受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「19年8月号」より転載/19年7月公開)

麻布中学校・高等学校 第72回 文化祭 6月14日(金)~16日(日)

個性あふれる展示や企画に、麻布生のエネルギーが爆発!

校門からゲートへと続く通路には、インパクトのある立て看板がずらり

 例年、ゴールデンウィーク期間中に3日間にわたって開催される麻布中学校・高等学校の文化祭ですが、今年は6月中旬の開催となりました。編集部が訪れたのは、初日の14日。幸い天気に恵まれ、平日にもかかわらず、開場前から多くの来場者が校門前に入場待ちの列を成していました。校門を入ると、まず出迎えてくれるのは、色鮮やかな絵が描かれた立て看板の数々です。

 パンフレットを受け取り、入場ゲートをくぐって中庭へ進むと、オープニングセレモニーがにぎやかに行われていました。この中庭の特設ステージでは連日、バンド演奏やダンス、漫才、プロレスといった楽しいパフォーマンスが披露され、この日も恒例人気企画の「ミズ麻布・ミスター麻布コンテスト」などが実施されます。また、中庭には客席だけではなく、テントが張られた休憩用ベンチが置かれ、パンなどの売店もあるため、多くの来場者が飲食をしながらステージを楽しんでいました。

「ミズ麻布コンテスト」で盛り上がる中庭の特設ステージ

 中庭を囲むようにして建つ4階建ての教室棟では、クラブ活動や有志グループが主催する、趣向を凝らした企画や展示がめじろ押しです。特に理科系のクラブによる展示や演示実験はクオリティーが高く、化学部では「大実験ケミカルブラザーズ」と題する1回約30分の化学マジックショーを繰り返し上演。別室では、白衣を着て人工イクラやスライムを作る体験実験も行い、たくさんの小学生の人気を集めていました。また、物理部無線班は部員による力作のロボットやゲームを展示したほか、3Dプリンターでの製作実演も行いました。

 このほか、クラブ主催の企画では、将棋部・チェス部・オセロ部が各教室で毎年恒例の部員との対局を実施。鉄道研究部は、部員が1年間かけて製作したという大迫力の「東横線模型レイアウト」を披露したほか、電車運転の体験コーナーも人気を呼んでいました。さらに、管弦楽部の部員の演奏が楽しめる「名曲喫茶」も保護者を中心に常に満席です。

 このように、文化部は日ごろの活動成果を存分に披露してくれましたが、運動部も負けていません。山岳部によるボルダリング体験や、アーチェリー部による、的を射る体験など、体験型の企画が目立ちました。

 また、麻布の文化祭は有志グループによる企画も豊富で、毎年恒例の人気企画もあります。その代表が「油そば展」で、今年の初日も午前中に売り切れてしまいました。5年目を迎えた「ピタゴラスイッチ展」も、準備に半年かけたという力作ぞろいでした。

作品展示のほか、在校生が目の前で制作もしてくれる「バルーンアート展」

 こうした一般展示のほか、小規模展示が集合した「フロンティア展示」があることも麻布の文化祭の特徴です。この「フロンティア展示」は、三つの教室を33のブースに区切り、個人や数人のグループで思い思いの展示をするもの。たとえば、自作のプラモデルを展示する「プラモデル展」や、展示グループ員と勝負できる「腕相撲展」、物々交換でわらしべ長者をめざす「わらしべ展」などユニークな企画で来場者を楽しませていました。

 生徒たちの伸び伸びと挑戦している姿に、「自由闊達・自主自立」の校風を存分に感じることができた麻布の文化祭。ここで中高6年間を過ごしたいという思いを強めた受験生もたくさんいたのではないでしょうか。

目の前でテーブルマジックが見られる「マジック展」。トランプを広げる手さばきも鮮やかです 「生物部展」では甲虫類やカエルなど、部員が採って来た生き物の数々を展示。詳しい説明もあります コント仕立ての化学マジックショーやスライムなどの体験実験が人気を呼んだ化学部
物理部の「めざせロボットマスター展」では、電子工作体験や3Dプリンターでの製作実演も実施 麻布の文化祭では、囲碁・将棋だけでなく、チェスやオセロの対局もできます 本物の弓と矢を使い、部員の指導でアーチェリーに挑戦。的に当たると、みんなうれしそう
管弦楽部の部員による美しいアンサンブルを聞きながら、ゆったりくつろげる「名曲喫茶」 山岳部ではボルダリング体験のほか、テント設営体験なども行いました 切り貼り一切なしで複雑な形をつくった、「麻布展」の見事な折り紙作品
文芸・漫画研究部と写真部が合同で展示を行った「麻布ミュージアム」 巨大な模型レイアウトが圧巻の鉄道研究部の展示。さまざまな体験コーナーは小学生に人気です

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