受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「20年1月号」より転載/19年12月公開)

筑波大学附属駒場中・高等学校 第68回 文化祭 11月2日(土)・3日(日・祝)・4日(月・振休)

筑駒生の個性と情熱で令和初の文化祭を大成功に導く

今年のテーマは「暁」。新時代の幕開けとなる令和最初の文化祭にかける期待が込められています

 筑駒の文化祭は実行委員会の高2生を中心に運営され、中1から高2まではクラスごとに展示や演劇、パフォーマンスなどを行います。大学入試を控えた高3生は食品・縁日・ステージ・コント・演劇・喫茶の六つで構成される「特別班」に所属し、それぞれに趣向を凝らした「デコ」と呼ばれる出し物で盛り上げます。68回目を迎えた今年の文化祭では、実行委員会が運営するSNSに「#令和最初の筑駒文化祭」というハッシュタグをつけて、タイムリーに情報を発信。3日間の祭典にかける筑駒生の情熱とともに、各団体の企画の詳細や校内の様子を効果的に伝えました。

 編集部が訪れたのは、開催初日の2日です。最初に訪れた「パフォーマンスストリート」と呼ばれる屋外スペースでは、創設25周年を迎えたジャグリング同好会「筑駒Jugglers」が軽快な音楽に合わせて見事な技を披露していました。難度の高い技を次々と決める部員たちに、観客は盛大な拍手を送ります。

 構内に進むと、縁日班による「お祭り広場」が来場者をにぎやかに出迎えます。勝ち抜くと賞品がもらえる「じゃんけんマン」との勝負や、音・光を用いた本格的な大型ゲームに、子どもたちは目を輝かせながら参加していました。

立ち見エリアも満席となった高3コント班の公演では、プロ顔負けの話術に子どもも大人も大爆笑

 中1と中2は、クラスごとにテーマを設けて研究・発表します。中1-Aは「磁石の城ラピュタ~出会いと別れ~」と題し、人気アニメに登場する空に浮かぶ島を模したオブジェを磁石の反発力で再現。中2-Aは磁力で浮かんで動くリニアモーターカーの模型を展示していました。いずれも、同校の教育レベルの高さを垣間見ることができました。

 また、中1-Bは「筑駒密着24時」と題し、筑駒生の本音が詰まったアンケート結果や、ゲーム感覚で筑駒を知ることのできるクイズやすごろく、リアルな大型の校舎模型などを展示。アンケートには、「好きな科目」をはじめ、サピックスが断然トップだった「中学受験のときに通っていた塾」など、受験生や保護者の方にとって興味深い項目もありました。

 Red館では、各クラブが日ごろの活動の成果を展示・発表しています。科学部は各テーブルでさまざまな実験を並行して行い、小学生に理科の楽しさを体感させていました。また、数学科学研究部では、中1生が作成した「2020年度入試予想問題」や懸賞問題を配布。真剣に問題に挑む来場者の表情が印象的でした。

(左)鉄道研究部で配布された合格祈願の切符。受験生にとって最高のお守りになりそうです(右)中高鉄道研究部では、毎年恒例の鉄道模型運転体験に多くの男子小学生が並びました

 次に向かったコント班のライブ会場は、文化祭の目玉企画とあって、立ち見席までびっしりと埋まるほどの盛況ぶりです。漫才やコントなど、高3生による掛け合いはプロ顔負けの軽妙さで、満員の会場を大いに沸かせました。

 今年の文化祭のテーマに掲げられた「暁」ということばのとおり、来場者を楽しませようと奔走する筑駒生たちの熱い思いがまぶしく輝き、大勢の来場者の心を明るく照らしていました。

高3食品班による屋台が並ぶ中庭。アレルギー情報も表示されているので、安心して食事が楽しめます 中高音楽部は中学生16名、高校生12名の新体制で6曲を演奏。美しいハーモニーと軽妙な楽曲紹介で聴衆を楽しませていました 生物部は日ごろの活動で採集した生物や研究成果をまとめたポスターを展示。「蚊を気絶させることはできる?」「水田における栽培密度と収穫量」といったテーマでの発表も行いました
リアルな校舎模型は中1-Bの力作です。筑駒生の本音が詰まったアンケートの集計結果やクイズ、すごろくなど、見どころがいっぱいです 囲碁部「駒場棋院」は、全国大会出場を果たした強者と対局できる人気スポットです 折り紙研究会は、ドラゴンや1メートル超の恐竜など、精巧さと迫力を併せ持つ作品を展示
中1-Cは大型からくり装置を展示。歯車でビー玉を運ぶ仕組みと製作の経緯をポスターにわかりやすくまとめました 「筑駒Jugglers」のダイナミックな演技。技が決まるたびに観客から歓声が上がります 中高科学部は「LOVEratory(ラブラトリー)」をテーマに、炎・金属・水を華麗に操りながら実験ショーを披露しました
寄せ木細工のような繊細な模様をデザインした正門の前では、黄色のパーカーに身を包んだ実行委員が案内・誘導役として活躍しています 中1-Aの展示の目玉は、磁力で浮くオブジェです。小学生たちが興味深そうに見入っていました

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