受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「20年1月号」より転載/19年12月公開)

豊島岡女子学園中学校・高等学校 桃李祭 11月2日(土)・3日(日・祝)

「来場者に幸せを届けよう」 
豊島岡生のパワーを感じる2日間

今年の装飾テーマは「Colorful」。フロアごとに色分けをして、校舎全体が虹色で演出されていました

 毎年11月に開催される豊島岡女子学園の文化祭「桃李祭」。今年は2日と3日の両日に行われました。テーマは「No Rain, No Rainbow」。ハワイのことわざで、「つらいことの後にはきっと良いことがある」という意味から、「雨の降らないところに虹は出ないように、豊島岡生のがんばりがあってこそ、来場者を幸せにできる」との思いが込められています。

 編集部が訪れたのは2日の土曜日。正面玄関を入り、廊下を進んでいくと、最初に目に入ってきたのが1階の被服室のにぎわいです。ここでは「集中力を養う心の鍛錬」として、毎日、授業前に行われている「運針」と、制服のネクタイ結びの体験ができます。在校生の手ほどきの下、豊島岡生になった気分を味わえるとあって、毎年、受験生に人気のコーナーです。被服室では、2日に各クラスの代表が5分間でどれだけ長く美しく縫えるかを競い合う「運針競技会」、3日に先生方も参加して、3人1組でタイムを競う「運針リレー」も行われます。

豊島岡生の象徴ともいえる運針とネクタイ結びの体験。在校生が優しく教えてくれます

 また講堂では、8時30分から、音楽系やダンス系のクラブの発表が行われています。約800名を収容できますが、全国大会で活躍するコーラス部やダンス部などは、1時間前から座席指定券が配布されるほど盛況です。とはいえ、多くの部が、別の日程で6階の体育館や7階の合奏室でも発表を行うので、どちらの日に訪れても、注目のクラブの熱演を見ることができます。

 文化系・運動系合わせて約50の部がある同校では、展示や発表のほか、来場者参加型の催しもめじろ押しです。なかでも理数系のクラブは大人気。化学部では割れないシャボン玉とスライム作り、生物部では草木染め体験と解剖の実演に行列ができていました。数学部では、紙で工作した多面体をもとに問題に挑戦。毎年、来場者に配っているオリジナルの中学入試予想問題も好評です。

 天文部も負けてはいません。「宇宙飛行士の試験」をテーマに、来場者に鏡文字や暗記テストに挑戦してもらいながら、宇宙飛行士に求められる能力や素質をわかりやすく伝えていました。

手作り小物が並ぶバザーには、100円以下のお買い得品も。売り上げは心身障害児施設や国境なき医師団に寄付されます

 おとぎ話の登場人物に判決を下す模擬裁判を開催する政経部、坊主めくりや散らし取りに挑戦できる百人一首部など、ユニークな企画がある一方で、「ハリー・ポッター」の世界を生け花で表現する花道部、「Rainbow」をテーマに作品展を開く写真部など、力作・自信作の展示もあり、各クラブのこだわりが感じられます。名前や好きなことばを毛筆で書いたしおりをもらえる書道部をはじめ、受験生のお守りになりそうなお土産を用意してくれるクラブが多いのも、桃李祭の特徴です。

 そのほか、図書委員会のビブリオバトル(書評合戦)や読み聞かせ、生徒による手作り品などを販売するバザー部門など、豊島岡生の才能と多様性を実感できる企画が盛りだくさんの桃李祭。すべての来場者に幸せな気分で楽しんでもらおうと、生徒たちがそれぞれの個性を生かして熱心に取り組んだ成果が実り、2日間の来場者が1万4500人を超える大盛況のうちに幕を閉じました。

マンドリンや琴、弦楽合奏の部員が指導する「楽器体験」。あこがれの豊島岡生に教えてもらえて、小学生もうれしそうです 英語劇部は「美女と野獣」を熱演。ディズニー映画の世界観を見事に再現していました 座席指定券が配布される、人気の吹奏楽部の公演。誰もが知っている名曲で、今年のテーマ「冒険の旅」を演出
在校生手作りのお土産にも、それぞれ工夫が凝らされています。受験生には何よりの宝物になることでしょう テニスコート全面を使って、ボール運びやストラックアウトなどのゲームを催したテニス部 天文部による宇宙飛行士試験の体験。鏡文字やホワイトジクソーパズルなど、部員考案の4種類のゲームに挑戦します
花道部の今年のテーマは「ハリー・ポッター」。四つの寮をイメージした作品が並びます 学校紹介部門の「豊島岡ツアー」では、在校生が約40分で校内を案内します

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