受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(18年11月公開)

フェリス女学院中学校・高等学校 フェリス祭 11月2日(金)・3日(土・祝)

多様な個性が集まった「フェリスらしさ」を表現

さわやかな晴天に恵まれた11月3日の文化の日。大勢の人たちが開場時刻の9時30分をめざしてやってきます

 11月2日と3日の2日間にわたって、フェリス女学院中学校・高等学校の文化祭「フェリス祭」が行われました。今年のテーマ「Ferrish」は、校名の「Ferris」と、英語の動詞や形容詞によくある語尾「-sh」を合わせた造語。「フレッシュ」「エネルギッシュ」「スタイリッシュ」といった、多様な個性が集まった「フェリスらしさ」でいっぱいの文化祭にしたいという思いが込められています。

 編集部が訪れたのは、文化の日でもある開催2日目の3日です。正門の受付でパンフレットを受け取り、タイムテーブルを確認すると、体育館ではバレーボール、バスケットボール、卓球、体操といった運動系クラブが日ごろの練習の成果を披露しています。毎朝の礼拝が行われるカイパー記念講堂では、管弦楽部、ハンドベル・クワイア、英語部、演劇部などの発表が行われるほか、教室内の特設会場「生徒ステージ」では、のど自慢やビブリオバトルなど大いに盛り上がる発表が繰り広げられています。そして、八つのバンドの演奏が一日中楽しめる「視聴覚部門」も見逃せません。

ミッションスクールならではの聖歌隊。厳かな聖歌から元気いっぱいのゴスペルまで、多彩な曲で来場者を魅了しました

 カイパー記念講堂へと向かうと、清楚な水色のガウンに身を包んだ聖歌隊の厳かな歌声が響いていました。今年は「コンテンポラリー」をテーマに、中2から高2までの総勢22名が、16世紀のア・カペラ様式の曲や、なじみのある「アメージング・グレイス」など全9曲を披露。なかでも今年初挑戦という、ドラムを交えてのジャズテイストたっぷりなメドレーでは、フェリス生のチャレンジ精神が感じられ、講堂を埋め尽くした聴衆から大きな拍手が送られました。

 講堂から地下1階にある体育館に移ると、バドミントン部が日ごろの練習の成果を披露しています。見事なスマッシュが決まるたびに、会場からは大きな声援が上がっていました。

はかま姿で競技かるたの模擬試合を披露した「明月会」。圧倒的なスピードで、札を取っていきます 廊下や教室の前を彩る見事な美術部の作品。その美しさに思わず足を止める来場者の姿が目立ちました 同窓会「白菊会」によるバザー&カフェでは、「フェリスベア」などのグッズも販売。「今日の記念に」と買い求める来場者も
投票で賞を決めるポスター展。多くの作品が立体的に作られ、なかには光るものまであり、その発想の豊かさに驚かされます フェリス女学院の歩みを展示したコーナー。多くの来場者が足を止め、じっくりとその歴史に触れていました フェリス生が語る同校の魅力のアンケート結果を廊下に展示。同校をめざす受験生にとっても貴重な情報です

在校生と交流できる参加・体験コーナーが大人気

化学部では、色鮮やかな化学反応の数々で部の魅力を披露。小学生たちが楽しそうに実験に参加していました

 各教室では、クラブ、同好会、有志団体などの力の入った催しがたくさん行われています。なかでも人気があったのは、理科系3クラブの実験や展示です。化学部では「元素班」「色彩班」「酸化還元班」「アルコール班」の4班に分かれて、この日に向けて行ってきた実験と考察の結果を発表。丸形フラスコを振って水溶液の色の変化を見てもらうなどの実験を交えながら、小学生でもわかるように、ていねいに説明してくれます。生物部ではカラスの羽を顕微鏡で観察する体験展示を実施。天文部では太陽系を取り巻く「オールトの雲」の天体模型などを展示し、どちらも大盛況でした。

 そのほか、手芸、生け花、ハンドベルなどの参加・体験コーナーも来場者の人気を集めています。アマチュア無線部では、はんだごてを使ったラジオの製作体験を実施。有志団体「ふぇあちょこ」では、フェアトレードについてのレポートを展示し、フェアトレード商品でもあるクッキーの販売も行っていました。また、フェリス生とさまざまなゲームが楽しめる「ハイカラ少女」では、子どもたちだけでなく大人も一緒になって、生徒との頭脳バトルを楽しんでいました。

 食堂部門が充実しているのも、フェリス祭の楽しみの一つです。おにぎり・サンドイッチ・ハンバーガーなど手軽に食べられるメニューがそろい、同じフロアに設けられた広い休憩スペースでゆったりと食事が楽しむことができます。その一方、抹茶と和菓子を用意した茶道部や、特製のかた焼きそばを提供する料理部は今年も人気で、長い行列ができていました。

 夏休み前から準備をして作り上げた個性あふれる発表や、華やかな展示・装飾の数々。そして、明るい笑顔と心のこもったおもてなしで来場者を迎えてくれたフェリス生たちの「個性と多様性」をしっかり感じることができました。

今年のフェリス祭のイメージキャラクターは「メリオンズ」と名づけられた3匹のウサギたち。至るところで出合えます アマチュア無線部では、フェリス生たちが小学生にはんだ付けの指導をしていました 毎年人気の茶道部による「萩風庵」。テーブルと和室の二つのスペースで、秋を感じる和菓子と抹茶でおもてなし

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