受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「19年11月号」より転載/19年10月公開)

開成中学校・高等学校 第148回 開成祭 9月21日(土)・22日(日)

新たな伝統へ! 生まれ変わる開成の第一歩を刻む

入場者数を表示する看板は今年も健在。西門から左手に歩いていく通路には、校舎を描いた看板があります

 時代とともに伝統を積み重ね、今年で148回を数える開成祭。9月21日・22日の2日間で開催され、多くの来場者が足を運びました。新校舎の建築に伴って4月から工事が本格化し、不便な状況もありますが、新たな開成祭を創造しようとする在校生の意気込みが、さまざまな形で表現されていました。

 編集部が訪問した21日の10時ごろ、正門は工事中で利用できないため、西門から入ると、入場者数を表示する看板がお出迎え。赤いTシャツを着た会場係の在校生も、パンフレットを配りながら元気な声で迎えてくれます。

 西門から左に進み、高校の普通教室棟の脇を抜け、道路を渡ると、中学校舎であるB会場に入ります。小講堂に向かうと、開成管弦楽団の息の合った演奏が聞こえてきます。12時30分からは、小型ビジネスジェット機「HondaJet」を開発した藤野道格氏の講演会が行われました。同じB会場1階の中学視聴覚室では、クイズ研究部の「クイズ! VS先生」、俳句部の「熱闘!俳句甲子園 in 開成」などが行われ、会場に入りきらないほどの観客が詰め掛けていました。

在校生が見事な連係プレーで作る「開成焼き」。食券を買う券売機にも行列ができています

 B会場の2階には、中1のクラスによる参加型の企画が並びます。カジノや脱出ゲーム、クイズなどに、多くの子どもたちが熱中していました。3・4階には、クラブや有志による幅広いジャンルの企画が集まり、対戦型のゲームから少し落ち着いた雰囲気の展示まで、来場者が思い思いに楽しんでいます。

 おなかがすいたら、B会場の食品ゾーンへ。開成生が作る伝統の味「開成焼き」(大判焼き)と、リニューアルした「海鮮チーズチヂミ」は、券売機で食券を購入してから、中庭で商品と引き換えます。ほかにも1階入り口付近では、焼きそばやカレーライス、パンなどを販売。また、A会場2階の喫茶「令和」では、ワッフル、ホットサンド、タピオカミルクティーなど、おしゃれな食事やデザートをお供に落ち着いた時間を過ごせます。

物理部はロボットや電子ゲームなど、部員が作った作品を多数展示

 B会場から渡り廊下を通って向かったC会場では、理科系のクラブが展示や実験を行っています。なかでも生物部は、教室の前に長蛇の列ができるほどの人気ぶり。展示している動物や植物について、部員がわかりやすく解説してくれます。物理部の教室内にも大勢の人が集まり、迫力満点の物理実験や実際に遊べるゲームなどの体験で盛り上がりを見せていました。

 そして、最後にたどり着いたA会場。高校の有志や文化系のクラブの企画が集まっており、こちらも見どころが満載です。おなじみのクイズ研究部や鉄道研究部、K.A.M.C(手品)に加え、バンド演奏、圧倒的な在庫数を誇る古本市など、まだまだ来場者を飽きさせません。

 正門周辺のエリアには入れないため、スペースが限られているはずですが、ていねいな表示や案内の工夫もあり、大きな混乱もなくスムーズに見学できました。

 逆境も自分たちのパワーに変え、これまでの歴史を乗り越えて、新たな伝統に向かって歩み始めた開成生たち。来年はどんな姿を見せてくれるのか、さらに楽しみが増していきます。

三宅島での合宿や構内で採集した生物を展示した生物部には、あちこちに人だかりが 海城と立教池袋を招き、毎年8月に行われる俳句甲子園を再現した「熱闘!俳句甲子園 in 開成」 小講堂で行われた開成管弦楽団の演奏会。管・弦・打楽器が織りなすハーモニーは圧巻
開成の折り紙研究部のほか、筑波大学附属駒場、駒場東邦などが参加する日本中高生折り紙連盟が合同で作った「十二星座」 在校生が構内を案内してくれる「開成ツアー」。ふだんの学校生活の様子も知ることができます クイズ研究部の「クイズ! VS先生」。三択クイズを勝ち抜いた来場者が、開成の先生と対決
「ひぐらし坂46」は、乃木坂46と欅坂46のダンスを完全コピー!? 鉄道研究部の「鉄研の車窓から 2019」。毎年人気を集める模型の体験運転に、たくさんの子どもたちが並んでいます

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