受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「18年11月号」より転載/18年10月公開)

開成中学校・高等学校 第147回 開成祭 9月22日(土)・23日(日・祝)

全力のエネルギーとおもてなしの気持ちを存分に披露

開成祭の名物となっているアーチ。今年は桜をモチーフにしたデザインで、華やかな印象

 開成生の力を結集して、多岐にわたる企画を作り上げる「開成祭」。147回目となる今年は、9月22日・23日に開催されました。課外活動の集大成ともいえる開成祭の場で、自分たちは何をしたいのか、来場者にどう感じてもらいたいのか、考え抜いた末に、努力を重ねた成果を存分に披露します。

 編集部が訪問したのは、22日の朝10時。最寄りの西日暮里駅を出ると、元気な案内の声が聞こえ、早くも在校生の熱い思いが伝わってきます。正門のアーチをくぐると、おそろいの赤いTシャツを着た在校生が、一人ひとりにあいさつをしながらパンフレットを手渡してくれます。

 すでに構内は多くの来場者でにぎわっており、それぞれの参加団体(参団)の呼び込みのボルテージも上がります。来場者の投票で決まる「参団グランプリ」をめざして、70を超える参団が、多くの人に楽しんでもらおうとアピールしているのです。

 A、B、Cの三つの会場は渡り廊下でつながっていて、さらに各会場の入り口からも入れるので、意外にも移動はスムーズに感じます。最初に向かったのは、正門から最も離れたB会場(中学校舎)。小講堂では、開成管弦楽団のスケールの大きな演奏、続いてジャグリング部の見事な大道芸で観客を沸かせます。その後12時30分からは、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏の講演会が行われました。また、視聴覚室で行われた俳句部の「熱闘! 俳句甲子園」では、今年も多くの観客が俳句を堪能していました。

 B会場の2階には、中1のクラスによるアトラクションが並び、子どもたちに大人気。3・4階では、部活や有志による展示やゲームが、幅広い年齢の来場者の関心を集めています。

多くの来場者が作品を鑑賞した折り紙研究部。巨大なホホジロザメは部員全員で折りました

 さて、ここで休憩タイム。パンにカレーライス、おにぎりから、ワッフル、かき氷などのデザートまで、豊富な種類の食品を販売していますが、やはり人気なのは在校生が作る開成焼き(大判焼き)です。今年は新商品として開成チヂミも登場。この二つは、あらかじめ食券を購入してから、B会場1階の中庭で商品と引き換えます。

 高校特別授業棟のC会場は、毎年人気を誇る理科系の部活の展示エリアです。生物の展示や夏合宿の成果の発表を行う生物部、部員が製作したロボットの操縦やゲームができる物理部、大規模な化学実験を行う理化学部、化石のレプリカ作りを体験できる地質部など、至るところで部員の説明に聞き入る来場者の人だかりができていました。

「鉄研の車窓から 2018」では、鉄道模型の体験運転に男の子たちが熱狂

 高校普通教室棟のA会場は、バンド演奏や運動部の招待試合、クイズや手品などのパフォーマンスで盛り上がっています。教室では主に文化部の展示や体験が行われ、参加型の企画では廊下に順番待ちの行列ができています。A会場とB会場には混雑状況の掲示があり、随時更新されるので、これを参考にすれば、時間をより有効に使えるでしょう。

 とはいっても、この盛りだくさんの内容では、とても1日では足りません。何にでも全力で取り組む開成生のエネルギーと、来場者を楽しませるおもてなしの気持ちを感じながら、名残惜しく会場を後にしました。

さまざまな生物を展示した生物部。採集した変形菌を顕微鏡で観察するコーナーもあります 物理部の「ロボットアーム」。ボタンを操作して、飲み物をつかみます 物理部の「イライラ棒」。壁に触れないように針を動かしていきます
開成管弦楽団は、オーケストラで人気の名曲、チャイコフスキーの交響曲第5番を演奏 小講堂で行われた「大道芸、自由自在」。3人が移動しながらのジャグリングを披露 野球部有志の「弱くても勝てます 5th」。手作りの野球盤ではスコアボードなども精巧に再現
なんと開成生がもぐらに!! 中学1年1組の「開成生フルボッコだドンⅠ」 A会場の近くでは縁日も開催。らくがきせんべいのほか、ヨーヨーすくい、スーパーボールすくい、射的、輪投げが楽しめます
おなじみの開成焼きと新商品のチヂミは、練習を積んだ模擬店係の在校生が作ります

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