スクール情報
(19年11月公開)
フェリス女学院中学校・高等学校 フェリス祭 ▶11月2日(土)・4日(月・振休)
満天の無数の星のようにフェリス生が輝く2日間
晴天に恵まれたフェリス祭1日目。正門を入ってすぐの受付では、在校生が笑顔で来場者を迎えてくれます
11月2日・4日の2日間にわたって、フェリス女学院中学校・高等学校の文化祭「フェリス祭」が行われました。今年のテーマは「星河一天」です。「たくさんの星が輝いて一つの天をつくり上げているように、わたしたちも一人ひとり輝いて一つのすばらしいフェリス祭を作り上げよう」という思いを込めて、このことばを選びました。
編集部が訪れたのは、開催初日の2日。受付でパンフレットを受け取り、最初に向かったのは体育館です。ここでは、終日、運動系クラブの練習試合や演技発表会が行われます。編集部は、バレーボール部の練習試合を観戦。逆転に次ぐ逆転の白熱した試合に、観客席からは得点が決まるたびに歓声と拍手が送られました。
続いて、管弦楽部の演奏会が開かれるカイパー記念講堂へ。開場前から入場待ちの長い列ができており、1200名を収容できる講堂内は、立ち見が出るほどの盛況ぶりです。この日は歌劇『カルメン』の楽曲を中心に全9曲を披露。95名の部員がさまざまな楽器で織りなす、美しく激しく、そして壮大な演奏は圧巻でした。
そのほか、生徒ステージ部門では有志団体によるダンスやのど自慢大会などが、視聴覚部門では11組の有志バンドによるライブが行われています。どちらも、会場となっている教室の外まで熱気が伝わってくるほどの盛り上がりを見せていました。
生徒ステージでの「のど自慢大会」に登場した2人組。観客の手拍子に乗って、軽快に歌い上げます
一方で、各教室からも元気な呼び込みの声が聞こえてきました。入ってみると、それぞれのクラブ・同好会の活動に関する展示に加え、さまざまな体験コーナーが用意されていました。ハンドベル・クワイアでは、部員からハンドベルの奏法を教わり、実際に曲を演奏することができます。YWCA(Young Women’s Christian Association)では、点字を使った名刺作り、クイズ研究会では小学生を対象とした早押しクイズ大会を実施。写真部の部員にポラロイド撮影をしてもらえるコーナーや、アマチュア無線部のはんだ付け体験も人気です。ほかでは珍しいクラブも多く、在校生と交流しながら楽しく体験ができるとあって、どこも大盛況でした。
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豪華で個性的な装飾も見どころの一つ
各教室の前の趣向を凝らした看板が、廊下を華やかに彩ります。美術部の看板は、ちぎり絵で陰影まで細かく表現されていました
校内に施された豪華な装飾の数々もフェリス祭の魅力です。各教室の前に掲げられた天井まで届くほどの巨大な看板はどれも個性的で、立ち止まってじっくりと眺める来場者の姿も。教室内にもステンドグラス風の飾り付けや見事な黒板アートなど、催しのコンセプトに合わせた華やかな内装が施されていました。
また、廊下の各所には、在校生による同校での生活に関するアンケートの結果が貼り出されており、移動中の来場者を楽しませてくれます。文字やグラフの一つひとつがカラフルでデザイン性に富んでおり、それを探すために校内を探索していた来場者もいたようです。
2号館1階の資料室コーナーでは同校の歩みが紹介され、著名な卒業生から寄せられたメッセージを読むことができます。その横でひときわにぎわっていたのが、フェリス祭に出展しているクラブ・同好会・有志団体のポスターが並ぶ「大ポスター展」です。立体的なもの、動くもの、光るものなど、目を引くデザインと驚きのアイデアが満載。来場者の投票によって「インパクト賞」「アイデア賞」「ハイクオリティー賞」が決まるのですが、「どれに投票しようか」と悩む声があちこちから聞こえるほど、完成度の高いものばかりでした。
細部までていねいで美しく、在校生のエネルギーがあふれるフェリス祭。在校生も来場者もきらきらの笑顔でいっぱいの、まさに「星河一天」の文化祭でした。
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