受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「19年11月号」より転載/19年10月公開)

駒場東邦中学校・高等学校 第62回 文化祭 9月14日(土)・15日(日)

駒東生の情熱がほとばしる多彩な催しが満載

今年のテーマ「PASSION」から連想される、情熱の赤いバラをモチーフとしたアーチが来場者をお出迎え

 9月14日と15日の2日間にわたって、駒場東邦中学校・高等学校の文化祭が開催されました。62回目となる今年のテーマは「PASSION」です。「情熱」のほかに「熱血、激情、意気込み」などといった強い気持ちを表す意味を持つこのことばに、文化祭にかけるすべての駒東生の思いが込められています。パンフレットには、「この文化祭でしか味わうことのできない、誰にも負けないぼくらの真心とチームワークで、多くの来場者を笑顔にしたい」という文化祭実行委員長の熱いコメントが掲載されています。

 編集部が訪れたのは14日。開場時刻の9時になると、講堂ではクラシック音楽部、体育館ではブラスバンド部による公演が始まりました。そして、校庭ではサッカー部、テニスコートでは軟式テニス部の試合もスタート。構内中央の「プラザ」と呼ばれる中庭にはメインステージが設置され、中1有志による落語や合唱のほか、男前な駒東生を選ぶ「オトコマ予選」といった楽しい催しが次々と行われ、学内で購入できるお団子や飲み物を片手に、たくさんの観客が笑顔で楽しんでいました。

1mを超える大きな作品が目を引く折り紙同好会の展示。折り紙体験会も開かれ、多くの来場者が参加しました

 一方、中学棟・高校棟の各教室では、さまざまなクラブや有志団体が趣向を凝らした企画や展示で来場者を出迎えます。なかでも人気を集めていたのは、生物・地学・物理・化学・天文といった理科系クラブの展示です。人気の理由は、多彩な展示内容ばかりでなく、駒東生がていねいに解説してくれることにもあります。自分たちが採取・採集した鉱石や昆虫などについて、目を輝かせながら来場者に熱く語る駒東生たち。その姿にあこがれて、「入学したら、理科系クラブに入部したい」と願う受験生も多いそうです。

 鉄道研究部の模型運転体験と、中1生による「駒東リニアミュージアム」のリニアモーターカーのミニチュアは、鉄道好きには見逃せません。山岳部では今年もクライミングボード体験を実施。駒東生のサポートを受けながらいちばん上まで登るわが子の姿をスマホで撮影する保護者の姿も見られました。

書道研究会によるパフォーマンスなど、メインステージではさまざまな催しが繰り広げられました

 水泳部による「ウォーターボーイズ」は、今年で17年目を迎える恒例企画。今年も大変な人気で、会場となったプールは9時30分の初回から超満員です。部員たちの息の合ったパフォーマンスの見せ場が来るたびに、観客からは大きな歓声と拍手が送られました。

 娯楽系でも長寿企画があり、お化け屋敷「カルロス一家」は今年で45年目。教室の中から聞こえてくる絶叫で、入場待ちの来場者の緊張感はさらに高まります。

 受験生向けの企画としては、駒東生に直接受験相談ができる「駒東へのオリジン」があり、在校生が過去問を分析して作成した入試予想問題と解答を配布。入試本番に近い環境で問題を解くこともできます。奈良・京都研究旅行や鎌倉見学の調査結果、部活動の研究成果などを発表する「駒東アカデメイア」も、多くの来場者を集めていました。

 駒東生の「PASSION」が随所で感じられた今年の文化祭。同校を志望する受験生にとっては、刺激的な2日間となったことでしょう。

合宿で訪れた北海道の様子を展示発表した鉄道研究部。発車ベル操作のほか、コンピューターを使った運転体験なども人気がありました 生徒自身が学校生活や行事などを紹介する「駒東ってどんな学校?」。受験生とその保護者が熱心に展示に見入っていました 毎年大人気の水泳部によるウォーターボーイズ。見事なタワーが完成すると、部員たちの間からも拍手がわき起こりました
自作のクレーンゲームなど、さまざまな電子工作を披露した物理部。巨大なピタゴラ装置に注目が集まります 駒東生が過去問を分析して作成した入試予想問題にチャレンジできる「駒東へのオリジン」。在校生の生の声を聞く保護者の姿もありました 大盛況だった釣り研究会の「金魚すくい」。終了時刻が近づいても、順番待ちの長い列ができていました
昆虫や魚類など、さまざまな生き物を間近で見ることができた生物部の展示。なかでも部員たちが大切に育てた、人に慣れたハムスターとの触れ合いコーナーは大人気でした 山岳部の教室では、クライミングに挑戦することも可能。登山の際に必要となる荷物の重量が体験できるコーナーもありました 地学部の展示では、各コーナーを担当する駒東生たちが、ていねいかつ情熱的に石の魅力を来場者に伝えます

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