受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「19年2月号」より転載/19年1月公開)

立教女学院中学校・高等学校 クリスマス礼拝 12月15日(土)

クリスマスの意味を知り、感謝を捧げる

1932年に建てられた聖マーガレット礼拝堂は、杉並区の有形文化財に指定されているロマネスク様式の美しい建物です

 キリスト教に基づく全人教育を実践する立教女学院では、毎朝礼拝が行われるほか、イースター礼拝や昇天日礼拝など、特別な日に祈りを捧げます。なかでも、クリスマスのお祝いは毎年盛大に行われます。

 キリスト教の暦では、キリストの降誕を待ち望む約4週間を「アドベント(降臨節)」と呼び、クリスマスに向けて準備を進めます。米国聖公会の宣教師C.M.ウィリアムズによって1877年に創設されたプロテスタント系のミッション・スクールである同校でもこの伝統を守り、毎年11月下旬には中庭のヒマラヤスギに電飾を施し、校内にもクリスマスリースやクリブ(キリスト生誕を再現した人形)を飾り、聖なる日を迎えます。

 12月15日に行われた「クリスマス礼拝」は予約制で、受験希望の5・6年生とその保護者、さらに地域の方々が集い、共に祈りを捧げる毎年恒例の公開行事です。受験生にも人気があり、会場となった聖マーガレット礼拝堂には開始30分前から参列者が姿を見せ始め、あっという間に席が埋まりました。

この日は、250組500名の受験生と保護者が参列。集められた献金はSave the Childrenと国境なき医師団に奉献されます

 この日、礼拝の司式者を務めたのは、チャプレン(学校付きの牧師)の鈴木裕二先生と大森明彦先生。学院オルガニストのジェームス・ドーソン先生が奏楽を、高等学校聖歌隊が岩崎真実子先生の指揮に合わせ、奉唱を担当しました。そして、パイプオルガンの音が響くなか、アドベントリースに立てられたキャンドルに火がともされると、礼拝が始まりました。

 配布された『聖書日課・聖歌集』を手に、全員で聖歌69番「もろびとこぞりて」を合唱した後、中学生が交代で聖書のキリスト降誕にまつわる部分を読み上げていきます。第一日課「ルカによる福音書1章26~38」が読まれた後、司式者の「主をほめたたえ、主に感謝せよ」ということばに続き、「主は恵み深く、その慈しみは永遠に絶えることがない」と参列者が祈りを捧げます。

中庭のヒマラヤスギにはイルミネーションが施され、頂上には星が飾られます

 同様の流れで第二日課、第三日課、第四日課と進んだ後、校長の田部井善郎先生からクリスマス・メッセージが送られました。「イエス様の誕生から2000年以上たった今でも、なぜわたしたちは共に喜び、お祝いをするのでしょうか。イエス様は、わたしたちに代って重荷を負い、わたしたちがどんなにつらく寂しい場所にいようと、いつも寄り添い、慰め、励まし、生きる勇気や希望を与えてくださるお方です。神様がそのような大切なひとり子をこの世に遣わせてくださった日。それがクリスマスだからです」。このことからクリスマスの本来の意味を知った人も多いのではないでしょうか。この日のクリスマス礼拝はとても意義のあるものでした。

 礼拝の後、聖マリア礼拝堂前でハンドベルの演奏会が行われました。生徒たちが心を込めて1音ずつベルを振り、なじみのあるクリスマス・メドレーを奏でます。後半には中学校聖歌隊も加わり、「荒野の果てに」「きよしこの夜」を一緒に合唱。ハーモニーが構内に響きわたり、清らかな気持ちになることができました。

「立教女学院はいつも神様の愛にあふれている学校です。こうして皆さんと共にクリスマス礼拝を迎えられることをうれしく思います」と校長の田部井善郎先生 赤と白の式服をまとった聖歌隊。指揮に合わせてアンセム「夜空にきらめく」や「羊飼いのキャロル」を合唱し、参列者はその透き通った歌声に聞き入りました 全国のミッション・スクールとクリスマスカードのやりとりをして、クリスマスを祝福します

礼拝後、聖マリア礼拝堂前ではハンドベルの演奏会が催されました。後半は聖歌隊が加わり、来場者と一緒に合唱しました

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