受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「20年2月号」より転載/20年1月公開)

東洋英和女学院中学部・高等部 第33回 クリスマス音楽会 12月14日(土)

講堂に響き渡る
クリスマスを祝う美しいハーモニー

大迫力の混声合唱。学校行事に熱心に参加する保護者の方が多いのも、東洋英和の特徴です

 創立以来、「敬神奉仕」の精神の下、キリスト教に基づく女子教育を行ってきた東洋英和女学院。そんな同校にとって、クリスマス音楽会はキリストの誕生を祝う大切な行事です。今回で33回目となるクリスマス音楽会に招待されたのは、学校説明会でアンケートに答えた方たち。会場となった新マーガレット・クレイグ記念講堂は、入学希望者とその保護者の方でいっぱいになりました。

 会場に入ると、元気な声で来場者を出迎える生徒や、スポットライトの最終確認をする生徒、クッキーを販売する生徒の姿が目に入りました。聞くと、案内や設営に至るまで、音楽会の運営に関することは、すべて生徒が中心となって行うそうです。

 初めに、中学部長の石澤友康先生が登壇。「本校は音楽教育に力を入れていることもあり、音楽が大好きな生徒が多いのが特徴です。この会を通して、キリスト誕生の喜びや、演奏をする喜びを、皆さまと分かち合いたいと思います」ということばで、音楽会の幕が上がりました。

キリストの誕生を知らせる「ベツレヘムの星」が、頭上で出演者を見守ります

 最初のプログラムは、中3の生徒によるパイプオルガンの演奏です。演奏する生徒は、パイプオルガンを始めてまだ2か月とのことでしたが、3段ある鍵盤や、「ストップ」と呼ばれる調節レバーを巧みに操りながら、美しい音色を響かせました。堂々とした演奏に、来場者は大きな拍手を送りました。

 次は、ハンドベル部の高校生グループによる「O Holy Night!」の演奏です。生徒たちは、音程の異なるいくつものハンドベルを、息を合わせて鳴らしました。続けて合唱部が、クリスマスにぴったりの「ウィンター・ワンダーランド」を歌い上げます。とても楽しそうに歌う姿に、聴衆からも思わず笑みがこぼれます。2曲目の「Donkey Carol」では、課外器楽科の講師も参加。フルート、ヴァイオリン、チェロ、グロッケンの伴奏に合わせて、見事なハーモニーを会場に響かせました。

大講堂に設置されたパイプオルガン。鍵盤の横に付いたレバーを動かすことで、音色や音の高さを変えられます

 続いて、課外器楽科の生徒によるオーケストラの演奏です。舞台をセッティングする間、司会を務めた生徒2人が、東洋英和での学校生活の様子や、好きな行事について語ってくれました。学校の雰囲気がよく伝わってきただけに、東洋英和を志望する親子にとって、とても参考になったことでしょう。

 舞台が整うと、さまざまな楽器を手にしたオーケストラの団員が登場しました。演奏する曲は、チャイコフスキー作曲のバレエ組曲「くるみ割り人形」より「トレパック」です。テンポの速い難しい曲ですが、最後まで一生懸命に演奏し、会場を大いに盛り上げました。

 そして、フィナーレを飾ったのは、高1の音楽選択者96名と父親有志51名による、大編成の混声合唱です。歌う曲は、「久しく待ちにし」と「あめにはさかえ」。お父さんたちの低い声が加わることで、重厚なハーモニーが生まれます。荘厳な雰囲気に、聴衆も聴き入っていました。

 最後に、来場者全員で「きよしこのよる」を合唱し、音楽会は終了しました。「クリスマス音楽会への参加をきっかけに、親子で東洋英和を志望するようになりました」と語ったのは、混声合唱出演者のお父さん。そのことばにも納得するような、東洋英和らしさの詰まった、厳粛で気品のある音楽会でした。

同校には「課外教室」があり、「器楽科」ではそれぞれの楽器の専門の先生がていねいに指導してくれます。その中級者以上の生徒で編成されたオーケストラ 今年度の東京都合唱コンクールの中学部門で、金賞を受賞した合唱部 ハンドベル部の高校生グループによる息の合った演奏。澄んだ音色が響きます

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