほど堂々とした姿で、将来の夢について語ります。一方の英語弁論のテーマは、グローバル社会での通訳の重要性といったテーマから、YouTuberの活躍などエンターテインメント性のある話題まで幅広く、英語力だけでなくスピーチの内容もハイレベル。完成度の高さに驚かされました。

 引き続き行われた「ビブリオバトル」は、3分間で自分のお薦めの本を紹介し、観客の中学生が自分も「読みたい!」と思う本にうちわを掲げて勝者を判定するというシステム。うちわの数を上空からカウントするためのドローンも登場し、会場は大盛り上がりです。3名で勝者を競う対決が、3ブロックで行われます。その本がいかに魅力的な内容であるかを訴える生徒の表情は真剣そのもの。本を愛する思いが伝わってきました。

講堂で行われた書道部のパフォーマンス。ダンスを取り入れるなど、観客に楽しんでもらいたいという気持ちがしっかりと伝わってきました

 一方、展示発表で見逃せないのは、中学生による学年展示です。さまざまな取材やアンケートを通して栄東の魅力を紹介する中1の「栄東新聞」、20年後の自分の人生を想定して書く中2の「20年後の履歴書」、生徒みずからが研究テーマを決めて、“正解のない課題”に取り組む中3の「研究発表・計画書展示」には、中学生全員の作品が展示されるとあって、多くの来場者が各教室に詰め掛けました。特に人気があったのは中2の「20年後の履歴書」で、友人の履歴書の前で盛り上がる生徒たちの姿が数多く見られました。

 各部の展示も充実しています。茶室「瑞想庵」では、茶道部がお茶会を開催。鉄道研究会ではNゲージの運転体験が楽しめます。競技数学同好会では入試をイメージした問題を用意し、問題を解いた来場者と答え合わせをしながら交流を深めていました。

 体育館や講堂でのイベントもめじろ押しです。体育館では、理科研究部によるプレゼンテーションやコーラス部の発表のほか、チアダンス部がパフォーマンスを披露。講堂で行われた書道部のパフォーマンスではドローンが大活躍し、生徒たちの筆さばきをいつもとは違う角度で見ることができました。クイズ研究部は、開成中と早稲田中を招いて、翌10日の試合への参加権をかけて、熱いバトルを繰り広げました。

 テーマである「栄華」に合わせて、花をモチーフとした華やかな装飾でも来場者を楽しませた栄東祭。中高6年間というかけがえのない時間を全力で楽しむ生徒たちの情熱が伝わってきた一日でした。

「なぜ英語を勉強するのか」「嫌な記憶を消すことができるとしたら」など、多彩なテーマで展開された「英語弁論大会」 純文学からライトノベルまで、さまざまなジャンルの書籍が紹介された「ビブリオバトル」。勝敗は観客が掲げるうちわの数で決まります 茶室「瑞想庵」で行われた茶道部のお茶会。幅広い層の来場者を前にしながらも、部員たちは落ち着いた所作でもてなしていました
翌10日のクイズ研究部招待試合への参加権をかけてバトルが展開されたクイズ大会。見事、栄東が参加権を獲得しました 鉄道研究会では、「鉄道模型コンテスト」の「学生が選ぶナンバーワン賞(2016年)」、「ベストクオリティ賞(2017年)」を受賞した模型を展示 入学してから間もない中1生が、先生やクラスメイトたちへの取材を重ねて制作した「栄東新聞」
三角定規を使う図形問題など多彩な問題のプリントを用意した競技数学同好会。なかなかの難問に保護者の方も苦戦していた様子です 全クラスが工夫を凝らして制作したクラスTシャツを一挙に展示。来場者による投票で栄えある1位が選ばれます 元気いっぱいのチアダンス部の発表。童話「シンデレラ」をテーマとしたストーリー仕立てのダンスなどを披露しました

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