受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「19年7月号」より転載/19年6月公開)

栄光学園中学高等学校 第72回 栄光祭 5月11日(土)・12日(日)

新たな可能性を求めて表現! 新校舎で3回目の文化祭

今年のスローガンである「HACK」と描かれた正門前の看板。フロンティアをイメージしたデザインです

 5月11日・12日の2日間にわたり、「栄光祭」が行われました。72回目を迎えた今年は、新国立競技場の設計にも携わった、卒業生の隈研吾氏が監修した新校舎で行う3回目の栄光祭です。そんな今回のスローガンは、「切り開く」という意味を持つ「HACK」。新たな可能性を求めたいという栄光生たちの思いが込められています。

 編集部が訪問したのは、初日の11日。校門で在校生からパンフレットを受け取り、構内に入ると、校舎はすぐ目の前です。1階がRC(補強されたコンクリート)造り、2階がナチュラルな木造という2階建ての校舎は、理科の特別教室がいくつもある北棟と、中高のクラスルームがある南棟が平行に並び、2階部分が2本の渡り廊下でつながれているのが特徴です。その下に広がる中校庭では、体操部ダブルダッチ班による体験会と高3生有志によるバンド演奏などが繰り広げられていました。

 大講堂では、「栄光ピアノの会」と「栄光フィルハーモニー」によるコンサートが行われており、午後には、有志によるアカペラや大道芸などのパフォーマンス、ブラスバンド部の演奏会などがあります。この「栄光ピアノ&フィルコンサート」で紹介された曲のなかには、難病と闘いながら500曲余りの楽曲を創作して高2で亡くなったという66期の栄光生が残した楽曲もあり、その演奏は聴衆の心に響きました。

空中回転やバック転など、毎年、難度の高い演技を披露してくれる体操部

 第一体育館では、毎年、体操部による演技が行われます。チームで床運動を行う団体演技のほか、跳馬・鞍馬・鉄棒などの個人演技も披露されます。観客は、バック転などの大技が決まるたび、大きな拍手を送り、歓声を上げていました。

 一方、西棟前の広場に設けられた屋外ステージでは、ブラスバンド部による「チンドン屋」というパフォーマンスや、体操部ダブルダッチ班によるダブルダッチの公演、「Mr.栄光」のコンテストなど、楽しい催しが盛りだくさん。編集部が訪れたときは、ちょうどダブルダッチ公演の最中でした。軽快なリズムの音楽に合わせ、部員たちは2本のロープを操って、見事な跳躍技を次々と披露します。その姿に、訪れた小学生たちもあこがれのまなざしを送っていました。

「生物部展」では、部員が採集した昆虫や植物の標本などを展示。別室では葉脈標本づくりの公開実験が行われました

 いくつもの理科教室がある北棟では、例年、物理研究部が「物理部展」と称し、複数の教室を使って展示や演示実験を実施します。同校の物理研究部は、「物理」「環境化学」「地学」「工学」「航空力学」「PC」「数学」の7班に分かれて活動しているのが特徴。1日9回上映される航空力学班によるプラネタリウムは今年も人気が高く、上映の70分前から整理券を配布していました。

 一方、中高のクラスルームがある南棟の各教室では、英語部によるディベート、部員と対局できる囲碁・将棋の部屋、巨大ピタゴラ装置実演と工作体験会、レゴの作品展示と自主制作映画上映など、部活動や有志による多彩な催しがありました。

 栄光生たちの才能が輝いていた栄光祭。来場者の方々も、同校の魅力を存分に知ることができたことでしょう。

栄光生が手作りした五つのゲームから一つを選び、栄光生と対決できる「VS栄光生」 車型のロボットなどを動かすプログラミングの体験会。小学生たちも真剣な表情でチャレンジしていました 縁日のヨーヨー釣りは小学生に大人気。ユーモアたっぷりのスタッフTシャツを着た栄光生が、お祭り気分を盛り上げます
北棟と南棟をつなぐ渡り廊下も、色とりどりのポスターで装飾。その下の中校庭では、高校生の有志がバンド演奏をしました 中校庭での体験会を行った体操部ダブルダッチ班。たくさんの小学生が参加しました 「栄光ピアノ&フィルコンサート」では、校長の望月伸一郎先生(右端)もチェロで参加しました
ゴミの分別もしっかり。分け方がわからない場合は、係の在校生が分別してくれます フィリピンからの交換留学生がフィリピン文化を教えてくれる教室も。来場者も一緒にバンブーダンスなどを楽しみました 鉄道研究会による「鉄道研究展」では、走る鉄道模型のほか、会員が撮影した写真なども展示しました
物理研究部の「物理部展」。工学班の体験コーナーでは、来場者が二足歩行ロボットを動かしました 物理研究部の数学班の教室では、部員が作成した数学の問題に小学生がチャレンジ

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