受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「19年12月号」より転載/19年11月公開)

桜蔭中学校 高等学校 桜蔭学園文化祭 9月28日(土)・29日(日)

「千紫万紅」の桜蔭生の個性が花開く2日間

今年のテーマ「千紫万紅」とキャッチフレーズ「THE BLOOM OF YOUTH」をイメージした、華やかなアーチが来場者をお出迎え

 9月28日・29日の2日間にわたり、桜蔭中学校・高等学校の文化祭が開催されました。今年のテーマ「千紫万紅」は、色とりどりの花が咲き乱れるように、生徒一人ひとりの個性や能力が輝くことをイメージしています。そして、キャッチフレーズの「THE BLOOM OF YOUTH」には、桜蔭生の努力が花開くまでの情熱に満ちた青春の日々が表現されています。

 編集部が訪れたのは初日の28日。東館の入り口には、毎年大人気の料理部や有志による模擬店の開店を待つ列ができています。東館に入ってすぐの1階の教室では、中1生が夏の宿泊行事「浅間山荘合宿」に関する調べ学習の展示発表「中1浅間」が行われていました。地理・自然・歴史・生活・観光・文学の六つをテーマに研究の成果がまとめられ、ダンボールで作られた浅間山の模型や、生徒が舌鼓を打ったであろう「峠の釜めし」を再現した粘土細工なども展示されていました。

中1の夏休みに行われる浅間山荘合宿での体験をまとめた「中1浅間」。模型だけでなく、ポスターセッションも見応えがありました(左)。現地で食べた「峠の釜めし」を再現した粘土細工とともに、どの具材がおいしかったかのアンケート結果も発表。32%の生徒が「ごはん」と答えたそうです(右)

 東館2階の「サイエンスストリート」も見逃せません。ここは、物理部・化学部・生物部・天文気象部・数学部といった理数系クラブの教室が集まる、毎年人気のフロア。各教室では、白衣に身を包んだ部員たちが、さまざまな実験を披露しながら、展示内容をていねいに解説してくれます。また、今年は中学有志による「3年Q組クイ研先生」も登場。自然科学から雑学まで幅広い分野のクイズが出題され、小学生と保護者の方たちが難問にチャレンジしていました。

毎年、力作ぞろいの手芸部の展示。今年は韓国のテキスタイル文化の総称でもある「ポジャギ」をテーマに、多彩なハンドクラフトが並びました

 一方、華やかに飾り付けられた正門のアーチをくぐった先の西館2階の中庭では、高校生徒会による「縁日」が開催され、小学生たちがボール投げや風船ヨーヨー釣りなどを楽しんでいました。この西館には、文学部文芸研究班・社会科部・ボランティア部・放送部・写真部・手芸部・新聞部・英会話部の展示教室が並ぶ「文化横丁」があります。中学生徒会による飲食可能な休憩所「Sakurart」では、中学生708人を対象に行ったアンケート調査の集計結果も展示。「授業でおもしろかった瞬間」や「桜蔭生を漢字で表すと」など、ひと味違った質問を通じて、同校の魅力を知ることができました。

 一方、講堂ではダンス部・管弦楽部・合唱部・英語劇部・演劇部・放送部の公演が行われています。12時10分までは全席指定のため、見学するには事前に配布されるチケットが必要です。今回、編集部が見学した英語劇部では、アメリカの大人気ミュージカル映画「ハイスクール・ミュージカル」を上演。はつらつとした演技とダンス、そして歌声を披露した生徒たちに、会場から大きな拍手が送られました。

 このほか、本館では茶道部のお茶会や社会科部のディベートが行われました。なかでも社会科部のディベートは、「中学・高校で制服を廃止すべきである。是か非か」というテーマで議論を展開。また、今年は初代校長・後閑キクノ(1866~1931年)が宮中参賀の際に着用した袿袴をはじめ、学園の沿革や校舎の変遷などに触れられる「95周年記念展示」も行われました。なかでも、制服制定当時の大正ロマン漂う制服は多くの人から注目を集めていました。

 色鮮やかな花園を思い起こさせるような、華やかな催しで来場者を楽しませてくれた桜蔭生たち。来場者も、在校生の情熱が込められた展示や発表を満喫したことでしょう。

植物班・水生班・人体班・微生物班の4班に分かれて活動している生物部。ゾウリムシなどを顕微鏡で観察できるコーナーもありました 大勢の来場者の前で行われた社会科部のディベート。「中高生の制服」という身近なテーマについて、熱い論戦が繰り広げられました 数学部では、小学生問題・中高生問題・チャレンジ問題の3種を配布。子どもたちと一緒に、難問に頭を悩ませる保護者の姿も多く見られました
おそろいの法被(はっぴ)を着た高校生徒会のメンバーが来場者をもてなす縁日。桜蔭生がデザインしたオリジナルロゴ入り風船ヨーヨー釣りなどが楽しめました さまざまな実験を披露した化学部。その美しさで毎年高い人気を集めている「虹色の試験管」は、来場した小学生も実際に試すことができます 物理部では、電子工作・ロボット・からくり・パソコンの4班の作品を展示。なかでも、いろいろな動きをするロボットは小学生たちの人気を集めていました
東館2階の「サイエンスストリート」。今年は「空」をテーマに、理数系クラブが展示を行いました。いくつもの実験に参加する子どもたちの姿が目立ちました 英語劇部のメンバーが、人気映画を舞台で再現。工夫を凝らした演出と明るく元気なダンスで、来場者を魅了していました

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